観音温泉 るんるんタイム

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2023.12.21

【第149回】観音温泉の原点「産土亭」、そのかつての姿とは?

伊豆・奥下田「観音温泉」の魅力をお伝えしている「観音温泉るんるんタイム」。観音温泉・鈴木和江会長と上柳昌彦アナウンサーが一緒に観音温泉ゆかりの人や場所を訪ねてお送りしています。今回は、観音温泉のテラスから、鈴木会長と「観音温泉の写真」を見ながらお届けします。

鈴木会長とお嬢さん(1980年代ごろ、画像提供:観音温泉)

―先日、東京・中目黒の観音温泉の本社から、大量の「写真」が発掘(!?)されたそうですね。もしかして、こちらのお美しい女性は女将ですか?

鈴木:観音温泉発祥の地・産土亭(うぶすなてい)をはじめ、45年くらい前の写真がいろいろ出て来まして、スタッフがこちらに持って来て整理作業が始まったところです。私も年齢を重ねてきましたので、いろいろ整理しないということで(苦笑)。観音温泉は、いまの産土亭の5つの部屋から始まったんですが、その前で撮ったものですね。私の横にいるのが娘です。(まさに女将という立ち姿と仰いますが)この当初は、温泉の「女将」というものに憧れたね。

昔の産土亭(1980年代、画像提供:観音温泉)

―1枚目の写真をよく見ますと、1号源泉も玄関のガラス戸に反射して写り込んでいますね。スタッフの皆さんも写り込んでいて、調理用の白衣を着ていらっしゃる方もいますね。

鈴木:さすがうえちゃん、よく気付きましたね!(産土亭の周りもまだ木々が生い茂っている訳でもない、道も舗装していないところからのスタートでしたから)もう本当に茨の道だったですよ。ここから土地をならして、植木を植えたり、いろいろなことをして、いまの観音温泉があるわけです。その後、「産土亭」として直した全体像の写真もありました。使っている木材などは、新しいものに代えていますけど。

かつてあった混浴の露天風呂(1980年代、画像提供:観音温泉)

―もう1枚の写真を見ますと、何やら花壇が見えますね。その向こうには何か建物もありますが。

鈴木:いまの観音温泉の駐車場の前に滝がありますでしょ。その下にちょっとした窪地があったんです。以前は、ここに温泉を引っ張って作った「露天風呂」があったんです。混浴でして、みんなで楽しんでお風呂に入ったものです。この頃は池がまだ無くて、花壇にしてお花を植えていました。ただ、この頃はまだ“水みち”(山の水が流れる流路)がちゃんとしていなかったので、(ひと雨降ると露天風呂が被害を受けて、その都度、修繕しなくてはなりませんでしたから)、きちんと調べて、開拓してきたんです。

―女将はこの山の水の流れについて、熟知していますね。

鈴木:ただ、今は行政も山の水の流れについて、しっかり管理するようになってきていますので、昔のようにユンボに乗ることは出来なくなりました。ただ1つだけ大事なことは、私たちの仕事は、お泊まりになったお客様の命をお預かりする仕事だということです。何か事が起こってから「助けに来てください!」ではダメなの。ここはフィリピン海プレートに乗った火山島由来の岩山ですから、しっかり木々に根を張ってもらって、大雨で土をこぼれないようにして(固めて)いかないとね。

(鈴木会長×上柳アナのトーク、おわり)

観音温泉るんるんタイム収録風景

伊豆・奥下田の地に湧き出す超軟水・ph9.5の天然温泉「観音温泉」。お聴きのアナタからは、引き続き、鈴木会長への“人生相談”も、「上柳昌彦 あさぼらけ」の番組メール(ue@1242. com)で受け付けています。ユニークな発想力で、様々な苦難を乗り越えている鈴木会長。癒しのお声で語る、その“哲学”に、アナタも“生きるヒント”を感じてみませんか?

 

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パーソナリティ
  • 上柳 昌彦
    上柳 昌彦
    上柳 昌彦

    上柳 昌彦

    ■生年月日:1957年8月1日
    ■星座:しし座
    ■血液型:B型
    ■出身地:生まれは大阪、以降父の仕事の関係で各地を転々。
    ■最終学歴:立教大学 法学部
    ■趣味:
    ジョギング、ジム、トレッキングの後の一杯。
    鶴瓶さんの番組におじゃましてさりげなく出演すること。
    「ブラタモリ」を観ながら「そうなんだ」「そうなんですよ」と相槌を打つこと。
    商品開発担当者の方に開発秘話を伺うこと。