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2023.11.27

#295「鳥取県の道の駅『大山恵みの里』で生まれたワカメの茎を使ったユニークな新商品とは?」の巻

あなたは、ワカメを使った食べ物といったら何を思い浮かべますか?

僕は昨日、ワカメの入ったお味噌汁を飲みました。ワカメは皆さんご存知、海藻の一種です。日本人に不足しがちな、カルシウムや鉄分をはじめ、豊富な食物繊維・ビタミンなど、たくさんの栄養成分が含まれています。ワカメとは「葉体」と呼ばれている葉っぱの部分、「中芯」と呼ばれる茎の部分、その下のヌルヌルしている「芽株」の部分のこと。この間ね「めかぶそば」を食べました。

そんなワカメですが、日本で食べられるようになったのは、いつ頃からだと思います?これが、縄文時代からと言われています。青森県の亀ヶ岡遺跡から縄文土器と一緒に発見されています。あと、現存する日本最古の歌集である万葉集にも、ワカメを詠んだ歌がいくつもあります。大昔から日本人の食生活にワカメは密接に関係していたのですね。

今回はそんな「ワカメ」にまつわる話題!舞台は、鳥取県大山町にある道の駅「大山恵みの里」。

大山恵みの里

大山町(だいせんちょう)は、鳥取県の西部に位置し、中国地方の最高峰でもある大山の名を冠する町である。西伯郡に属す。
主な産業は観光と農業。移住者の定着率が高く、特に20〜30代の若い移住が多い。

この道の駅で、今月から登場したワカメの茎を使った新商品がちょっとユニークだ!というので、話題になっているのです。ワカメの茎を使った商品…食べ物だとは思うのですが、一体、何なのでしょうか?

この道の駅を運営する「大山恵みの里公社」の理事長、山口隆之さんにお話しを伺います。

 

晴の輔 ワカメを使った新商品とは何なのでしょう?

 

山口「『くき・クッキー』です。」

晴の輔 クッキーですか?

 

山口「はい。」

山口「はい、もちろんダジャレです!」

 

晴の輔 (笑)そうなのですか。「くき・クッキー」とは?

 

山口「山陰地方には古くから生わかめをひろげて乾燥させる特有な加工方法があり『板ワカメ』と呼ばれ、特に大山町の『みくりや板わかめ』はブランドとして古くから親しまれています。その茎の部分を細かくし、大山山麓の小麦と大山町産のさくら卵を使ったクッキーに生地を練りこみ焼き上げた『くき・クッキー』です。」

 

晴の輔 「板ワカメ」の茎の部分をクッキーに練り込んだ?

 

山口「そうですそうです。」

 

晴の輔 クッキーにワカメですか!大山町は山のイメージなのですけど、海にも面しているってことですか。

 

山口「そうですね、大山の山麓から10分~15分以内で山と海に行ったり来たりできる、そういったところですね。」

 

晴の輔 大山の素材を使ったクッキー!

 

山口「そうですね。『大山の海の幸』を使ったお菓子ということになります。」

山口「ええ、そうですね。ちょっとした思いつきではあるのですけども、あまりないかもしれませんね。」

 

晴の輔 どんな味なのでしょう?

山口「これがですね。クッキーは甘いですよね。『板ワカメ』は、そのまま乾燥させていますので、海の塩分塩味が残っていまして、ミックスして甘じょっぱい味です。」

山口「はい、美味しいですよ。」

 

晴の輔 食べられた方の反響はどうでしょう?

 

山口「とても美味しいと言っていただいております。特にクッキーの生地が口の中で溶けていくと、ワカメが少し残ってくるのですが『ワカメの塩味と風味、これがまたいいな』と言われております。」

 

晴の輔 細かくした茎の部分は、見えないぐらいなのですか?それとも、クッキー中にちょっとワカメっぽいのが見える?

 

山口「結構入っていますので黒く見えます。クッキーの上に小さな茎を、ペタッと貼り付けていますので見ていただければ、これがワカメの茎なのだな!と分かるようになっています。」

晴の輔 「くき・クッキー」は何だか「コケコッコー」に通じるものがあります。

 

山口「(笑)なるほど!それは気付きませんでした。」

 

晴の輔 この「くき・クッキー」を作るきっかけは何だったのでしょう?

 

山口「以前から私共が運営する『道の駅 大山恵みの里』で、お土産として販売できるお菓子を作りたいと思っておりました。町内で板わかめを製造販売しておられる方との雑談で、板わかめの太い茎の部分は商品にならず廃棄していたので、それを何か利用できないかという話になりまして、ちょうど町内のNPO法人『YSSだいせん』さんに相談したところ、とんとん拍子にクッキーを作ってみようということになりました。」

山口「そうですね。細い部分は商品になるのですけど、太いのはどうしても固くて商品にならなかったのです。」

 

晴の輔 世の中SDGsが叫ばれています。

 

山口「そうなのです。」

 

晴の輔 「くき・クッキー」は大山にとってどんな商品になればいいなと思っていますか?

 

山口「そうですね。このクッキーを多くの皆さんに味わっていただき、大山町特産の『みくりや板わかめ』を全国の皆さんに知っていただくきっかけになればと思っています。」

 

晴の輔 なるほど!「くき・クッキー」はもちろんのこと、元となっている「みくりや板わかめ」も広まって欲しい!

山口「(笑) 御来屋と書きます。」

 

晴の輔 凄くいい屋号です!

 

 

「どっちだ!?晴の輔」

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。

晴の輔さんが、板ワカメの茎を使った「くき・クッキー」を大山恵みの里へ買いに行くなら・・・

「家族と買いに行く」

それとも

「落語家仲間と買いに行く」

どっちだ!?晴の輔

 

おお、家族旅行で大山には行きたいからな…、えー、あ!これは決めました!

 

 

「落語家仲間と買いに行く」

 

 

あのね後輩と「くき・クッキー」を買いに行く。

 

今日は「鳥取県の道の駅『大山恵みの里』で生まれたワカメの茎を使ったユニークな新商品とは?」というトピックスでお届けしました。「みくりや板ワカメ」の茎の部分を練り込んで焼き上げたクッキーでしたね。大山のブランド「みくりや板ワカメ」も食べてみたくなりましたよ。板ワカメと大山の小麦と大山の卵。「大山の恵み」がギュッと詰まっている。

そんな「くき・クッキー」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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    パーソナリティ
    • 立川晴の輔
      立川晴の輔
      立川晴の輔

      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。