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9/13の2本目は、70年以上、北欧の“かわいい”を生み出してきたリサ・ラーソンの素顔と人生、そして最期の日々を収めたドキュメンタリー
『リサ・ラーソンがいた時間』

日本でも大人気のスウェーデンを代表する陶芸家、リサ・ラーソン。
彼女が生み出した、赤と白のしま模様の猫「マイキー」やハリネズミ「ハリエット」などのキャラクター、丸みを帯びた愛らしい動物や子どもなどの陶器作品は、世代や国境を越えて愛され続けています。

リサ・ラーソンは、一昨年2024年、92歳で惜しまれながらこの世を去りました。
この作品は、リサの孫であり映画監督のエミリア・エクマン・ラーソンが、晩年の祖母の姿を見つめた、最も親密で優しいドキュメンタリーです。

70年以上にわたって人生と創作のパートナーであり続けた画家の夫、グンナル・ラーソンとの出逢いと別れ、子どもや孫たちに対する深い愛情、そしてスウェーデンが誇る陶磁器メーカー・グスタフスベリで、数々のヒット作を生み出し、多くの人々に愛される陶芸家になるまでの歩み…。
エミリアの好奇心に導かれ、リサはカメラの前で自身の人生を振り返っていきます。
祖母に憧れ、芸術家としての道を模索し始めたばかりの若い女性と、人生の終着点へと向かう女性。2人のアーティストの対話を通して浮かび上がるのは、創作することの喜びと葛藤、その人生の意味です。

創作、モノを作るという仕事が心底お好きなんだなぁと伝わってきます。「ガラクタを沢山作ってきた。天才的な何かを作ると思っていたが、まだ叶っていない」という言葉が印象的でした。これこそがまさにモノづくりであり、芸術なんですね。

印象的なのが、夫グンナルとの仲の良さ。まさしくベターハーフ!うらやましいです。
「仕事にかまけて家族との時間を過ごせなかった」といいますが、全編を彩るホームビデオや家族写真の様子はとっても仲が良くて、子供たちが演劇をしたり歌ったり、何かを作ったり…芸術家が生まれる環境だなと思います。

そして、お孫さんのエミリア監督との関係が、なんでも話せる女友達のようで理想的です。お互いがお互いを必要としていたのがよくわかります。
北欧らしいリサの家やアトリエのインテリアも登場人物たちのファッションも、とっても素敵!これも見どころです。

『リサ・ラーソンがいた時間』
2026年9月18日(金)よりシネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国公開
公式サイト:『リサ・ラーソンがいた時間』公式サイト
監督・撮影:エミリア・エクマン・ラーソン
出演:リサ・ラーソン、グンナル・ラーソン、マティアス・ラーソン、エミリア・エクマン・ラーソン、フランコ・ニコロシ
2025年/スウェーデン/スウェーデン語/94分/カラー/1.85:1/5.1ch
英題:Memories In Clay:A Film About Lisa Larson
字幕:LiLiCo 後援:スウェーデン大使館 協力:株式会社トンカチ 配給:ミモザフィルムズ
© 2025 Kamlert Film AB, Film i Skåne AB, Sveriges Television AB

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