NPO法人ワンダフルキッズ理事長・六郷伸司さんに詳しく伺いました。

学習支援を行っていく中でわかったこととは？

「まいにち子ども食堂高島平」をオープンするきっかけは、もともと六郷伸司さんが行っていた無料の学習支援活動に参加している子供たちの中で、ご飯を食べられていない子供がいることがわかったこと。勉強よりも食べることが先だと感じた六郷さんは、「まいにち子ども食堂高島平」を2018年にオープンし、朝７時から夜８時まで三食提供しています。スタッフは六郷さんと、学生からお年寄りまで幅広いボランティアです。

現在は民間団体の助成金を活用し運営をしていますが、4月からは一般の方からの寄付で運営をすることになるそうです。寄付はSyncableというサイトで募集中です。

「まいにち子ども食堂高島平」を運営するNPO法人ワンダフルキッズが、継続寄付者100人を募集中！
https://syncable.biz/associate/wonderfulkids/

友達と自分が違う・・・ということがもたらす社会的影響とは？

2018年にオープンして丸2年。「まいにち子ども食堂高島平」の目標は「モノと人を傷つけない」ということ。子どもたちはとても元気なので、ものが壊れてしまったり、人をからかうことも多いそう。そういうことをなくしていきたいそうです。そして、活動を行っていくうちに経済的貧困・社会的貧困の現実が見えてきたそうです。経済的貧困は、友達が持っているものを持っていなかったり、家族旅行へ行けないなど。そういうことが起きることで友達との話がかみ合わなかったり、勉強したくても塾にもいけず成績が良くないということが起きてきます。そうなると自分自身に自信がなくなっていくため、社会を作っていく弊害にもなる。と六郷さんは話します。

六郷さんのこの活動を通しての目標を伺うと、社会的貧困を解消していくために「まいにち子ども食堂高島平」があるので、社会的貧困が解消されてこども食堂を必要とする子どもを減らす社会を作り上げていくことが目標と話してくれました。