ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2026.09.06

サンデー早起キネマ『モネと時間旅行』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”

9/6の2本目は、家族のルーツを探る旅で見つけた希望や幸せ…心温まる感動作
『モネと時間旅行』

クロード・モネの没後100年の今年、日本で公開されるのは、世界中で愛され大ヒットした『ダンサー イン Paris』 のセドリック・クラピッシュ監督の最新作。
パリとノルマンディー、そして、現代と19世紀の“ベルエポック”の時代を行ったり来たりする物語です。
“ベルエポック”とは19世紀末から第一次世界大戦が始まるまでの20世紀初頭にかけて、新しい文化が繫栄したパリの最も華やかな時代のこと。
とりわけ印象派の誕生は美術史の中でも大きなトピックで、劇中でもモネを筆頭に、ルノワール、セザンヌ、写真家フェリックス・ナダール、作家ヴィクトル・ユゴー等、実在の芸術家たちが次々と登場します。

主人公は、パリで恋に仕事に悩みながら、祖父と2人で暮らすセブ。
ある日、会ったこともない親族が一同に集められます。彼等の先祖アデルの遺産、ノルマンディーの草原にある一軒家を土地開発のために売ってくれというのです。
年齢も職業も全く異なるセブを含む4人が選ばれ、一族の代表としてその屋敷を調査することになります。するとそこで、白いドレスの女性を描いた、印象派の作品らしき絵画を発見!
家の持ち主である、謎の女性アデルはどんな人物なのか?そして、絵画の作者やモデルは一体誰なのか?
彼女と絵画にまつわる秘密が解き明かされた時、過去と現在、未来がつながり、それぞれの人生の新たな扉が開くのです…。

場所はパリとノルマンディー、時代は現代とベルエポック…ドアを閉めたり開けたり、誰かとすれ違ったりと、二つの時代の切り替えがとても楽しくてワクワク。
他にも、映画ならではの楽しさがたくさん散りばめられています。
オルセー美術館、オランジュリー美術館、モネの「睡蓮の庭」等、名画や印象派の聖地も沢山登場し、19世紀ベルエポック<美しい時代>に没入できるエモーショナルな映像体験が堪能できます。

ベルエポックのアデルも現代の四人も、過去と対峙することで大切なものに気づいていく…童話「青い鳥」ではありませんが、大切なものはすでに自分の中にあって、それに気づかなかっただけなのかもしれませんね。見終わった後、心が温かくなって、「人生って素敵なんじゃない?」とうっかり思ってしまう…そんな素敵な作品です。

『モネと時間旅行』
9月18日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国公開

公式サイト:映画『モネと時間旅行』公式サイト
モネ没後100年
監督・脚本:セドリック・クラピッシュ 『ダンサー インParis』
出演:スザンヌ・ランドン『スザンヌ、16歳』、アブラム・ヴァプレ、ヴァンサン・マケーニュ『画家ボナール ピエールとマルト』、ジュリア・ピアトン『最高の花婿』、ジヌディーヌ・スアレム『パリのどこかで、あなたと』、ポール・キルシェ『Winter boy』、サラ・ジロドー『ベルナデット 最強のファーストレディ』、セシル・ドゥ・フランス『幻滅』、オリヴィエ・グルメ『私は確信する』、ヴァシリ・シュナイダー『モンテ・クリスト伯』、ヴァランタン・カンパーニュ“Coward”
原題:La Venue de l’avenir/2025年/126分/フランス/フランス語/日本語字幕:古田由紀子/1:2.35/5.1ch/配給:セテラ・インターナショナル
© STUDIOCANAL – COLOURS OF TIME – CE QUI ME MEUT – Emmanuelle Jacobson-Roques

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      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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