『喫茶 月曜日の社長』へのご来店誠にありがとうございます!日本のミュージックシーンを牽引するアーティストを多数輩出する音楽プロダクション、“株式会社ヒップランドミュージックコーポレーション”の代表取締役社長“野村達矢”さまが3週連続でご来店下さいました!

おさむ社長「“サカナクション”の『怪獣』がアニメ『チ。』とのタイアップで大ヒットしましたよね!あのタイミングでの大ヒットって、僕は『嘘だろ!?』と思ったんですけど(笑)。デビューして18年、19年というタイミングじゃないですか!!」
野村社長「そうですね、18〜19年目くらいですね。」
おさむ社長「デビューして19年、20年くらいで、もうワンブレイクするってめちゃくちゃ難しいことだと思うんですよ!あの曲はなぜあんなに大ヒットしたと思いますか!?」
野村社長「まあ多分なんですけども、単純にタイアップのアニメ『チ。』という作品自体の強さもあったと思うのですが……」
おさむ社長「うんうん。」
野村社長「やっぱり病気との戦いの中でっていう、ひとつそういった背景があった中で出てきた楽曲であって。」
おさむ社長「そうですよね。」
野村社長「『チ。』という作品と『怪獣』という曲とのバランスの中で、リスナーの方々に何かそれ以上のものが伝わったんじゃないかなという気がしますね。」
おさむ社長「『チ。』という漫画・アニメも、主人公が殺されてしまったり重くて鬱々とした話の中に、あの『怪獣』が非常に合っていたのと、山口さんの持っている物語、この全てが結びつきましたよね。」
野村社長「そうなんですよね。人が感動するのって単に表面的な部分じゃなくて、、」
おさむ社長「はいはい!」
野村社長「そこにある背景だったり、そこに行き着く物語だったりするじゃないですか。そこがすごく大きかったんじゃないかなという気がします。」
おさむ社長「いまアニメのタイアップが多すぎて、どれがいいんだか分からなくなっちゃってる状態で、あんまりドデカヒットって出てこないんじゃないかと思ってたら、まさかここに来ての『怪獣』。そして『夜の踊り子』!“サカナクション”の持つ運もありますよね!」
野村社長「僕も含めて運がいいのかもしれないですけどね(笑)。実は『夜の踊り子』の1年前に、うちの“KANA-BOON”の『シルエット』という『NARUTO』の主題歌だった曲も、TikTokで10年前の曲としてヒットしたんですよ。」
おさむ社長「へぇ〜!」
野村社長「ショート動画でミーム化して過去の楽曲がヒットする現象を、僕は2年連続で体験してるんですよね。」
おさむ社長「すごいですね!ヒット曲を作るコツって、本当にダメな記者みたいなこと言いますけど(笑)、ヒット曲を作るコツは何ですか!?」
野村社長「これはもう『良い曲だ』というものを信じて作っていくしかないと思いますね。王道な方法でしかないと思います。」
おさむ社長「なるほど。」
野村社長「その時代時代の中で良いと思うものをきちっと信じて作り、アーティストのチャームポイントはいかに強くデフォルメして出せるか、というところにまとめていくのが大事だと思います。」
おさむ社長「この間、“アソビシステム”の中川社長がラジオで『最早この時代、発売日は在庫登録日でしかない』とおっしゃってましたけど、共感されますか?」
野村社長「一緒ですね!昔のCD時代は、買ってもらえれば、あとは何回聴こうが関係なかったところがあったのですが、、」
おさむ社長「うんうん。」
野村社長「今は『何回聴いてもらえるか』の時代になってきているので。1回買ってもらったらおしまいではなく、リリース後何回聴いてもらえるか挑戦し続けるアプローチに変わりましたね。」
おさむ社長「80年代・90年代はドラマ主題歌の1分半とかサビ始まりとかでしたけど、今は短く数秒でバズらせる時代じゃないですか。そこを意識しすぎると良いものがブレてきそうですが、、、」
