鈴木おさむ 月曜日の社長

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2026.11.02

#134「鈴木おさむ 月曜日の社長」2026年11月2日営業134日目:お客様『猿田彦珈琲株式会社』代表取締役“大塚朝之”さま

今週も、「たった一杯で幸せになるコーヒー屋」をコンセプトに掲げる『猿田彦珈琲』を展開する、“猿田彦珈琲株式会社”代表取締役の、“大塚朝之”さんがご来店!

 

 

おさむ社長「目の前に今、ホットコーヒーとミルクですか?置かれてます。これは何のコーヒーでしょうか!?」

大塚社長「大会で使う我々のコーヒーのものでして、ちょっとぜひ飲んでいただけたら、、、」

おさむ社長「直近のじゃあ大会で?」

大塚社長「直近の大会の予選で使わせてもらった、、」

おさむ社長「あ!すごい酸味が!うーん!」

三鬼社長「あ、立ちますね!」

大塚社長「最近ゲイシャ種っていうコーヒー豆がすごく我々の世界で流行っていまして、その中で一番有名なエスメラルダ農園ってところのゲイシャ種です。そのエスメラルダ農園のゲイシャ種のすごい良いやつで、このエスメラルダ、去年『ベスト・オブ・パナマ』っていう品評会で優勝しまして、この紙コップ一杯の原価が8万円ぐらいするっていう、、、」

おさむ社長「え!?抽出した後の!?」

大塚社長「はい。」

おさむ社長「ええ!?」

大塚社長「でもこのコーヒーはそのロットではないんですけど、そのエリアのすごい近くのコーヒーをちょっと。。。」

おさむ社長「これも一杯結構高いですか!?」

大塚社長「これも何千円かはします。」

おさむ社長・三鬼社長「ええーっ!?マジっすか!?」

大塚社長「はい(笑)。」

おさむ社長「美味しい!いや、正直これ隠して飲んだらスープだ!」

三鬼社長「確かに!野菜感ありますよね。」

おさむ社長「ぐらいすごい!」

三鬼社長「根菜系の酸が。」

おさむ社長「酸味がすごく強くて美味しい!で、このミルクは何ですか!?」

大塚社長「あ、それも混ぜていただくと、すごくまた面白い、、、」

おさむ社長「もったいない!(笑)ミルクを混ぜるとまた味が変わる!?」

大塚社長「味が変わって、普通のカフェラテとかカフェオレとはちょっと違う一風変わった。。」

おさむ社長「ちょっと入れていただきます。あー…あーっ!もうすごいクリーミーな、これこそまたスープですよ!美味しい!え、なんでこんな味が出るんですか!?」

大塚社長「基本、そんなに長く焙煎しない。。。」

三鬼社長「浅煎りで。」

大塚社長「浅煎りで短時間焙煎すると香りがすごく引き立つんで、香りを引き立たせようとすると自然とこう酸味もちょっと強めに出るっていうところで。」 おさむ社長「これブレンドじゃなくてさっきのエスメラルダ農園だけの?単一農園!?」

大塚社長「だけです。」

三鬼社長「はあー。」

大塚社長「大会とかだとこれくらいの焙煎具合がちょうどいいんじゃないかと思ってやってます。」

おさむ社長「美味しい!で、大塚社長、元々俳優さんをやっていた!?」

大塚社長「はい。」

おさむ社長「全然ダメだったんですか!?」

大塚社長「全然ダメでした(笑)。低予算映画の主演とか、カルビーの『かたあげポテト』のCMのメインキャラクターとかやらせてもらったりとかしてたんですけど、やっぱ売れきらなくて。まあ僕なりにもうここでけじめつけてやめようってやめた時に手に職つけなきゃと思って、たまたまコーヒー屋の店長が僕の友人にいて、拾ってくれて。それがきっかけでコーヒー屋になったという、、、」 おさむ社長「えー!じゃあたまたま知り合いがコーヒー屋さんやっててそこから!?」

大塚社長「そうです。」

おさむ社長「でもそのコーヒー屋さんから、コーヒーにのめり込んでいくわけじゃないですか。何がきっかけなんですか!?」

大塚社長「僕的には結構この100g 500円くらいのコーヒー豆屋さんだったので、その500円でみんなが幸せになっていくみたいな、1日何人もの色んな人と話してっていうのが結構やりがいが感じられて。俳優志してたのに舞台をやったことがなくて、で舞台やる人の生のライブ感みたいな話が当時『何言ってんだろう』って分かんなかったんですけど、、、」

