あなたは、「ビールのお供」と聞いて、何を思い浮かべますか?
夏真っ盛り!冷えたスイカにかぶりついたり、冷たいそうめんをすすったり。お酒の好きな方は、キンキンに冷えたビールをくぅ~っと行く。最高です。そんなビールのお供と聞いて、必ず名前が挙がるのが「枝豆」。よくビールと枝豆は相性がいいと聞きますが、これはですね、枝豆に含まれている栄養素の「メチオニン」と「レシチン」が関係していまして「メチオニン」というのはアルコールの分解を助けてくれて、肝臓への負担を軽くしてくれる効果があります。「レシチン」は肝臓に溜まった脂肪を分解する役目があって、お酒で疲れがちな肝臓の働きを助けてくれる。つまりビールと枝豆は栄養的にも相性がいいのですよ。ベストな組み合わせ。そんな枝豆の有名な産地はどこかと言うと新潟県。平成30年の農林水産省のデータによると、新潟県は「枝豆の作付面積」が全国一位。県内で栽培されている枝豆の品種は約40種類とまさに枝豆王国。今回ピックアップするのは、新潟県の長岡市。若手農家らで結成された「ながおか農challeプロジェクト実行委員会」というのがありまして、今、8月8日を「世界えだまめの日」にしようと様々な活動を行っているのです。どんな活動なのか?
「ながおか農challeプロジェクト実行委員会」の委員長、長部茂幸さんにお話し伺います。
晴の輔 「ながおか農challeプロジェクト実行委員会」は、いつ頃できてどのような活動されているのでしょう。
長部「2016年に発足した会です。30代前後の農業者と異業種、長岡市・新潟県・JA越後ながおか・JA越後さんなどでメンバー構成されています。『農×〇〇で地域活性化』をスローガンとして、『長岡』『農業』をPRすることを目的としており、農を軸にいろんな分野・人材・素材とコラボレーションを行うことで可能性を広げる活動をしております。」
晴の輔 農業と何かを満たして地域を盛り上げる。長岡の枝豆のPRを始めたのは、いつ頃から?
長部「発足と同時の2016年からです。『第1回 世界えだまめ早食い選手権/EDAMAME FESTA 2016』を同年開催しました。」
晴の輔 (笑)どんな大会なのですか?
長部「『枝豆を速く、楽しく、美味しく食べる』…だけの大会ではあるのですけど、個人戦、団体戦とありまして、個人戦では100秒間に食べた枝豆の殻の重量を競うルール、団体戦では650gの枝豆を3人1組で食べきった速さ(時間)を競うルールとなっております。どちらも、美味しく大切に食べて頂きたいので、ジャッジマンという審査員が目の前について、枝豆が落ちてしまうとペナルティがつきます。食べている間はとても静かなシュールな時間が流れますが、応援や実況がついて非常に盛り上がる大会となっております。」
晴の輔 それがメインの活動?
長部「それを中心事業として『長岡』『地場農産物』をPRする活動をすすめてまいりました。」
晴の輔 今年その大会は?
長部「去年は中止でした、今年はリベンジということで準備を進めてきたのですが、中止を決定しました。」
長部「地元でも、色々なイベントがだんだんと浸透してきて『あの大会やらないの?』と声をかけていただくことが、増えてきていました。」
晴の輔 中止となると、枝豆をPRするには何か企画はあるのでしょうか。
長部「今年は8月8日を『世界えだまめの日』としました。」
長部「もうワールドワイドにやっていこうと(笑)」
晴の輔 何で8月8日なのでしょう?
長部「枝豆の形が段々と…8に見えるなあと(笑)、8月8日としました。」
晴の輔 ちょっと待ってください。イメージしてみます。…見えました!(笑)8月8日はどうなってほしいですか?
長部「8月8日はどこでも枝豆食べたよ!という一体感が得られたらいいですね。」
晴の輔 なるほど、そうか!会えなくても、皆で今日枝豆食べていると思ったら「繋がっている感」が出ます。
長部「そうなのです。連動した取り組みがありまして『えだまめスマイルフォト選手権2021』も行います。
晴の輔 (笑)何かまた出てきましたよ!
長部「インスタグラムにて、枝豆を食べる笑顔の写真を募集しております。当会のアカウントをフォロー頂き『#まめフォト2021』で投稿頂くと、抽選でえだまめマスクをプレゼントします。
枝豆と笑顔で、集まれずともみんながネットを介して繋がる機会になればと思いますし、美味しい枝豆を作った生産者へのお返しとして笑顔を届けたいという活動にもなり、全国からも参加できる取り組みになっております。」
晴の輔 いろんな枝豆笑顔があるのですね。世間的なイメージとして新潟は「米どころ」ですが「枝豆」も魅力大です。枝豆は小さいですけど長岡から大きなパワーを感じますね
長部「(笑)ありがとうございます。」
晴の輔 楽しく美味し!「ながおか農challeプロジェクト実行委員会」の皆様は
長部「(笑)上手い!」
「どっちだ!?晴の輔」。
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。
「晴の輔さんが、長岡に行って、チャレンジしたいのは・・・
『世界えだまめ早食い選手権』
それとも
『えだまめスマイルフォト選手権』 どっちだ!?晴の輔」
ほぉ、早食いか、スマイルか…これはね、
決めました!
『両方』
何事もチャレンジ。失敗してもチャレンジですよ。
今日は「新潟県長岡市で結成された『ながおか農challeプロジェクト実行委員会』、目指すは『世界えだまめの日』!?」というトピックスでお届けしました。枝豆を同じ日に食べることで、会えなくても枝豆を通して皆とつながっている!いい発想じゃないですか。8月8日を「世界枝豆の日」にしようと今、動いている。
そんな「ながおか農challeプロジェクト実行委員会」に
それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。
-WEB版こぼれ話し1-
長部「『枝豆』は世界中で『edamame』と表記されています。」
晴の輔 「edamame」は世界共通の言葉?
長部「通じるようになっているらしいです。」
晴の輔 日本人として嬉しい。
長部「もちろん地元が一番、でも日本国内で盛り上がって欲しいです。そして世界に向けてもっとPRしたいですね。」
-WEB版こぼれ話し2-
晴の輔 長部さんが感じる、長岡の枝豆の魅力は?
長部「長岡市は、最近花火でも認知度が上がってきた街であるかな、と思っています。」
晴の輔 有名です。
長部「枝豆は夏の味覚です。私たちも昔から花火と共に味わって育ってまいりました。新潟県は枝豆の消費量が日本一です。夏と言えば枝豆食べるのが当たり前。その枝豆を取り上げることで、長岡市民の農業、枝豆を誇っていただきたいと考えています。そして全国各地の方々に味わって欲しいです。」
晴の輔 長部さんオリジナルの美味しい枝豆の食べ方・調理方法とかありますか?
長部「私は我が家の食べ方しか知らないので、いたってシンプルです。塩もみしたり、鞘の両端を切ったり、水からゆでたりとか、ただのゆで枝豆でもいろんな方法がありますが、やわらかくならないように固めでゆで上げて、湯気が立っている状態の枝豆に塩をふってさっくりと混ぜて粗熱をとって仕上げた枝豆がいいですね。塩がちょっと残っているくらいなほうが、甘みも引き立ちますし、私は好きです。京都に豆類研究家の五木のどかさんという業界では有名な方がいてその方のほうが圧倒的にお詳しいのですが(笑)。」
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