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2022.09.08

9月1日(木)放送 社会福祉法人栄寿福祉会 理事長 寿台順章

社会福祉法人栄寿福祉会 理事長 寿台順章

1982年生まれ、愛知県出身。

家業は名古屋にある1593年建立の正雲寺。

大学を中退後、石垣島での生活を経て、

幼稚園の教諭・保育士の資格を取得。

2006年、社会福祉法人栄寿福祉会に入職。

2008年、姉妹法人の学校法人正雲寺学園と

社会福祉法人栄寿福祉会の理事長に就任。

2013年、グループ内にMarSolを立ち上げ代表取締役に就任。

2022年4月、バレーボールのクラブチーム「Viore NAGOYA」を発足。


竹内:海が似合う感じの服装をされていますね。サーファーのような感じ。

寿台:どこに行くにもビーチサンダル、Tシャツ、短パンですね。

竹内:それは、お寺のイメージとは違いますね。

寿台:袈裟を着てる感じですか。

竹内:そうですね。

寿台:あと、幼稚園・保育園の理事長というと、60~80代の方をイメージしてて、男性だったらスーツを着ているみたいなそんな感じが皆さんのイメージかもしれないですけど。

竹内:凄いカジュアルな、明るい感じの方なんだなと思いました。

寿台:ひたすら明るいですね。

竹内:今は何をされてるんですか?

寿台:メインになっているのが、名古屋市内で2法人あるんですけど、社会福祉法人と学校法人で保育園認定こども園を8つですね。

竹内:8つもやってるんですか!

寿台:一個は株式会社を立ち上げて、アフタースクールって小学生のをやってますので、いまは9施設を運営させてもらってます。

竹内:へ~スゴイ!さらにバレーボールのクラブチームとかもやってらっしゃって、凄く忙しくないです?

寿台:まあ、全部好きでやってることなんでね。楽しく、人生やっていますね。

竹内:一番力を入れているのが、保育園とこども園の運営。

寿台:そうですねメインが保育で子どもに関わる仕事しかしていないので、そこかなっていう感じですけど。

竹内:理事長としてはどんな経営理念でやっていらっしゃるんですか?

寿台:経営理念は2種類あるんですけど。対子どもと対職員のものがあるので。対子どもで言えば、「自然と共に」色んな体験を本物に触れさせたいっていうのが理念としてありまして。職員の方は、これもずっとキャッチフレーズで作っているんですけど、「遊ぶために働け!」っていう言葉を僕が作りました。これがうちで働く職員の企業理念ですね。

竹内:「遊ぶために働け」それは働くことがメインではなく、遊びをメインにしろっていうことですか?

寿台:そうですね。まあ、遊びをっていうよりも、適当に働くっていうわけじゃなくて、教育業界、保育業界で遊ぶために働けなんて言うとたぶん勘違いされやすいというか、何だそれって(笑)

竹内:真剣、まじめですってのをアピールしないと難しそうですよね。

寿台:日本国内のほとんどの幼稚園・保育園とかホームページとか見て頂くと分かるんですけど、言葉は違えど同じような言葉であれば「子どものために」っていうようなフレーズをで表現されてる所ばかりだと思うんです。それは小学校も中学校も高校とかでもそうかな。僕がよく職員に言ってるのが、先生って先に生まれたって書くんですよね。

竹内:あ~はいはい。

寿台:後から生まれて来た子どもたちに何かを伝えたいとか、何かを教えたいとかって思ってる人が現場では先生として立って欲しいと思ってまして。今のこの時代を見てますと、幼稚園、保育園だけでなく、小学校、中学校も全部そうなんですけど、特に小学校、中学校なんて、皆さんニュースをよく見られるので分かるかもしれませんが、学校の先生って朝8時前に学校に行って、夜9時10時まで学校にいるじゃないですか。12時間職場にいるのは当たり前なんです。

竹内:う~ん。

寿台:そうなってくると子どもに対してゆとりがなくなるんです。もっと言うと働く人間にゆとりが無くなるんです。

竹内:そうですね。

寿台:そういった意味でもゆとりを持とうってことで、私生活にフォーカスしているんですよ。

竹内:うんうん。

寿台:大人側がゆとりを持つことと楽しい経験をいっぱいしていけば、必ず子どもに還元できると思ってまして。今の大人は、ほとんどはゆとりが無くてギスギスしてて、すぐ社会のせいとか政府のせいとかね。誰々のせいにしてしまうんですけど、それは全部こちら側の問題で、こちら側にゆとりがあれば全てオールオッケーで笑っていられるよっていう。竹内:うん、確かにそうですね。さらに、バレーボールのクラブチーム「Viore NAGOYA」も発足されました。これはどういうことですか?

寿台:なんでって思われるかもしれない、僕、バレーボール経験が全く無くて。

竹内:無いんですね。

寿台:授業でやったぐらいなんで、25年前にバレーボール触って以来触ってないんですけど。そんな人間がなんでやったかっていうと、保育士不足とか言われて、どこの保育園も大変じゃないですか。

竹内:うん。

寿台:どういう風に、保育士、幼稚園教諭の資格持っている人たちを、全国からここに行きたいと思わせられるかなってなった時に、女性が多い職場なので、バレーボールって相性がいいことが分かったんですよね。大学の教育学部、保育学科、福祉学科を持ってるところは、意外と全国1部、2部の大学のバレーボールでバリバリやってるところがあったんですよ。

竹内:だから保育士になれる人たちで、バレーボールがめちゃくちゃ上手い人たちが沢山いるってこと。

寿台:そうですね。実業団から声かけられていくと思うんですけど、そうじゃないと全国大会ベスト8とかまで行っている人たちがバレーボールを辞めて行くんですよね。保育士がもともと夢だったからって、そっちの道に行くんですけど、だったらうちが二個やらせればいいんじゃないかと。

竹内:あ~そういうことなんですね。宣伝にもなるってことなんですね。

寿台:そうなんです。一石二鳥三鳥四鳥で、もっと言うと、子どもに本物に触れてほしいので頑張っている大人を見せたいですよね。普段ゲラゲラ笑って遊んでくれて、おしめを変えてくれて、ミルク飲ませてくれてっていう保育士さんたちが夜練習して週末は、試合で本気で戦っている姿を見れるのも、ひとつ生きた教育。

竹内:そうですね。人として輝いている事も大事なんですね。

寿台:本気で取り組む大人ってカッコいいからって、それを伝えていますね。

竹内:寿台さんの熱い気持ち、保育士の皆さんに対する気持ちが凄く伝わってきました。

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