おさむ社長「うんうん。」

大塚社長「コーヒー屋さんやったらなんかすごいそれを感じて、あ、なんかこれ僕に向いてる気がするなと。」

おさむ社長「なるほど。」

大塚社長「しかもこのコーヒー屋さん、多分赤字だから、え、なんで赤字なんだろうと思ったら、液体を売るんじゃなくてコーヒー豆だったんで。コーヒー豆って変数が大きく5つあって、粉の量、粉の引き目、抽出する温度、抽出する時間、抽出する量ですね。」

おさむ社長「うんうん。」

大塚社長「その5つの変数を『用と容量を守ってくださいね』って言って渡して、お客さんは不安な状態で帰って自分でやるので、次の日来た時『美味しかったですか?』って言ったら『ちょっと分かんなくて、あなたが入れてくれたお試しの時の方が美味しかった』って言われるのが、いやーなんか変だなと思ってて。」

おさむ社長「うーーーん。」

大塚社長「で、僕、店のルールを勝手に変えちゃって。機械で一杯ずつ試飲を出すお店だったんですけど、やかんとドリッパーを持ってきて、目の前で抽出して試飲してもらうと、豆を100gしか買わない人が300gくらい買ってくれたり、ドリッパーを買っていってくれるようになったんです。

おさむ社長「なるほどねーー。」

大塚社長「で当時、今じゃもう主流なんですけど、“ハリオ”の円すいのドリッパーが後発で売れてなくて、それを僕が使ってやってたら、実は“ハリオ”の部長がやってきて、『“ハリオ”の器具、このお店が個店ベースで日本一売れてます』って。イトーヨーカドーとか何から含めても。。。」

おさむ社長「なるほど!」

大塚社長「で僕はなんか『あ、やっぱこのコツコツ一生懸命やったら日本一はちっちゃな世界でも取れるんだな』って、、、」

三鬼社長「いい体験。」

おさむ社長「いい話ですねー!」

大塚社長「じゃあ僕はこのコツコツ一生懸命やるコーヒー屋さんを、液体で売ったらお客様にとっても最初からそのお店の答えが出て、『あ、なんかみんな良いね、悪いね』って判断できるから、じゃあ自分自身でそういうコーヒー屋さんをコツコツやるっていうのを目指してみたいな、と思っていたのが“猿田彦珈琲”の原点な気がします。」

 

 

おさむ社長「“猿田彦珈琲”は、最初の店舗が恵比寿。。。」

大塚社長「はい。」

おさむ社長「それはどうやって探したんですか!?」

大塚社長「自宅があった京王線で探してたんですけど、全然良いところ見つからなくて。段々僕みたいな奴は京王線では受け入れてもらえない気がしてきて(笑)。もしかして三軒茶屋とか恵比寿とかに居る方々の方を受け入れてもらえそうだなと思ってですね、僕個人のキャラクターとして。で三茶には結構友達のコーヒー屋ができちゃったんで、じゃあ恵比寿でやるかと思って探しに行ったら、たまたまこの場所でやれたら一番いいなって思ってたところが喫茶店やってまして、『カフェ・ド・ミル』さんっていう喫茶店だったんですけど。でそこに行って、中入って、普通にコーヒーもまあ美味しいし、やっぱ常連さんめちゃくちゃついてたから『ここが潰れることはないな』と思ってそこの店出た15m先の不動産屋さんで、『居抜き目玉物件』っていうのが出てて(笑)。」

おさむ社長「いい話だなー!」

大塚社長「で、その間取り見ると『あれ、あの喫茶店じゃない?』と思って中入って不動産屋さんに聞いたら、『いやそこの人がもう年だからやめる』っていう話を聞いて、予算の3倍以上だったんですけど、『いやもうこれはお願いするしかない』と思って、、、」

おさむ社長「うんうん。」

大塚社長「帰ってすぐに元々あった事業計画書をこの恵比寿バージョンに直して、不動産屋さんと大家さんに持っていって、その日はたまたま東日本大震災の日の3月11日で。帰ってから僕が働いたコーヒー屋さんで結局地震来て、まあ東京麻痺したしそれどころじゃないなと思ってたら、、、」

