観音温泉 るんるんタイム

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2021.08.12

【第41回】観音温泉の仲居さんがお部屋の準備で最も気を付けるポイントとは?

伊豆・奥下田「観音温泉」の魅力をお伝えする「観音温泉るんるんタイム」。観音温泉・鈴木和江会長に、上柳昌彦アナウンサーがたっぷりとお話を伺っています。今回は会長と一緒に、ピグマリオン観音温泉の露天風呂付きのお部屋で、「仲居さん」におもてなしのエピソードを訊いてみました。

鈴木会長と渡さん・櫻井さん、そして上柳アナ

―私たちがお宿でお世話になる「仲居さん」の、渡美智子(わたる・みちこ)さんと、櫻井菜花(さくらい・ゆきの)さんにお越しいただきました。櫻井さんは、観音温泉と同じグループの「埼玉とだ自動車学校」に入社された方なんですね。

鈴木:埼玉と群馬に教習所があります。現職の指導員のうち10名くらいが、観音温泉で「研修」を行ってから、指導員資格を取っています。教習所は半官半民の事業ですが、やっぱり「サービス業」なんです。「人の命を預かる」という点では、宿泊業も教習所の指導員も同じですから。

―渡さん、「仲居さんの1日」を教えていただけますか?

渡:朝は朝食の配膳から始まり、お客様に朝食をご提供します。それから、お客さまのお見送りを行います。そのあと、「入れ込み」といいまして、当日のお客さまのお部屋のご準備をします。休憩を取らせていただいたのち、お客さまのお出迎えに入ります。おしまいに、お客様にお夕食をお出しして、1日の仕事が終わります。

夕食の釜めしを用意する渡さん

―大変な一日ですよね?

渡:すごく楽しくやらせていただいています。お客さまが笑顔でお越しになったり、「また来たよ!」と仰って下さると、こちらも嬉しくなりますね。鈴木会長はもちろんですけど、リピーターのお客さまにも育てていただいたような感覚です。

―お客さまは観音温泉で日常から離れた時間を過ごすことを考えますと、「ああしてほしい」「こうしてほしい」というご要望も多いでしょうね。

渡:まさにそうで、「目配り、気配り、心配り」・・・あと「思いやり」。これを心に留めながら、頑張っているつもりです。

渡さんと櫻井さん

―一方、教習所の指導員を目指している櫻井さんは、全く方向性が違うと思われる旅館業務を通して、どんなことを感じますか?

櫻井:指導員であっても、教習生に思いやりの気持ちは必要です。そんな「サービス業の心」を、旅館の仕事を通して学んでいると理解しています。旅館の「仕事」について考えたことも初めてだったので、やることすべてが新鮮で、大変だなぁと感じています。その分、やり甲斐もあって、楽しく仕事ができています。

―先輩の方から、どんなアドバイスをいただきましたか?

櫻井:(当日の朝)「入れ込み」の手伝いをさせていただきました。まず、お泊まりになるお客さまの人数と照らし合わせて、お茶菓子をお客さまに1つずつ、心を込めてお部屋にご用意するんです。このとき、「こんな感じで置いたらきれいだよ」と指摘を受けることもあって、本当に細かい点まで気を配っているのが、とても勉強になっています。

鈴木会長と上柳アナ

―確かに旅館って、「第一印象」勝負ですよね?

渡:お客さまがお部屋に入られたときの「笑顔」が、とても気になります。あの“ふわぁ~っと”笑顔になられる・・・、それが楽しみなんです。

鈴木:だから、一番肝心なものは「匂い」なんです。「入れ込み」で最初にすることも、「窓開け」。お部屋の方角と通気性も把握したうえで、大雨が降ろうとも、強制的に(前にお泊りになったお客さまの匂いが残らないように)やっています。“観音の風”を入れ込むんです。

(鈴木会長×上柳アナウンサーの観音温泉さんぽ、つづく)

お部屋の丁寧な準備に満悦の上柳アナ

伊豆・奥下田の地に湧き出す超軟水・ph9.5の天然温泉「観音温泉」。お聴きのアナタからは、引き続き、鈴木会長への“人生相談”も、「上柳昌彦 あさぼらけ」の番組メール(ue@1242. com)で受け付けています。ユニークな発想力で、様々な苦難を乗り越えている鈴木会長。癒しのお声で語る、その“哲学”に、アナタも“生きるヒント”を感じてみませんか?

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パーソナリティ
  • 上柳 昌彦
    上柳 昌彦
    上柳 昌彦

    上柳 昌彦

    ■生年月日:1957年8月1日
    ■星座:しし座
    ■血液型:B型
    ■出身地:生まれは大阪、以降父の仕事の関係で各地を転々。
    ■最終学歴:立教大学 法学部
    ■趣味:
    ジョギング、ジム、トレッキングの後の一杯。
    鶴瓶さんの番組におじゃましてさりげなく出演すること。
    「ブラタモリ」を観ながら「そうなんだ」「そうなんですよ」と相槌を打つこと。
    商品開発担当者の方に開発秘話を伺うこと。