石川県加賀市でプラスチック製品を製造・販売する、石川樹脂工業。

専務取締役の石川勤さんにお話しをうかがいました。

国連が定めた17の国際社会共通の目標『ＳＤＧｓ』

17の目標の中には「つくる責任、つかう責任」という項目がありますが、石川樹脂工業は、「つくる責任」を果たすべく、使い捨てではない、長く使ってもらえるもの作りをスタートさせています。

海洋プラスチックごみ問題に対するレジ袋の有料化が象徴するように、昨今、プラスチック製品に対する目が厳しくなっています。また、コロナ禍で、働き方はもとより、会社の経営方針を改める企業も少なくありません。そんな中で、石川勤さんは、自社の未来を見据え「使い捨てない宣言」をされました。プラスチック自体が悪なのではなく、それをどう使うかが課題なのだと考え、非常に丈夫な素材を使い、永く愛用したくなるようなミニマルなデザインの自社ブランド『Plakira（プラキラ）』を開発。新しいコンセプトのプラスチック製品を生んでいます。ECなどで人気の商品は、『ゆらぎタンブラー』。名前の通りタンブラーのフチがゆらいでいる様な形をしています。車に踏まれても割れない耐衝撃性を兼ね備えているタンブラーですから、乳幼児のいらっしゃる家庭でも、安心してつかえますね。

「父親がプラスチック製品を作ることで僕は育てられました。」と、おっしゃる石川勤さん。「プラスチックでも、環境作りに貢献できたり、地球の将来に役立つような製品があることを多くの人に分かってもらいたい。そのために必要な改善は一つひとつ実現していきたい。」と、今後の目標を語ってくださいました。

『Plakira』が創る、安心で心地よく美しくて便利なテーブルウエアのある生活。それは、私たちの毎日に、やさしさとゆとりを与えてくれるように感じます。