竹内由恵×株式会社Byuu 代表取締役 山口 大介
株式会社Byuu 代表取締役 山口大介
1982年7月1日生まれ。2015年前妻が他界。
3人の子供を育てるシングルファーザーとなる。
2015年 個人軽貨物事業「BIG UP」創業
2019年 現株式会社Byuu設立 代表取締役就任
竹内: お仕事内容を教えてください。
山口: 神奈川県全域に配送させていただいています。今は、インターネットで買い物をされる方も多いと思うんですけども、注文された商品を自宅に届ける仕事を我々が担っています。
竹内: 配送業っていうことですよね。
山口: はい。当初は、大手運送会社さんとの委託で配送に携わらせていただいていました。そこから一緒にやろうという仲間が増えて、1年半~2年くらい前から法人になりました。
竹内: 『株式会社Byuu』という名前には、どんな意味が込められているんですか?ちょっと私、当ててみてもいいですか?ビューンと速いスピード感で届きますっていう意味かなと思ったんですけど、どうですか?
山口: あれ、この話しましたっけ?(笑)そうなんです、それもあります。あとは、弟が年子でいるんですけど、この業界は、先に弟の方が携わってまして、弟は、山口運輸。私は、BIG UPという屋号でやってたんですけど、兄弟で一緒にやろうと、山口運輸とBIG UPでByuuとなりました。
竹内: そうなんですね。ちなみに、BIG UPってどういう意味ですか?
山口: レゲエとかでよく使われて、「やあ、元気?」みたいな意味です。私は湘南乃風さんが大好きで、曲のタイトルにもあります。あとは、見渡すという意味のviewも込められています。
竹内: なるほど。いま、コロナ禍で配送の需要は高まっているんじゃないですか?
山口: そうなんです。例えば、生花もサブスクで定期的に玄関前に届く、というようなサービスもありますからね。
竹内: 業績は、具体的な数字でどの位伸びましたか?
山口: 売り上げが年々倍になっていますね。
竹内: 年々倍!それはすごいですね!そもそも、山口さんがこの会社を立ち上げた経緯を教えていただけますか?
山口: もともとは、トラックの運転手で、サラリーマンとして、土日休みの仕事で子どもたち3人と妻を養っていたんですけど、長女、次女、長男で、長男が1歳ぐらいのときに、妻を病気で亡くしました。シングルファーザーになって、男性が育児休暇を取るとか、子どもが熱を出して、病院に行くから休むとか、通用し辛いというか、なかなか理解してもらえませんでした。
竹内: まだ社会がそこまでなってないですもんね。
山口: はい、子供たちにご飯も作りますし、下の子の保育園の送迎もありますし、シングルファイザーを7年間やっていたんですが、そんな状況で、サラリーマンを辞めざるを得なくなりまして。
竹内: そのタイミングで事業を立ち上げる決意をされたわけですね?
山口: そうです。
竹内: お幾つくらいの時でしたか?
山口: 32歳くらいですね。
竹内: 今の私より若い…。お子さんが3人いて、会社を立ち上げて、大変だったと思いますが、個人でやられた方が、時間の融通が効くということですよね?
山口: そうですね、これが正解になるかは分からないんですけど、仕事の途中に子どもを迎えに行ったり、ということができるようになりまして、その形が上手くハマった、うまく時間を作れた感じですね。
竹内: 仕事と生活を両立させるために、起業されたということなんですね。
山口: はい、子供たちの笑顔を作るため、ということですね。
竹内: そこからどの様にして会社を大きくされたんですか?
山口: 僕がやっている仕事に対して応援してくださる方ももちろんいましたし、誰かの笑顔を作る、子どもたちの笑顔を作るということに感銘を受けて、一緒に働きたいっていう仲間が増えていきました。
竹内: なるほど、仲間が仲間を呼んで…。
山口: それが、今では弊社の色になっていますね。
竹内: 子育てと仕事を両立しながら働いている方々のワークスタイルは、どのようにされているんですか?
山口: 例えば、9時ぐらいにお子さんを送ってから仕事に来られて、夕方6時ぐらいまで、夕飯を作る前ぐらいまで働かれていますね。
竹内: こういったスタイルで働ける配送業者ってあまりないんですか?
山口: 大手さんですと、個人に配送のコースが割り当てられるので、朝から夜9~10時くらいまでの配送を、1人で行わなきゃいけないんです。でも、私は、そのコースを誰にも迷惑かけないで完結できれば、何人でやってもいいんじゃないのと。「朝だけ働きたい」、「夕方からなら働ける」、そういった希望を上手く組み合わせて働いて頂いています。
竹内: まさに、山口さん自身の経験が生かしたワークタイルなんですね。最後に、株式会社Byuuの経営理念を教えてください。
山口: 今までやってきたことが通用しない世の中だからこそ自分がやってきたものを見つめ直さなきゃいけない。風穴がどこにあるのか探さなきゃいけない、保守的ではなくチャレンジすることが必要かなと思います。近江商人の経営哲学のひとつとして「三方よし」という考え方があります。「売り手と買い手が満足するだけでなくて、世間に貢献できてこそよい商売といえる」ということを踏まえて、新しいことにチャレンジしていかないといけないと思っています。
竹内: 山口さんがこれからチャレンジしたことはなんですか?
山口: 働く人も、クライアントさん、荷主さん、みんなが笑顔になれる、笑顔づくりができるフランチャイズですね。
竹内: 笑顔のフランチャイズ化、楽しみにしています!
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