ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2026.07.26

サンデー早起キネマ『開戦前夜』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”

7/26の1本目は、もうすぐ終戦の日がやってきますが、その前にどうしてもご覧頂きたい作品『開戦前夜』

日本政府は、真珠湾攻撃の8ヶ月前の1941年4月、極秘プロジェクト“総力戦研究所”を設置し、官僚や軍、民間企業から若きトップエリートたちを集めました。
彼らに託されたのは、アメリカと開戦したらどうなるか、机上で未来をシミュレーションすること。緻密にデータを調べ激しい論議を繰り返し、見えてきたのは圧倒的な国力の差。
彼らは、原爆以外のすべてを予測、開戦すれば日本の「圧倒的な敗北」という結論を導き出し、
当時の近衛内閣の前で発表していたのです。
しかし、それでも「戦争やむなし」という“空気”はどう醸成されていったのか?なぜ日本は、負けるとわかっていた戦いに突き進んだのか?
今、歴史に葬られた80年以上前の「不都合な真実」が明かされます!

主人公の宇治田洋一に、池松壮亮さん。他に研究所のメンバーは、仲野太賀さん、岩田剛典さん、中村蒼さん、三浦貴大さんなど。
そして、東條英機役には佐藤浩市さん、ほかに國村隼さん、佐藤隆太さん、江口洋介さんなど、錚々たる俳優陣が揃いました。

この作品をみて、心臓をぐっと鷲掴みされてぶんぶん振り回されたような衝撃を受けました。
世界中誰もがわかっている結末に至る過程が丁寧に描かれています。
前半の若者たちの総力戦研究はとても興味深く、会話劇にのめり込みました。後半は、畳み掛けるように、なぜ、開戦に進んでしまったのか突きつけられます。
敗戦はわかっているのに涙が止まりませんでした。実際に戦争を経験していないのに、なぜ泣けるのか…この意味をずっと考え続けていかなければならないのだと思いました。

宇治田が「愚かな選択をした責任は誰がとるのか」と発言しますが、見ながらずっとそのことを考えました。誰が悪いのか?“誰”と限定できるのか?そして、ある場所に知らず知らずのうちに突き進んでいく“空気”の恐ろしさ。
今の世の中もそういうところがありますよね。
「人間とはかくある生き物なのだ」、そこから出発しなければいけないのかもしれません。だから、同じことを繰り返さないためにも、今、この作品を見るべきだと思うのです。

『開戦前夜』
7月 31 日(金)全国公開

公式サイト:映画『開戦前夜』|7月31日(金)全国公開
キャスト:池松壮亮
仲野太賀 岩田剛典 中村 蒼 三浦貴大 /二階堂ふみ 杉田雷麟
北村有起哉 嶋田久作 中野英雄 渡辺いっけい 別所哲也 / 松田龍平 奥田瑛二 / 國村 隼 
佐藤隆太 江口洋介 佐藤浩市
監督・脚本・編集:石井裕也 
原案:猪瀬直樹「昭和16年夏の敗戦」中央公論新社
配給:東京テアトル
©2026 ポニーキャニオン/東京テアトル/NHKエンタープライズ/RIKIプロジェクト

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      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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