観音温泉 るんるんタイム

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2023.09.21

【第138回】観音温泉にはなぜ「武道場」があるのか?

伊豆・奥下田「観音温泉」の魅力をお伝えしている「観音温泉るんるんタイム」。観音温泉・鈴木和江会長と上柳昌彦アナウンサーが一緒に観音温泉ゆかりの人や場所を訪ねてお送りしています。今回も、東京・目黒区東山にある観音温泉東京案内所(本社)からお送りします。

―東京の本社では普段、会長はどちらにいらっしゃるんですか?

鈴木:奥の事務机にいることが多いです。決済も全部そこでやります。大きな机もありますが、今後、娘や息子の代になった時に使えるように作っておいたものです。私はもう引退ですから!?

鈴木会長

―全然、引退する予感がいたしませんが、そんな一室をお借りしてお送りしているのは、夏場に、私が新型コロナウイルスの陽性反応が出て、自宅待機となったためなんですが、本来は私が伺ったとき、お逢いしたかったのが、防衛大学校の皆さんなんです。

鈴木:剣道部の夏合宿で皆さんお見えになりました。「上柳さんにお逢い出来ると思ったのに・・・」と、特にOBの皆さんが残念がっていました。ファンの方が多いんですよ。学生さんたちはコロナ禍で、ずっと観音温泉へ来ることが出来ませんでした。4年生を含めて夏合宿が「初めて」だったんです。先生方もこれまで以上に、(合宿で事故がないように)気を張っていました。それだけに最終日の打ち上げは、皆さん一体となり、ものすごく盛り上がって感動いたしましたよ。

正運館の奥が駐車場となっている

―打ち上げは、観音温泉のどこでやったんですか?

鈴木:剣道部員・OB含めて約70名がお見えになりましたので、駐車場を会場にバーベキューをやりました。当日のお客様は、皆さん気を遣って下さって、(少し高台にある)第2駐車場に車を停めて下さいました。防衛大の皆さんは今回、4年ぶりの合宿のために、初めて「観音温泉の歌」というものを作って下さいました。合宿の最後の締めくくりに、大きな旗を持って、互いに肩を組み、みんなで歌を唄うんです。いまでもあの光景を思い出すな。

―女将もその輪の中に入るんですよね?

鈴木:もちろん、もちろん!でも、防衛大の皆さんは体格がいい人たちばかりだから、私が谷間になっちゃうんですけどね(苦笑)。一生懸命背伸びして、輪に加わりましたよ。(大きな声ですので)お客様からも、「あの声は何ですか?」と聞かれたりして。お客様のなかには、合宿の打ち上げの様子をご覧になった方もいらっしゃいました。ぜひ来年は、うえちゃん、何があってもいらして下さいよ。

正運館の武道場には、柔道用の畳もある

―ちなみに防衛大の皆さんは、観音温泉との行き帰り、どんな格好でいらっしゃるんですか?

きちんとした制服でいらっしゃいます。白の夏服です。ビシッと着用して、ズラッと並んだ様子は、壮観です。「礼!」と号令一つで挨拶を受けると、オーッとなりますね。こういった自然いっぱいの環境の中で合宿の皆さんにお泊まりいただいているのは、創業者の父が武道家だったからです。合気道、柔道、剣道・・・、特に剣道は、練馬区の丸山剣友会の発足にかかわった人物ですから。父の後は母が会長を務めていました。教育の一環として、武道精神の育成に取り組んでいました。

―だから、お父様は「武道場」を最初にお造りになって、その考えが、いまも脈々と受け継がれているんですね。

鈴木:高度経済成長の頃、よく言われました。「今どき武道場なんて。さっさと部屋にしてしまえばいいのに」と。でも、創業者の精神を「受け継ぐ」のが、二代目の役割と思って続けてきたんです。

(鈴木会長×上柳アナのトーク、おわり)

観音温泉るんるんタイム収録風景

伊豆・奥下田の地に湧き出す超軟水・ph9.5の天然温泉「観音温泉」。お聴きのアナタからは、引き続き、鈴木会長への“人生相談”も、「上柳昌彦 あさぼらけ」の番組メール(ue@1242. com)で受け付けています。ユニークな発想力で、様々な苦難を乗り越えている鈴木会長。癒しのお声で語る、その“哲学”に、アナタも“生きるヒント”を感じてみませんか?

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パーソナリティ
  • 上柳 昌彦
    上柳 昌彦
    上柳 昌彦

    上柳 昌彦

    ■生年月日:1957年8月1日
    ■星座:しし座
    ■血液型:B型
    ■出身地:生まれは大阪、以降父の仕事の関係で各地を転々。
    ■最終学歴:立教大学 法学部
    ■趣味:
    ジョギング、ジム、トレッキングの後の一杯。
    鶴瓶さんの番組におじゃましてさりげなく出演すること。
    「ブラタモリ」を観ながら「そうなんだ」「そうなんですよ」と相槌を打つこと。
    商品開発担当者の方に開発秘話を伺うこと。