一般社団法人sunny smile 協会代表 工藤泉
1991年生まれ。大阪大学人間科学部卒業後、大手学習塾に入社。
その後結婚、出産を機に、メーカーの広報として勤務。
育児と家庭の両立に悩まされたことをきっかけに独立、
子育てに悩むママのサポートや起業支援を行っている。
会員数は200名を超え、2021年に法人化。
竹内:今日はお子さんと一緒にいらしていただいて、今おいくつですか?
息子:4歳
竹内:ママの隣に座って、お話を聞いといてくださいね。
工藤:(息子が)緊張してます。
竹内:4歳だと仕事場に連れて来ないとなかなかっていう時もありますよね。
工藤:そうですね、ママの働き方っていうところで、やっぱり子供がいてもやりたいことをやっていきたいって考えた時に、子供がいて当たり前の状態を私が作っていたいなっていうのは常に思っていて、小さい頃から膝の上に置いたままパソコン作業したりですとか、一緒に仕事をするのをなるべく当たり前にしたいと思って連れてきています。
竹内:そうですかぁ。私も1歳9ヶ月になる息子がいるんですけれども、息子がいると仕事にならないっていう面がどうしてもあるんですね。打ち合わせとかもやっぱり主張しちゃうしね、ワーワーって言ってきたりするので、どうしても息子なんとか預けて仕事をやろうかなーとか、子供がいながら仕事することは大変じゃなかったですか?
工藤:小さい時はどうしても大変だったんですけど、「仕事をする=構ってもらえない」ってなっちゃうと、仕事を邪魔しようって思考になっちゃうんですけど、一緒に楽しいとか、待っていたらいいことあるよとかっていうのを毎日伝えて、例えば、終わった瞬間にそのまますぐ公園に行って走り回るとか、待ってればいいことがあるんだっていうのを本人はなんとなく、やっぱり1歳9ヶ月だと難しいんですけど、だんだん分かってきて。今もすごい静かに待ってるって感じなんですけど。
息子:いつも通り待ってる。
竹内:いつも通り待ってるだって(笑)凄い、達観してる。ということで一般社団法人sunny smileですけれども、お仕事の内容を教えていただきますか?
工藤:子育てしてると指示・命令・禁止・脅しを使って、どうしても子供をコントロールしたくなっちゃうんですけども、そうではなくて、子供を上手に誘導する、お母さんの思い通りにって言うとちょっと語弊がありますけど、こうしてほしいなっていうのを無理やりさせるのでは無く、上手に誘導する声かけを学ぶための子育てコーチングの講座をメインで行なっていています。、そこから、楽しい育児ができるようになった想いだったりを多くのママに広げて行って欲しいという思いがあるので、それを仕事にするママを増やす為のビジネス講座だったり、マーケティング講座も行なってます。
竹内:そうですよね、声かけ、私も子育てするようになって、やっぱり子供に対してどういう声かけをするのがいいのかっていうのは、よく本とかネットとかで勉強しましたね。なぜ、一般社団法人sunny smileを始めようと思われたんですか?
工藤:子供が大好きで、子沢山のママになるってのが
夢だったぐらい、何やりたい?って言われたらお母さんっていつも答えていたぐらい子供がとにかく大好きだったんです。
竹内:はい。
工藤:大学で発達心理学の勉強をして、子供が生まれたらとっても幸せな育児ができると思っていたんですね。当たり前に楽しく、毎日楽しい、幸せと思えるかなと思ってたら、思いもよらないことがたくさんあって、思い通りにいかないとか何をやっても泣き止まないとか、こんなに子供が大好きなのに育児に悩む事ってあるんだってまず感じて。ということはそうじゃないお母さんって多分たくさんいて、元々大好きじゃないけど子供が出来たーお母さんはもっともっと悩んで苦しんでるんじゃないかなっていう風に思ったのが最初のきっかけとしてあります。
竹内:子供が生まれたことで、こういうことを勉強しようと思ったんですか?
工藤:そうですね、知っていることだけじゃ対応しきれないーことがたくさん出てきたので。
竹内:正解がなんなのかっていうのがちょっとわからないですもんね。子供は言葉発することができないから、一体何をしたらこの子に一番いいんだろうって、分からないままでいるって言う感じ。
工藤:そこで、子供のどういう性格があるのかとか、私自身の性質としてどういう特性を持っているのかとか、いろんな学びを深めていった時に、これってやっぱりみんな知らないよなって思ったんですよね。もっと知ったら楽になると思ったので、どんどん伝えていきたいなって思っています。お母さん自身が悪い、育て方が悪いのではなくて、単にどうしたらいいか教わってなくて知らないだけ。だから、学ぶと解決することもたくさんあるんです。自分と子供にとっての子育ての正解を見つけてほしいと思っています。
竹内:子育てコーチングの相談は、どういった方から来るんですか?
工藤:そうですね、育児に悩まれてるお母さんと、最近多いのが保育士さんで、かつお母さんですね。
竹内:へえ~。
工藤:やっぱり保育の現場では、これも子供の性格とかにもよるんですけど、子供達って外の社会性あるところではしっかりする、家では安心感があるから甘える。そうなると、保育で常に見てる子供と家にいる子供って全然違うので、そこのギャップに戸惑うと言うか、保育士なのにどうして上手く自分の思い通りにできないんだろうって苦しむお母さんも非常に多くって。
竹内:そんなに違うんですね。
工藤:ご飯もそうですよね。黙って食べなさいと言われたらみんな黙って食べれるし、保育園だと完食できるけど、家だと遊んで騒いで、残してポイみたいな。なんでなんでってなっちゃうんですけど、そこで、特に保育士だからみたいなのがあると余計悩んじゃうおかあさんも多くって。
竹内:そっか、子供ができた保育士さんの相談者さんも多いんですね。
工藤:ですね、半分ぐらいですね、結構いらっしゃいますね。
竹内:最後にこれからの目標を教えていただけますか?
工藤:まず「子どもの笑顔のためにママを笑顔にする」っていうところと、あとは「子育てを学ぶ」っていうのを当たり前の社会にしていきたいっていう思いがあります。
竹内:うん。
工藤:どうしても学校じゃ学べない事って大人になってから凄い多くって、その一つが子育てだと思うんですよね。なので学べる場だったりとか、学ぶに至ってない、そもそも学ぶ意欲もないくらい育児に悩んでるって言うような方を救える集団でいたいと思ってます。
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