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2023.02.16

2月9日(木)配信 株式会社南の太陽 代表取締役 向井和郎

株式会社南の太陽 代表取締役 向井和郎

株式会社南の太陽は、2005年に有限会として始まり、
2012年にNPO法人「南の太陽」を設立。
「地域」「共生」をキーワードに、
子供たちや高齢者の笑い声など、喜怒哀楽を大切にしながら
高齢者福祉・児童福祉・障害者福祉の事業を展開。


竹内:会社があるのが鹿児島県肝属郡。肝属郡って私初めて言葉にするんですけれどもどんな場所なんですか?

向井:近くに、内之浦宇宙空間観測所、鹿屋体育大学とか自衛隊、アメリカ軍の無人偵察機とか、近くにありますね。

竹内:鉄道とかも通っていないような場所なんですか?

向井:そうですね、40年くらい前に廃止になって。

竹内:へぇ~。じゃあ車で移動しないといけない。

向井:そうですね、バスも一時間に一本とか、若い子達はなかなか地元に残らないような、そういう地域になりますね。

竹内:高齢の方が多いですかね?

向井:そうですね、鹿児島県の中でも4番目に高齢化率が高いところなので。

竹内:今やっていらっしゃるお仕事内容について説明していただけますか。

向井:基本的には高齢者福祉を最初に始めて、その後、保育事業、障害者事業をしてるんですけども。

竹内:すごい幅広いんですよね。

向井:そうですね、結局地域のニーズを拾っていったら5人で始まった会社が200人まで膨れ上がったという。

竹内:え~凄いやり手ですね。

向井:単なるニーズを拾っただけなので。職員があって、地域の皆様の支えがあってここまで大きくなるという。これは間違いなく言えることなので。もう私の力なんか全然だと思っています。

竹内:まずは、高齢者施設からスタートされたということですか?

向井:民家を改修して、デイサービスから始まったという会社ですね。

竹内:なかなか信頼を得ないと事業を大きくしていくのは難しいと思うんですけど、上手くいったと言うか利用される方が多かったということですね。

向井:そうですね、開業する場所に住んで地域の催し物とか参加したりとか、地道に当たり前のことを当たり前にしてたという、特別なことはしてないという認識があったんですけど、結果的に事業が拡大していたという。

竹内:高齢の方が多い地域ということで、高齢者施設って足りているんですか?

向井:そうですね。今のところ充足はしてるんですけど、これから団塊の世代の方々が後期高齢者になった時にはちょっと足りないかなという風に試算をしております。

竹内:この仕事を始めたきっかけは何だったんですか?

向井:私、おじいちゃんおばあちゃんに育てられたので、身近に高齢者がいて、やっぱりそこの中で生活させてもらったので、この仕事だったらスムーズに、違和感なくできるんじゃないかなと思って福祉の方に進みました。

竹内:おじいちゃん、おばあちゃんに育てられたというのは?

向井:父子家庭だったのでうちの親もなかなか家にいなかったので、野球とかいろんなところにおじいちゃんおばあちゃんに連れて行ってもらったりとか。

竹内:父子家庭ならではの大変さっていうのってどういうところにあるんですか?

向井:一番印象に残ってるのは遠足の弁当ですかね。普通だったらこんなお弁当だよ!ってキャラ弁とかなのに、私は蓋を閉めながら、日の丸弁当に近いような、それは一番ちょっと印象に残ってますね。

竹内:おじいちゃん、おばあちゃんは一緒にいたということですが、お父さんがいないということで、常に家でサポートしてくれたってことなんですか?

向井:授業参観とかも参加してくれたりとか、食事なんかは煮しめとかそういう高齢者のご飯だったんですけど、逆に、そのことが今の仕事にすごく直結してるっていうか。

竹内:どういうことですか?

向井:味付けとかやっぱり昔のおばあちゃんの味付けを施設の中でも、「ちょっとこれこうした方がいいんじゃないかとか、もうちょっとこうした方がいいんじゃないかとか、高齢者に好まれるような、うちは食事がすごく美味しいっていう有名というか評判がいいと思っているので。

竹内:これからの夢、目標を教えていただけますか?

向井:先ほど説明があった通り、共生という共に生きるっていう事にこだわりを持って

子供たちがここに帰って来たい、障害者の人たちがここにいてもいいんだ、

高齢者の方達が安心して最期のステージを迎えられる、

そういう地域を作って行きたいってそういう社会を作っていきたいという風にして、

社員にはそういう教育をして、自分の親を入れたい自分の子供を入れたい、

最期は自分が入りたい、そういうことを目指して行っております。

竹内:うーん。

向井:最終的な目標としては、法人を株式上場して、普通の投資家さんが投資するんじゃなくて、地域のおじちゃん、おばちゃん、ちょっと年金を投資したいなーとか、この株を子供達に譲って行きたいなとか、地域で最後は福祉を支えて行きたいと考えております。

竹内:本当に地域の為になるような形で運営されているんですね。

向井:そうですね、地域に育ててもらったので、最後は地域で福祉を支えて行きたいと、そういう思いで上場を考えております。

竹内:素晴らしい。本当に地域の為になるような形で運営されているんですね。

向井:そうですね、地域に育ててもらった会社なので、最後は地域に恩返しと。

竹内:地域で育って、でも都会に出て行く方も多い中で、また戻ってしかも地域の為にそこまでやろうと思える原動力って何なんだろうと思うんですが。

向井:やはり子供、私の部屋も保育園の中にあったりとか、おじいちゃん、おばあちゃんのナースステーションの横にあったりとか、身近に声を聞くので、笑顔とか泣きおじいちゃんおばあちゃんが喜んだ声とか、何気ない日常にすごく原動力を感じてます。

竹内:ありがとうございます。

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