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2022.08.04

7月28日(木)放送 株式会社E旅 代表取締役 金田史生

株式会社E旅 代表取締役 金田史生

1967年、山形県生まれ。
高校を卒業した後、地元を離れ、大手食品会社に入社。
福島県を中心に営業マンとして17年間勤務した後、
2002年、実弟と共に個人事業者「山形E旅」を創業。
2018年に「株式会社E旅」を設立。


竹内:青いマスクに青いポロシャツ、鮮やかな青ですね。

金田:そうですね。

竹内:青が好きなんですね。結構有名なんですか、山形では青といえば金田さん?

金田:青いマスクをしてる人がいないですからね。

竹内:東京でもあんまりいない(笑)

金田:コロナ禍になってからずっとこれです。

竹内:そうなんですね。

金田:青空が好きだからね。

竹内:なるほど。これからの季節は嬉しいですね。今日は山形からいらっしゃったんですか?

金田:昨日の夜来ました。

竹内:私、山形に行ったことがないんですけれども。

金田:それは残念ですね~。

竹内:どんなところですか?

金田:山形って一言で言えば、暑くて寒い所ですよ。冬はすごい雪が多くて。気温差は50℃くらい。

竹内:そっかぁ。かなりありますね。その山形を拠点に旅行会社をされてるっていうことですね。国内小規模団体旅行が中心とあるんですけれども、小規模っていうのはどのくらいの?

金田:二十人前後が多いですね。

竹内:どこに行くのが多いんですか?

金田:お客さん次第ですからね、お客さんの希望に合わせてになるんですけども。オリジナルでももちろん作りますのでね。

竹内:どこに行く方が多いですか?

金田:一番多いのはやはり一泊で行けるところなので、山形から一泊で行けるところっていうと、まあ関東、伊豆ぐらいまでが限界ですね。北は青森ぐらいまでが限界なんですよ。

竹内:お値段ってどういう感じになってるんですか?

金田:それはもう様々ですよね。うちのポリシーとして安い物は売らないです。安いものっていうのは、お宿、ホテルや旅館だったり、食事の内容によって料金って変わるんですね。結局ここを下げるとクレームなんです。

竹内:へぇ、そうなんですね。

金田:全てクレームの原因はそこなので。そういうのは組み込まないと。

竹内:お客さんが満足して帰れないからプランに合わせて値段はちゃんとする。

金田:うちは高いですよ。

竹内:そうなんですね、それを言われる会社の方って珍しいですよね。それはいい旅が提携できるとか、紹介できるホテルとかサービスに自信があるっていうことですよね。

金田:そうですね。

竹内:利用される方は、山形県内に住んでる方が多いんですか?

金田:そうですね。

竹内:旅行会社さんって全国にいろいろある中で、山形の「株式会社E旅」を利用しようと思わせる、その強みっていうんですかね、どういうところでしょうか?

金田:正直この旅行業界というのは、ほぼ差別化ができないんですよね。なので、うちは特殊なバスを導入して、それを全面的に売り出そうと考えたんです。

竹内:バスも色々あるんですね。

金田:大きく分けて大型バスか小さいバスしかないので、大型バスであればまどこも一緒です。差はないです。それを購入したというか、改造したんですけどね。

竹内:改造したんですか?

金田:中古のバスを買って、二年おちぐらいのバスを購入して、中身を改造したんです。

竹内:何を改造されたんですか?

金田:まずシートですね。大きなワイドシートで前との間隔もしっかり取って、くつろげるシートにしたんです。

竹内:それで24席。

金田:そう。元々は49席だったんですよ。もともとあった座席を全部取っ払って捨てて、新しいのを配置していったら24席が限界だったと。もっと減らしたかったんですけど、そこが限界でしたね。

竹内:会社を創業されたのが2002年で、今年二十周年を迎えられた。おめでとうございます。

金田:ありがとうございます。

竹内:振り返ってこの二十年はどんなことがありました?

金田:酷いことしかありませんでした。苦しくて苦しくて、そして苦しい。そういう二十年ですね。何もいいことはありませんでした。何もいいことないことはないですよね。

竹内:それだけ大変だった、会社が傾いてしまったことも?

金田:もちろん、潰れる一歩手前まで行きましたし。

竹内:社員全員が辞めたこともあったとか。

金田:そう社員がね。根本的には私が悪いんですけどもね。私が厳し過ぎたというのもあるんだと思います。話し合って辞めたんじゃないですかね、みんなで話し合って。

竹内:ストライキみたいな感じで。

金田:そんな感じでしょうね。あなたはここまで、徹底的に落としてやらないと気づかないんだよねという風に言われたように解釈したので、厳しい言動とかそういうのはもう止めて、丁寧に丁寧に接するように心がけています。

竹内:変わったなって思います?

金田:180度変わったと思うんです。180度、170度ぐらいですかね。

竹内:ちょっと残ってるんですか(笑)170度変えられるもんなんですね。

金田:人間どん底まで落ちると変えられるんだと思います。よく地獄に落ちたとか言うじゃないですか、地獄だと思ったら、その底が抜けて地獄の底を見たんですけど、その底も抜けたんですよ。

竹内:普通だったら諦めちゃうかもしれませんけど、踏ん張って、2019年に黒字化。

金田:そうですね、黒字化に成功しました。

竹内:旅行の魅力ってどんなところに感じていますか?

金田:旅行嫌いな人っていませんよね。非日常で普段のストレスからも解放されますし。しかもお金も使うわけですね。経済効果はすごいですよ。嫌々使ってないですよね。お土産とか楽しく使ってるんですよ。こんないいことはないんですよ。

竹内:これから実現したい夢とか目標ってありますか?

金田:私の目標は、旅行の話じゃなくなるんですけども、とにかく社員さんに凄く苦労をかけてきたので、社員さんに幸せになって欲しいというのが私の夢なんですね。そうすると社員さんの働きがいも出るし、喜んで仕事をすれば自ずとお客さんを喜ばそうという気持ちになるじゃないですか。

竹内:確かに。

金田:幸せになるために働く喜びを追求すると。これは自分への戒めでもありますね(笑)

竹内:これは経営者の方は参考になるお話なんじゃないかなと思います。

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