野村社長「アプローチが変わってきていて、曲を作ってから短縮する時代から、最初に数秒・数十秒の短尺を作ってバズったものを曲化するような、、、」
おさむ社長「うーーん。」
野村社長「僕の世代にとってはなかなか受け入れがたい部分もありますが(笑)。」
おさむ社長「うちの小5の息子も、2ヶ月くらい前にソファーに乗っかって『夜の踊り子』を踊ってたんですよ(笑)!それを見て衝撃を受けて、『こうやって生まれるのか』と改めて思ったんですよね。」
野村社長「ここ半年くらい、同年代の仕事仲間から『うちの息子が、娘が急にサカナクション踊り出してさ』っていう話をめちゃくちゃ聞きますね(笑)。」
おさむ社長「『ちいかわ』並みに大人を狂わせてますよ(笑)。『Xからやればヒットが出せるんじゃないか』ってバカな大人を量産してる『ちいかわ』みたいに、『夜の踊り子』も罪ですよ(笑)!」
野村社長「罪ですね(笑)。『そう簡単じゃないよ!』って(笑)。本当に何百・何千万という曲の中から選ばれたひとつでしかないですからね。」
おさむ社長「でも大事なのは、良いと思う曲を作り続けてた結果ですよね。」
三鬼社長「ぼくは野村社長がめちゃくちゃ現場に行かれてるのがすごいなと思って!北海道の岩見沢のフェス(JOIN ALIVE)にも自ら行かれているのをSNSで見ました!」
野村社長「現場に行って空気を感じることはすごく大事で、欠かさないようにしていますね。フェスって実はすごくマーケティングが目の前にあるような空間だと思うんですよ。」
おさむ社長「はいはい!」
野村社長「どこにお客さんが集まっていて、どの飲食店に列ができていて、どのアーティストのグッズ列が長いのか。あいうのを見てるだけでもリアルな情報だと思うんですよね。」
おさむ社長「そうですよね!」
野村社長「後でデータや数字だけ見ても当てにならない部分があるし、肌でどう感じるかがすごく大事だと思うので。これは40年間ずっと一番大事にやってきましたね。」
おさむ社長「ガラケーからスマホに移行したように、音楽もCDからストリーミングへ激変しました。どの辺から受け止めていましたか?」
野村社長「日本で一気に移行したのはコロナ禍でした。ステイホームで外に出られずCD店に行けなくなる中で、リスナーを一気にストリーミングに移った。」
おさむ社長「うんうん。」
野村社長「ビジネス的には単価が1/100くらいに変わってしまうのですが、マーケットが世界中に広がったので『面積を広げれば1に戻せるんじゃないか』という発想に切り替えました。」
おさむ社長「なるほど!」
野村社長「その中で、音楽業界全体の取り組みも含めて『MUSIC AWARDS JAPAN』を作っていって、日本の音楽を世界へ発信していこうという機運を高めることにも取り組んできました。」
おさむ社長「『MUSIC AWARDS JAPAN』も、映画で言う日本アカデミー賞のように『アーティストがみんな取りたい賞』が出来たなという印象です!」
野村社長「5000人の音楽業界人やアーティストがお互いを称賛し合いながら決める仕組みにしています。アーティストにとっても『取ってみたい』と思える形にしていますね。」
おさむ社長「山口一郎さんが『オールナイトニッポン』のパーソナリティを始められました。事務所社長としては心配もありつつ、毎週2時間生放送で発信する意義をどう感じていますか?」
野村社長「体調の心配はありましたが、深夜の2時間生放送というリアルな場所で本人の人間性や気持ちを発信できるのはすごく大切なことです。」
おさむ社長「うんうん。」
野村社長「僕は音楽を好きになるきっかけとか応援するきっかけって、やっぱり人間だと思うんですよね。音楽の原点だけでなく、その人がどんなことを考えているのかをリアルな2時間で喋って感じてもらうのは、すごく大事だなと思っています。」

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