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2022.03.24

3月17日(木)放送 株式会社 赤鹿地所代表取締役社長 赤鹿保生

株式会社赤鹿地所代表取締役社長 赤鹿保生

1966年生まれ、兵庫県出身。
芦屋大学教育学部を卒業後、
マンション分譲会社の営業を経て、1999年に赤鹿地所の社長に就任。
兵庫県南西部で住宅地・商業地の開発を展開、
不動産賃貸会社、マンション管理会社など、関連グループ2社を経営。


竹内:赤鹿さん、本当にお洒落でダンディでらっしゃいますね。

赤鹿:いえいえいえ、とんでもないです。

竹内:ダンディでいらっしゃいます。

赤鹿:恐れ入ります。

竹内:赤鹿っていう名字は、珍しいですよね。

赤鹿:そうですね、兵庫県には何人かいらっしゃいますが。

竹内:お父様が赤鹿地所を立ち上げられたんですか?

赤鹿:父親は、64年前に建築会社を起こしまして、昭和の時代に高度経済成長期に色々と部門を増やして計7社ぐらいの会社を作って、私とか、兄弟3人、息子の世代で、2社とか3社ずつ事業承継をさせていただいて、私はたまたま不動産の会社をやっています。

竹内:あ、そうなんですね。じゃあ三兄弟それぞれ、それぞれの会社を守っていらっしゃる。

赤鹿:そうです。

竹内:元々この道に進もうっていうのは決めてらっしゃったんですか?

赤鹿:やっぱり父親が建築業やってましたんで、まあなんとなく私も、将来は不動産の道に進みたいなというのがありました。

竹内:そして平成元年からこの仕事を始められて、どんな時代でしたか?

赤鹿:そうですね、バブルが弾ける一年ぐらい前ですから、ほぼピークの時代です。

竹内:建設業界はめちゃくちゃバブルで?

赤鹿:そうですね。私は大学を卒業して、大手マンション分譲の会社に就職をしましたけども、まあ飛ぶように売れましたね、マンションが。

竹内:へぇー、飛ぶように。

赤鹿:今から思えば、勘違いしちゃうぐらい、お客様からたくさんお問い合わせをいただいて、最初こんなに簡単に売れるもんかなっていう風に思いましたけども。その後バブルが弾けてですね。

竹内:一年後とかですよね。

赤鹿:そうですね、徐々に徐々に景気が悪くなって、売れなくなって、って時代ですね。平成元年から三年ぐらい、急激に世の中変わったのを見ましたね。

竹内:その時は、赤鹿地所の不動産に勤めてらっしゃったんですか?

赤鹿:いや、よその会社に。大手のマンション販売会社にいました。

竹内:いつ頃、社長に就任されたんですか?

赤鹿:それからその会社を退職いたしまして、父親の経営する赤鹿建設の系列の不動産会社に入社をいたしまして、またその会社は、出来てまだ一年ぐらいの会社で、社員も三人とか四人ぐらいの状態のところに入ったんで、ほぼ何もないところから勉強、経験ができたと。

竹内:そこの会社の社長としてですか?

赤鹿:いえ、最初は、ペーペーの営業からスタートして。

竹内:お父様から完全に継がれたのはおいくつの時ですか?

赤鹿:32歳ぐらいですかね。

竹内:事業内容は?

赤鹿:不動産の仲介の会社、仲介業務です。いわゆる不動産を売りたい人、買いたい人のお世話をさせていただいて、手数料収入というところからこの会社はスタートしました。

竹内:じゃあ、最初はその土地を売るとかではなくて、仲介。どう変わっていったんですか?現在の形に。

赤鹿:不動産の取引をずっと重ねていって、ある時、自社で土地を仕入れて分譲事業をやろうということで始めました。

竹内:土地を仕入れるというのは、土地を持っている人から買い取って?