おさむ社長「うーーん。」

大塚社長「3月31日に『決まりました』ってご連絡いただいて。このタイミングでやるべきなのかどうしようと思ったんですけど、まあ勇気持って始めたっていう、、、」

おさむ社長「最初のころは何が大事でしたか?味なのか、、、」

大塚社長「あ、もう絶対接客で。。」

おさむ社長「接客!」

大塚社長「話をする、ですね。」

おさむ社長「そうっすよね、やっぱり!」

大塚社長「僕が面白ければ、少しは魅力があれば人は来てくれるし、うちのみんなが一生懸命やってたら応援してくれるのかなっていう風には考えてて。だから一言最後『お口に合いましたか?』って、飲食業界だと言うの当時ダメだったって言われるんですけど、僕そういうの知らないので、一人ずつ『お口に合いましたか?』って言って、『もっとどうだったら良かったですか?』とか色んなこと聞いたりとか、話すだけで皆さんがもう一回来ようかなって記憶のどっかに残してもらって、、、」

おさむ社長「そこですよね!やっぱ接客と人って、その味が美味しくて接客が普通より、絶対違いますよね!接客がまず1番の味なんじゃないかって。。。」

大塚社長「本当に。僕は美味しいコーヒーよりも人の方がやっぱり大事で、逆に人が良かったらちょっと美味しくないコーヒーでもまた…」

おさむ社長「美味しいですよ!めちゃくちゃ美味しいですけど(笑)。」

大塚社長「でもそういう風に思えるってことですよね!」

おさむ社長「へえー!でそれでやっぱそれとともにコーヒーの美味しさそのものも話題になっていったんですね。」

大塚社長「そうだと思います。皆さんが『あそこ行った方がいいよ』っていうのを口コミして行ってくれた中で、“BRUTUS”さんが僕らを特集してくれたんですよ。 “BRUTUS”の当時の編集長だったはずですけど、僕がお会計して色々とやり取りしたら『コーヒーもう一杯頼んでいいですか?』って言われたんで、『あ、ありがとうございます』とかやってたら、『いや、実はBRUTUSです』と。」

おさむ社長「うんうん。」

大塚社長「『正直言うとノーマークでした』と。『あ、そうなんですね』って言って。『でも近くのコーヒーショップの村沢くんっていうコーヒーのオタクで有名だったやつが「どこのコーヒーショップ巡るの?」って行くお店を言ったらうちのことが入ってないって、「猿田彦が入ってないのはもう全然ダメだと思いますよ」って言ってくれたから来ました』って。」

おさむ社長「うーーん。」

大塚社長「でその村沢くんも結局うちに入っちゃったんですけど(笑)。でもそういうのがあって、BRUTUSが出たのが結構大きくドーンと売り上げが伸びた1つの要因。。。」

おさむ社長「変わりましたか!」

大塚社長「変わりました!本当に!」

おさむ社長「BRUTUSさん変わりそう!あと相性いいですしね。」

大塚社長「はい、僕らには良かったですね。」

おさむ社長「今これから日本全国色んなところに広げてますけど、どうやって選んでますか?お店、場所は。」

大塚社長「1番はまず人かもしれないですね。担当してる方がちゃんと向き合ってくれてるかというか、そこが1個と、収支っていうところで合わないところも結構やっちゃって大変な思いもしてるので、ある程度ちゃんとお金が回るっていうところは考えてるんですけど、それ以上にそこで働く人が楽しく働いてそうかどうかていうのは結構考えてるかもしれないですね。結局働いてる人が楽しそうじゃないと次の人が来てくれないので。。。」

おさむ社長「まさにディズニーランドがそれだもんね!働いてるキャストが楽しそうだからあそこでバイトすると皆やめないじゃないですか!」

大塚社長「そうですよね!」

おさむ社長「伊勢は作らないんですか!?」

大塚社長「伊勢はやりたくてやりたくて、でもまだ半一人前くらいに思ってるんで、もうちょっとちゃんとしたら出させて、、、」

おさむ社長「次の式年遷宮が終わったあたりくらい以降ですかね!?」

大塚社長「そうですね、本当は式年遷宮前やりたいんですけど、もしかしたら遷宮の後。。」

おさむ社長「後にね!期待してます!!」

 

 

 

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