あなたは最近「わらび餅」を食べましたか?
もちもちでプルプルの食感と、ほどよい甘さが魅力の「わらび餅」。
きな粉をたっぷりかけたり、黒蜜をちょろっと垂らしたり、パウダーにまぶしたりと様々な味が楽しめる身近な和菓子の1つ。
「わらび餅」の原料は「わらび粉」と「砂糖」と「水」。とてもシンプル。「わらび粉」は、ワラビの根に含まれるデンプンから作られるのですが、製造に手間がかかるうえ、取れる量もとても少ないため、非常に希少価値の高いもの。そのため、スーパーでよく売られている「わらび餅」は、さつまいもやタピオカ、葛などから取れるデンプンを使って作られることが多いのだとか。ちなみに「わらび粉100%」で作った「わらび餅」は、よく見かける半透明のような白っぽい色じゃなくて、少し黒っぽい色あいです。
そんな「わらび餅」の歴史を調べてみると、平安時代前期の醍醐天皇の好物だったと言われています。今から1,000年以上前に「わらび餅」は存在していたのですね。
今回は、そんな「わらび餅」にまつわる話題を!
舞台は奈良県奈良市。
奈良市(ならし)は、奈良県の北部に位置する市。奈良県の県庁所在地及び最大の都市であり、中核市に指定されている。
奈良時代に都が置かれたことから古都と呼ばれる。また京都に対して南都とも呼ばれた。wikiより引用
さくら茶屋の和菓子
奈良は「わらび粉」の名産地で「わらび餅」が名物。そんな奈良市に今月オープンした「さくら茶屋」という和菓子店が、新食感の「わらび餅」を販売していて、話題になっているのです。なんでも、その「わらび餅」賞味期限は、たった「38秒」!これは一体どういうことなのでしょうか?
この「わらび餅」を販売している「さくら茶屋」の店長、内田藍花さんにお話し伺います。
晴の輔 「賞味期限が38秒のわらび餅」と聞いてビックリしたのですが、これは…どういうことなのでしょうか?
内田「『揚げているわらび餅』でして『提供されてから38秒以内』が一番美味しく食べられる『わらび餅』になります。」
晴の輔 お客さんは38秒で食べなければいけない。
内田「そうですね(笑)ちょっと急いで!(笑)」
晴の輔 ちなみにこのインタビューは38秒以内?
内田「(笑)いえいえ。大丈夫です。」
内田「外は衣でサクッと、中はトロッとした食感の新しいわらび餅になっていて、ほぼ飲み物みたいになっています。」
晴の輔 「ほぼ飲み物!」揚げたわらび餅は他店にはあります?
内田「聞いたことはないですね。」
晴の輔 そうですよね。食べられた方の反響は?
内田「美味しいという声ももちろんありますが、新食感に驚かれる方が多いです。」
晴の輔 美味しいを飛び越えて「新食感」!揚げてから38秒だと、かなり熱々では?
内田「中までは熱くないです。」
内田「そうです。」
晴の輔 見た目のインスタ映え的なこだわりはあります?
内田「『黒蜜』『きな粉』『5色あられ』をかけていて、見た目はカワイイ感じになっています。」
晴の輔 写真撮るのも38秒以内にとってもらいたい!
内田「すぐ撮って、すぐに食べていただきたいです。」
晴の輔 (笑)38秒過ぎてしまいますからね。そんな「揚げわらび餅」を作るきっかけって何だったのでしょう?
内田「新商品を考えている際に、行きつけの料理屋さんにお土産でわらび餅を持っていき、わらび餅を『揚げたり』『焼いたり』してみて欲しいと頼んだのがきっかけです。」
晴の輔 馴染みのお店に頼んでみた!
内田「美味しかったので、新商品となりました。」
晴の輔 頼んでみるものですね。これだってことになり
内田「そうですね。『油の種類』『あられもちの大きさ』などを様々試してみました。」
晴の輔 それで38秒にたどり着いた。私の勝手な感想なのですが39秒だったら「サンキュー」で語呂がいいかな。「サンキューわらび餅」で売り出せます。
内田「38秒は『親しみやすい数字』であると思います。」
晴の輔 確かに「サンパチ」という響きはいいですね。
内田「そうですそうです。」
晴の輔 「さくら茶屋」さんは他にどのような商品があるのでしょう。
内田「お店の看板商品は、桜あんを練り込んだ桜の風味がする『桜わらび餅』を販売しております。」
桜わらび餅
こがね餅
晴の輔 そちらも美味しそうです。それにしても38秒のインパクト凄いです。
内田「なかなか聞かないですね。」
内田「そうかもしれないです。」
【どっちだ!?晴の輔】
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。
「晴の輔さんが、奈良のさくら茶屋さんに行ったら、まず注文するのは・・・
お店の看板『桜わらび餅』
それとも
賞味期限38秒の『揚げわらび餅』
どっちだ!?晴の輔」
まずは看板商品から食べてみたいかな。桜の季節ですしね。でも、あ、待てよ、これは…決めました!
「まず注文するのは、賞味期限38秒の揚げわらび餅」
せっかく奈良に行くのだから「揚げわらび餅」こそ
今日は「奈良市で誕生した新食感のわらび餅!その賞味期限は驚きの38秒!?」というトピックスでお届けしました。わらび餅を焼いたり、揚げたりしてみて、たどり着いた「揚げわらび餅」38秒以内で食べるのが一番美味しいそうです。これがいつしか奈良の新名物になるかもしれません。
そんな「さくら茶屋の揚げわらび餅」に
それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。
同じ奈良県のお話し
#68 奈良県 「奈良県大和郡山市で開催の『金魚すくい選手権』が、今年から世界大会に!?」の巻
#121 奈良県 「奈良県天川村が目指す新たな特産品!夏に収穫する珍しい『洞川夏いちご』とは?」の巻
#193「奈良県高取町で新しく生まれたこだわりの知育玩具!『HUI(フーイ)』とは?」
2025.04.28
#369「福島県国見町にあるジェラート店のマーマレードが『世界マーマレードアワード』で最高賞を受賞!その誕生秘話に迫る!」の巻
あなたの食卓に、マーマレードはありますか? 編集長の立川晴の輔です。学校給食で出たパンに、あなたは何を塗って食べましたか? 「うちの学校はいちごジャム」。 「い...
2025.04.21
#368「千葉県御宿町を表現する色「地域色パレット」が完成!その中身に迫る!」の巻
あなたが好きな「色」は、何色ですか? どこの町にもある信号機。色の並び順は、左から「青・黄・赤」ですよね。誰もが一度は疑問に思ったことがあるでしょう。「青信号の色っ...
2025.04.14
#367 「長野県松本市で、結婚式の新しい形を提案する『IINDA(いいんだ)』とは?」の巻
あなたが思う「憧れの結婚式」ってどんな結婚式ですか? 編集長の立川晴の輔です。僕は落語家です。落語以外で数をこなしたお仕事といえば、結婚披露宴の司会ですかね~司会と...
2025.04.07
#366 「東京・世田谷区の公立小学校での学びが世界から注目されている!?」の巻
あなたは、小学生の時、何係り・何委員をやっていましたか? 編集長の立川晴の輔です。小学生だった時、何かの当番や何かの係りをやった記憶はありますか?その日の当番の日直...
2025.03.31
#365 「宮城県仙台市の新しいお土産として注目されている『シャシャカマ』とは?」の巻
あなたは「仙台名物」と聞いて、何を思い浮かべますか? 編集長の立川晴の輔です。東北の玄関口で「杜の都」と呼ばれている仙台市。あの戦国武将・伊達政宗が、仙台藩・初代藩...