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2023.04.06

3月30日(木)配信 株式会社アイソル 代表取締役 田中雅史

株式会社アイソル 代表取締役 田中雅史

「前々職から医療関連に特化した会社で、
医療機関向けの営業職をおよそ15年間経験しました。
その後、医療系ITベンチャーを経て、
2001年に現在の「株式会社アイソル」を設立しました。


竹内:会社は、本社が大阪にあり、支店が東京と福岡にもあるのですが、東京にも出張することがあるんですか?

田中:はい、東京には月に2回程度様々なことをしに行っています。現在、大阪・東京・福岡エリアを中心で営業展開をしていますが、製品が増えたこともあり、沖縄から北海道まで営業を行っています。これができるようになったのは、オンラインミーティングツールであるZOOMやMicrosoft Teamsが広がり、学会などでもオンラインで面談が多くなったことが大きいです。

竹内:オンラインでのビジネスがやりやすくなったということですね。会社の展開が広範囲になってきたんですね。

田中:はい、対面でなくても商談や提案ができるようになりました。

竹内:改めて、会社の事業内容を教えていただけますか?

田中:当社は医療ITに関する全般的な製品を取り扱っています。特にクリニック向けに、開業医に必要な製品を自社で開発・販売し、保守メンテナンスも一貫して行っています。

竹内:つまり、医療向けの電子システムということですね。

田中:はい、電子カルテという製品がメインになります。

竹内:確かに最近お医者さんはみんなパソコンに打ち込んでますもんね。

田中:そうですね。若い先生なんかは、カルテ自体は完全に電子化されるというのが当たり前の時代ですね。

竹内:電子カルテ以外にはどんな商品を提供されているんですか?

田中:最近は、開業医の先生方が患者の囲い込みやマーケティングが重要になってきています。患者さんを集めるために、便利で通いやすいクリニックを目指すようになっています。そこで当社は、省力化や患者さんが通いやすいITシステムの開発を行っています。

竹内:はい。

田中:私たちは、そういった面のコンサルティングをしながら、スタッフ側の省力化や患者さん側の便利な通院を実現するために、ITの開発やシステム開発を行っています。

竹内:仕事へのこだわりや企業理念について教えていただけますか?

田中:私たちは医療従事者ではありませんが、医療のITを通じて社会貢献したいと考えています。ドクターは医療のプロですが、私たちは医療ITのプロとして存在し続けたいと思っています。

竹内:なるほど。

田中:最近では、AIやブロックチェーンなど、新しい技術が次々に出てきています。20代の方たちは、スマホを当たり前に使いこなす時代に生きていると言えるでしょう。しかし、医療分野では実はIT化が遅れています。

竹内:ええ。

田中:そこで、国も支援をして医療のIT化を加速させようとしています。私たちもその先陣を切って、医療のIT化・DX化に取り組んでいきたいと考えています。

竹内:医療系のITベンチャーはどのくらい市場が大きいのでしょうか?

田中:それは難しい質問ですね。問診や予約、会計システム、電子カルテなど、特化した会社が多数存在していますが、私たちの売りは、これらをすべてシームレスに提供できることです。

竹内:最後に、これからの夢や目標を教えてください。

田中:そんなに大それたことをやりたいということではありませんが、先ほども申し上げましたように、これからもっともっと医療のDX化を進めていきたいです。例えば、保険証がマイナンバーカードの中に付くようになったり、電子処方箋というのを国の方が進めておりまして、今まで紙で印刷したものが電子化されるという流れが今年から実は始まっているんですね。

竹内:なるほど。

田中:そういった流れに合わせて、我々も新しい仕組みを提供していきたいと思っています。特に、少子化が問題視されている現在、人がすることは機械に任せるというところを実現していきたいと考えています。

竹内:なるほど。

田中:例えば、受付の画面上にアバターが表示されて、「こちらにこうしてください」と案内するような仕組みなども検討しています。人がいなくても、ある程度の業務が回せるようなIT化を推進し、他社が手がけていないことを実現したいと思っています。

竹内:ありがとうございました。

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