あなたのお家に「キャンドル」はありますか?
日本に「ろうそく」が大陸から伝わってきたのは奈良時代と言われています。ろうそく、英語で言うとキャンドル。ここであなたに質問です。「ろうそく」と「キャンドル」の違いは分かります?「え、同じじゃないの?日本製と海外製の違い?」と言いたくなりません?「ろうそく」と「キャンドル」、結構違う部分があるのです。まず原料。「ろうそく」は、植物性の木蝋というものが使っていますがキャンドルで最も多く使われているのは、石油から精製される「パラフィンワックス」。次に、火を付ける芯ですが「ろうそく」は「い草」が使われています。それに対して「キャンドル」は、綿などの糸が使われているのです。そもそも原料が違うのですね。灯された炎は、じっ~と見ていると落ち着くというか癒されます。
今回は、そんな「キャンドル」にまつわる話題。
舞台は、岡山県倉敷市。
倉敷市(くらしきし)は、岡山県の南部に位置する市。白壁の町並みが残る倉敷美観地区、本州と四国を結ぶ瀬戸大橋などで知られる。中核市・保健所政令市に指定されている。
岡山県下では県庁所在地で東に隣接する岡山市に次いで第2位(中国地方では第3位)となる約47万人の人口を擁し、岡山市や周辺自治体と共に岡山都市圏を形成している。また、備中県民局の本庁が置かれ、県西部(高梁川流域圏)の中枢都市としての機能も有する。wikiより引用
ここにある「ペガサスキャンドル」という老舗のキャンドルメーカーが、「ループル」という新しいキャンドルブランドを立ち上げて話題になっているのです。一体、どんなコンセプトのブランドなのでしょうか?
ペガサスキャンドル株式会社・営業部マーケティング室の曽根悠介さんにお話しを伺います。
晴の輔 「ループル」というブランドですが、どのようなコンセプトのものなのでしょうか?
曽根「キャンドルにはリラックス効果があると言われております。キャンプは忙しい日常から離れるために行う方が最も多いとされています。新しく立ち上げた「ループル」は、キャンプにキャンドルを取り入れて、幻想的なリラックス空間を作り、リラックスから自然な笑顔が生まれて、会話も弾む。キャンドルの優しい灯りがあることで人と人が繋がり、輪が広がるようなキャンプができるようにと願い立ち上げております。」
晴の輔 キャンプで使うキャンドル、アウトドア用のキャンドルですか?
曽根「はい。アウトドア専用として新しいキャンドルを開発しました。」
曽根「その通りです。キャンドルは屋内で使用することが一般的だと思うのですけれど、屋内で使うような通常のキャンドルを外に持っていくと、どうしても風で消えてしまいますので、それであればキャンドルメーカーとして『屋外専用のキャンドル』を作ることが出来たら面白いと思い作成いたしました。」
晴の輔 具体的にはどのような特徴があるのでしょう?
曽根「耐風性のある、風に強いキャンドルでして、商品名が『ハイパワーカップキャンドル』。簡単に説明しますと、火を大きくして風で消えないように強く設計しているのです。キャンドル自体は小さいものになるのですけれど、お好きな『キャンドルホルダー』などに入れて楽しんでいただくことで、屋外でも楽しめるようになっています。」
晴の輔 「ハイパワーカップキャンドル」!力強い感じです。風に強いのですね。
曽根「消えないように強くしています。」
晴の輔 作る上で技術的に難しかったことなどありましたか?
曽根「凄く難しくて開発に2年ぐらいかかっています。どうしても火を大きくしすぎますと、カップやホルダーが真っ黒になったり溶けたりしました。またそんなに大きくしなかった場合には外に持っていくと、すぐ消えてしまい、その絶妙なバランス感をどうするか?屋外で安全に綺麗に楽しんでいただけるのか?を繰り返しテストした2年間でした。」
晴の輔 まさに火加減の調整が一番難しい。
曽根「強すぎず弱すぎずというところです。」
晴の輔 名称の「ループル」には意味があるのですか?
曽根「『LOOP』と『CANDLE』を組み合わせた造語で、チームの皆で考えた名前です。キャンドルを囲んで弾む、会話の輪。特別な空間の中で、会話を通じて繋がる人の輪。またこのメンバーでキャンプがしたいと思う、心地よいひととき。そんな繰り返し思い出すかけがえのない時間を作ってほしいと思い「ループル」と付けています。」
風に強いキャンドルは「ハイパワーカップキャンドル」で全体のブランドが「ループル」なのですね。
曽根「そうです。」
晴の輔 どんな楽しみ方をして欲しいですか?
曽根「インテリア性もテーマでして、屋外ではそもそも風で消えてしまうなどキャンドルを楽しめませんでした。それが可能になったところが『ループル』であると思っています。キャンドルにしかできない優しさ、ゆらぎで笑顔あふれるような特別な空間を作っていただけたらと思っています。」
晴の輔 火を囲んでのコミュニケーション。炎を見てゆっくりとした時の流れを味わうことが醍醐味。
曽根「LEDはよく普及しています。LEDは安全面などの良さはありますが、キャンドルは生火にしかない良さがたくさんあると思います。コミュニケーションの促進や、ゆっくりとした時間を楽しむようなところが、キャンドルの良さであると思います。」
曽根「皆が笑顔で楽しく過ごせるように、インテリアとしてだけではなくて、その先にある心のケア、リラックスなど自分らしく過ごせるようなところが、今のテーマになっています。」
晴の輔 「ペガサスキャンドル」さんの伝統の灯も皆さんの頑張りによって燃え続けています。
「どっちだ!?晴の輔」
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。
晴の輔さんが、キャンプでループルのキャンドルを使用したら・・
「静かに炎をじーっと眺める」
それとも
「あえてフ~っと風を送る」
どっちだ!?晴の輔
ンふっふ、風に強いキャンドルだからね。これは人生に重ねて…決めました!
「あえてフ~っと風を送る」
今日は「岡山県倉敷市の老舗キャンドルメーカーが発表した新ブランド『ループル』その魅力に迫る!」というトピックスでお届けしました。キャンプに使える風に強いキャンドル。自然の中に身を置くキャンプでキャンドルという自然な灯りを囲むと、よりいい雰囲気になるでしょうね。キャンプ好きの方は要チェックです。
そんな「キャンドルブランド ループル」に
それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。
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