あなたは、山梨県のグルメと聞いて、何を思い浮かべますか?
「山梨県を代表する食べ物は?」と聞かれたら、僕は「すもも」をイメージしてしまうのです。
というのも、大学の友達が、山梨県で「もも農家」をやっていまして、毎年送ってもらう「すもも」が美味しくて。
郷土料理で言うと「ほうとう」。あの太い麺にカボチャやニンジン、野菜がたっぷり煮込んであって、とろっとした汁が美味しいですよ!そうそう。山梨県は海がない県なのに、人口当たりの寿司屋の数が全国1位なのを知っていました?
さらに、マグロの消費量は全国で2位。これは、江戸時代、お隣の静岡県の駿河湾でマグロが豊富に獲れたそうで、そのマグロを最短距離で甲府までさっと運ぶ。これは標高の高い山を通るから、夏場でも比較的涼しい道だったそうです。だから、生の魚を運搬できたのですって。
山梨県(やまなしけん)は、日本の中部地方に位置する県。県庁所在地は甲府市。首都圏整備法における首都圏の一角を成す。令制国の甲斐国に相当する。
南に富士山、西に赤石山脈(南アルプス)、北に八ヶ岳、東に奥秩父山地など、標高2,000 m〜3,000mを超す山々に囲まれる。島国の日本において、海に全く面しない数少ない内陸県である。山梨県の面積は全国32位であるが、その8割を山岳地が占めるため可住地面積は全国45位である。wikiより引用
山の幸から海の幸まで…山梨県民は昔からグルメだったのかも!
そんな山梨県に先月、新しく仲間に加わったグルメがあるのです。その名も「やまなし源水ラーメン」。山梨県はラーメンのイメージはあまりないですよね?源水ラーメン、一体どんなラーメンなのでしょうか?
「山梨ご当地ラーメン協会」のアシザワ貴広さんにお話しを伺います。
晴の輔 「やまなし源水ラーメン」とはどのようなラーメンなのでしょうか?
アシザワ「山梨の水がテーマの“名水系”ご当地ラーメンです」
晴の輔 名水系!魚介系とか、二郎系ラーメンとかありますけど名水系ですか。
アシザワ「そうなのです。ちょっと新しいジャンルになりますね。」
晴の輔 具体的には?
アシザワ「ミネラルウォーターは山梨が発祥の地であり、生産量は年間約158万キロリットルと日本一を誇り、全国シェアの4割を占める一大生産地となっています。その美味しい水をテーマにしたラーメンを作りたいと開発した山梨県の『ご当地ラーメン』になります。」
晴の輔 麺や出汁などではなくてテーマは水!
アシザワ「そうなのです。やはりスープも麺も水が大事なのです。」
アシザワ「先程お話した水の他に、海無し県である山梨県には有名なブランド魚があります。それが淡水魚の『富士の介』というニジマスとキングサーモンを掛け合わせて誕生したハイブリットサーモンで、全世界的にも人気のブランド魚になりました。実はもう普通に刺身とかで食べるのですが、アラが出てまいります。頭や骨などのアラを使ってスープを取っている『淡麗系』のラーメンになります。」
晴の輔 富士の介!
アシザワ「なんか落語家さんの名前みたいなのですけど。」
アシザワ「今、お話した通り山梨の水。山梨の県産食材。そして今の時代にラーメンを創作するので、社会課題であるSDGsをテーマにしてご当地ラーメンを作りました。」
晴の輔 テーマの中にはSDGsもある!
アシザワ「そうなのですよ。今の時代外せない話題・課題であります。」
アシザワ「そうです」
晴の輔 なるほど!このトッピングが絶対入っている!などのこだわりは?
アシザワ「トッピングは『基本的には各店舗で自由にしてくださいね』というルールにしています。山梨県の食料自給率を上げることも実はテーマに入っているので『トッピングにひとつだけでも山梨県産の食材を使ってくださいね』としています。」
晴の輔 なるほど!食べられた方の反響はいかがでしょう?
アシザワ「イベント時やお店に行ってヒアリングをしました。皆さんの声として多かったのは『本当に今までに食べたことない味』『すごく透き通って淡麗のスープなのにコクがあって美味しいね』などの評価をいただいておりまして僕らも大変嬉しく思っています。」
晴の輔 スープは透き通っている。
アジサワ「そうなのです、淡麗の綺麗なスープです。」
アシザワ「おっしゃるとおりです。」
晴の輔 山梨のご当地ラーメンはあまり聞いたことがありません。
アシザワ「実はそこが作るきっかけになったのです。全国的に認めてもらえる山梨県のご当地ラーメンを誕生させて、そのラーメンを求めて全国から来てほしいという想いから誕生させました。」
晴の輔 山梨のラーメンはこれ!というイメージは無いですから「やまなし源水ラーメン」がご当地ラーメンとして名乗りを上げた!
アシザワ「そうです!」
アシザワ「現状では山梨県内の飲食店さん、3店舗で提供しております。提供店の情報は『山梨ご当地ラーメン協会の公式サイト』に掲載をさせて頂いておりますのでご覧ください。」
晴の輔 源水ラーメンが、観光客がたくさん来る「呼び水」になればいいですね。
「どっちだ!?晴の輔」
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。
晴の輔さんが、やまなし源水ラーメンを食べた後、山梨県内を観光するなら・・・
「八ヶ岳の湧水群を見に行く」
それとも
「富士急ハイランドに行く」
どっちだ!?晴の輔
うン、湧き水か?絶叫マシンか?名水系のラーメンを食べた後だからね。…あ!コレ決めました!
「八ヶ岳の湧水群を見に行く」
湧き水を見て八ヶ岳観光します。
今日は「山梨県に新ご当地ラーメンが誕生!その想いに迫る!」というトピックスでお届けしました。山梨の美味しい水と、山梨のニジマスとキングサーモンをかけ合わせた魚のアラで作ったスープ。淡麗系のラーメンが誕生しました。アシザワさんのお話を伺っているとちょっと自信を感じます。山梨のご当地ラーメンになる予感がします。食べてみたい
そんな「やまなし源水ラーメン」に
それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。
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