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2024.05.16

5月5日(日)地上波放送 鈴興株式会社 代表取締役 鈴木博彦

鈴興株式会社 代表取締役 鈴木博彦

浜松市立の中学校を卒業後、15歳でプロサッカー選手を目指し、
単身で南米ブラジルへ。
プロのユースチームでプロ契約を目指す最中、
右目に網膜剥離を発症、視力を失った。
その後、19歳の時に家業の鈴興株式会社に入社、
現在は、代表取締役を務めている。


竹内:プロフィールにもありましたけれども、鈴木さんは網膜剥離を発症して視力を失ってしまい、今、眼帯をつけて生活されていますよね。

鈴木:はい。USJに行くと、子どもに見られて、「それどこにあるん?」って言われます。コスプレしてないのに。

竹内:子どもが欲しがってるんですもんね。可愛い。私、最近、浜松駅で鈴木さんが写っている大きな看板を見るんです。最近ですよね?

鈴木:最近ですね。

竹内:最近気がついて、以前、このpodcastの番組に出ていただいた方が、こんな大きな看板になって、浜松駅にあるっていうのは驚きました。

鈴木:T-timesさんが登竜門じゃないですけれども、色々な運を呼び寄せてくれて。皆さん、出るといいんですよ、もっと。

竹内:その後調子がいいということもあるんですか?あの時コロナ禍だったんですよね。

鈴木:ええ、コロナ禍だったので、マスクもしていましたし。ただ、本当にこういうことがきっかけで色々な話をいただけるようになりまして。

竹内:なんか嬉しいですね。全く私たちの力ではないんですけれども、すごくご活躍嬉しいです。改めてお仕事の内容を教えていただけますか?

鈴木:弊社の業種としましては卸売業になります。大きく分けて2つの事業を行っております。1つ目が、自動車用のアルミホイールの卸販売です。静岡県中西部で製造されたアルミホイールを弊社の倉庫で入荷、ストックをしたのち、全国の代理店、販売店さんに向けて出荷の供給を行っております。

竹内:ええ。

鈴木:2つ目が、工場関係に対して工業系製品の供給、販売ですね。具体的には、まずエネルギーの供給、LNG、LPガスなどと、都市ガスも一部の地域で請け負っております。

竹内:なるほど。

鈴木:あと、燃料、油脂材、工業資材、工業薬品、金属、あとは電化製品になりますね。電化製品は、2007年から環境問題の方も考慮いたしまして、主にLEDの販売をさせてもらっております。工場の高天井の照明ですとか、事務所の蛍光灯ですとか、あとは本屋さん、ほかにも病院などの公共施設にも設置させていただいております。大きく分けまして、この2つが弊社の事業となります。

竹内:浜松市に先ほどの看板を設置したのって、何か理由があるんですか?

鈴木:宣伝です。

竹内:浜松市って製造業が盛んだから、お客さんも多い地域なんですか?

鈴木:そうですね。工場関係のお客さんもたくさんいるんですけれども、うちみたいな商社は、間に入って、仕入れ様から仕入れて、自分たちがお客さんに売るわけですけど、54年間会社としてやってきているのに、どうしても隠れちゃってた部分があったので、全面的に出していこうよっていうことで、色々と広告で宣伝をさせてもらってるのが1番の理由ですかね。

竹内:前回も話していただいたことになってしまうですけれども、元々プロサッカー選手を目指していらっしゃって、なぜ今のお仕事に変わったんですか?

鈴木:父親からの誘いですね。大きく言えば事業継承というか。祖父の代からずっと続いている会社であったものですから、事業継承っていうのが理由にはなりますね。

竹内:プロサッカー選手を目指す上での挫折っていうのがあったんですよね。どんなことだったか改めて教えていただけますか?

鈴木:最初は若い時はショックではありましたけど、今は本当に、ああいう国に行かせてもらえて、感謝ですね。スマホもないですしね、当然家族もいるわけじゃないですし。

竹内:15歳で、自分から志願して南米ブラジルに行かれていたんですよね。

鈴木:そうですね。決して日本のようには良くなく、貧しいところに行けたっていう経験をさせてもらえたっていうことは、感謝しかありませんよね。

竹内:その中で、よく新しい道に行こうっていう風に立ち直れたなっていう、そのお話が本当に印象に残って、たまに思い出すんです。何が自分を奮い立たせてくれたって思いますか?

鈴木:やっぱり時間ですかね。ずっと考える時間であったり、忘れながらも思い出しつつっていうことの繰り返しの時間が必要だったっていうのはあるのかもしれないですし。

竹内:今の自分に、経験としてプラスに働いてることってありますか?

鈴木:全部じゃないですかね。結果を今ここでお話をさせてもらってるっていうことが、まず1つ良かったなと思いますし。明日どうなるかわかんないですけどね、今のところは、まずは良かったなっていう。こういうことをお話させてもらえるような機会もいただけてっていうところだと思うんですけれども。

竹内:鈴木さんがお仕事で最もこだわっていることはなんですか?

鈴木:弊社の理念としまして、「客信社事」という理念を掲げています。それぞれの4文字の頭文字を取って表現しています。最初の「客」はお客様であったり、仕入れ様ですね。そのような皆様に信用、信頼され、それが社会貢献と値した時に初めて「事」ですね、お仕事をいただけるという意味です。

竹内:なるほど。

鈴木:皆様の間に入る商社として心がけている理念でありますね。それに加えて、行動指針になるんですけど「みんなで輪を作る」というものがありまして。俗に言う「心を整える」じゃないですけれども、対人関係ももちろんそうですし。お客様、仕入れ様とも丸い輪を作るような関係性を作れればいいという考えのもとに、みんなで輪を作るという行動指針を掲げています。

竹内:では最後に、ここからの夢、目標を教えてください。

鈴木:会社を継続、維持していくということはですね、これからも続けていかないといけないと思っておりますので、会社も4月から55期に入りましたので、これから60期、65期と今後も目指していけるように、みんなで輪を作るというのを大事にしながら取り組んでいこうかなと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。

竹内:私も浜松駅で鈴木さんのお顔を見ながら、お仕事を頑張っていきたいなと思います。ありがとうございました。

鈴木:ありがとうございました。

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