赤鹿:そうですそうです。姫路は地方都市ですから、少し郊外に行くと、まだ農地がありまして、農地の売却を頼まれた物件がありまして。色んな営業活動するんですけども売れなかった土地があって。あの土地をうちで買い取って、宅地造成工事したら売れるんじゃないかなと。建売分譲の物件が結構周辺にはある地域で、仲介でお預かりしていた土地を、私どもが買い取って、住宅地を作って、土地だけで分譲したのが、今のビジネスのスタートです。

竹内:建物を作らずに、土地だけで?それって珍しいですか、その業界においては。

赤鹿:そうですね。あの大体地方都市は、建て売り住宅と言いまして、土地を建物とセットした状態で、戸建住宅として分譲分譲販売するのが一般的ですから、土地だけを専門に分譲してるっていう会社はその時はほとんどなかったです。

竹内:土地だけを買う人って、どういう需要があるんですか?

赤鹿:やはり注文住宅で家を建てたいっていう方々が一定数おられます。

竹内:自分のオリジナルのお家を。

赤鹿:そうです。自分自身の選んだ住宅会社で建てたいというニーズは、地方でも一定数ありますんで、そもそも土地だけを分譲するというのは、そういった方々のニーズがあるだろうと漠然と思ったところから、そんな分譲の形態をスタートしたわけです。

竹内:私もいつかマイホーム欲しいなって思うんですけど、せっかくマイホームを建てるんだったら、自分のオリジナルでここをこうしたいとか、庭ちょっとあの広めで、とか。でも、当時はそういう家って少なかったってことですか?

赤鹿:やっぱり地方に行きますと、建売住宅で家を買われる方がやっぱり多いですね。初めてお買いになられる方が注文住宅で家を建てるということは、土地だけをまた自分で探さないとダメですよね。土地だけを自分で探してきて、かつその注文住宅で家を建てるということは、非常にハードルの高いことやと思います。

竹内:そうですよね、手間が結構ありますよね。

赤鹿:うちの会社で、少し前に『いえとち相談窓口』というサービスをさせていただくようなきっかけになったのも、結局そういったニーズが多くてですね、総合住宅展示場行かれたことございます?

竹内:いや、無いです。

赤鹿:美しい家が建ち並んできれいにインテリアディスプレイされて、各社がそれぞれの住宅を展示されておられるんですけども、一軒たりとも値段書いてないもんです。というのも、注文住宅業界っていうのはちょっと特殊で、定価がどこにもないんです。

竹内:無いんですね。

赤鹿:無理もないんです。土地によって広さは違いますし、その設計によって建物の総額は変わってきますので、これは無理もないんですけども、お客様からしたら自分の一番フィットする住宅メーカーがどこかっていうのが、ほとんど情報量がないと思うんです。そんな中で私どもが一年前から始めたのが、こういった住宅会社の紹介サービスというものです。お客様の土地探しから住宅会社選びもお手伝いをするというサービスを始めました。

竹内:それは大手メーカーかから小さい工務店まで幅広く。

赤鹿:そうですね。大手の住宅メーカーから、地元の工務店まで、市内で大体50社以上の会社と提携をしておりますので、私どもが第三者の立場でお客様のニーズや、テイスト、予算、建物の考え方みたいなものをしっかり聞いて、お客様のライフプランと共に建物のご紹介をする。そういうサービスです。

竹内:これから更に何か目指したい目標っていうのはありますか?赤鹿地所として。

赤鹿:はい、私どもは姫路市内、いわゆる兵庫県南西部に特化して、こういった住宅地の分譲事業と合わせて、最近は先程申し上げた、建物の紹介事業をやっています。宅地分譲事業で言えば、姫路市内で今最もたくさんの分譲地をしている会社だと言えると思います。このビジネスを、さらにシェアを高めていって、我々の強みをもっともっと付けていきたいなという風に思っています。そのために、今姫路市内の分譲地は、ほぼ私どもが全部取り扱いしてるんですけども、建物のご紹介をさせていただくシェアをもっと高めるこで、そこから波及する、付加価値のサービスを高めていくことです。もう一つは、別会社で賃貸マンション管理事業をやっておりまして、姫路市内で1600戸ぐらい賃貸マンションを管理しています。入居される方がもっともっと快適になるよう、例えば、全てのWi-Fiを無料化したりなど、、、、色んな管理サービスを年々高めていきたいなぁと思います。あくまでも兵庫県南西部を中心に、この地域だけに特化して、付加価値のある不動産価値創造企業を目指していきたいなという風に思っています。

竹内:はい、ありがとうございます。とても勉強になるお話を伺いました。

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