スズキ・ハッピーモーニング 羽田美智子のいってらっしゃい

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2023.12.01

2023年11月27日(月)テーマ「名前に”ライス”が付いた食べもの」

食べものの中には『カレーライス』のように、“名前に『ライス』と付くもの”がいくつもあります。

そこで『名前に“ライス”が付いた食べもの』についてです。

 

■今週(11/27~12/1)のテーマ:『名前に“ライス”が付いた食べもの』

11/27(月) 『チキンライス①』

 

『チキンライス』は鶏肉とタマネギなどの野菜を炒め、そこにご飯を入れて、トマトケチャップなどで味をつけたものです。

 

1888年(明治21年)に出版された洋食レシピの本に、『ライスチキン』という名前が登場しているそうです。

この『ライスチキン』ですが、炊いたご飯をサフランで色付けし、調理した鶏肉を添える・・・という、

いわば『鶏肉のパエリア』だったそうです。

 

それがイギリスでは『鶏肉のピラウ』と呼ばれていたそうですが、『ピラウ』とは、『ピラフ』の語源です。

そして、この『鶏肉のピラウ』が『カレーライス』と同じように、イギリスから日本に伝わってきたそうです。

 

ところがサフランはとても高価なため、代わりにトマトを色付けに使ったことから、

私たちが知る『チキンライス』へと変化していったそうです。

 

このように日本での初期の『チキンライス』は、“スープやトマトで炊いたご飯“を使って作られていましたが、

大正時代の頃には“普通に炊いた白いご飯に、鶏肉とトマトを混ぜて炒める”というスタイルに変わっていきました。

さらにケチャップを使うことで、私たちがよく知る『チキンライス』となったそうです。

 

【感想】

チキンライス、美味しいですよネ。

ライスチキンから変化してきたんですネ。

そういえばカレーライスも、“ライスカレー”と呼ばれてたりもしてますよネ。

私、喫茶店とかレストランで食べられるような“〇〇ライス”って、そそられるんですよネ。

・・・めちゃくちゃ、チキンライスが食べたくなってきました。

皆さんも今日のお昼にいかがですか?

 

11/28(火) 『チキンライス②』

『チキンライス』は、イギリスから伝わってきた『鶏肉のピラフ』が、時代とともに変化して、

現在では鶏肉と野菜とご飯をケチャップやトマトソースで炒めたもの・・・というのが定番になっています。

 

実は『チキンライス』は、シンガポール、タイ、マレーシアといった東南アジアでも名物料理として親しまれています。

但し、日本のものとはまったく違っていて、基本的には『茹でた鶏肉と、その茹で汁で炊いたライスに、

様々な味のソースをかけて食べる』というのが、東南アジアのチキンライスの特徴だそうです。

 

例えば、シンガポールのチキンライスは『シンガポールチキンライス』と呼ばれていて、

『中国の黒い醤油』や『チリソース』、『ジンジャーソース』の3種類のソースが定番とされています。

タイのチキンライスは『カオマンガイ』と呼ばれ、“甘辛い刺激的な醤油ベースのソース”をかけていただきます。

 

そしてマレーシアのチキンライスは、鶏肉を1羽丸ごと茹でてぶつ切りにし、

その鶏ガラで作ったスープや、お店独自の秘伝のチリソースが付いてきます。

さらにお店によっては、“茹でた鶏”だけでなく、“バーベキュー風にローストした鶏”を使うところもあるそうです。

 

【感想】

なるほどねぇ。

日本のチキンライスはやはりピラフの延長で、ライスがメインで、“チキンが入ってます”という印象ですが、

東南アジアのチキンライスは、あくまでもチキンがメインという感じですかネ。

東南アジアのチキンライスも、ちょっとスパイシーで美味しいですよネ。

これも時々、食べたくなりますねぇ~。

今日のお昼は東南アジア風のチキンライス、いかがでしょうか?

 

11/29(水)  『オムライス』

『オムライス』とは、“ご飯を炒めてケチャップなどで味付けし、薄い卵焼きで包んだもの“です。

実は『オムライス』は日本で生まれた洋食で、イギリスの『ライスオムレツ』が変化したもの・・だそうです。

 

この『ライスオムレツ』ですが、“卵にご飯を混ぜて、オムレツの形に焼いたもの“ではなく、

“煮たお米を薄い卵焼きで包んだもの“だそうです。

 

それが日本に伝わると、やがて薄い卵焼きの中に白いご飯を入れて塩・コショウで味付けしたものになったそうです。

そしてこの料理と、ケチャップで炒めた『チキンライス』とが出会って、『オムライス』が生まれたそうです。

 

1926年(大正15年)に出版された料理の本には、牛肉を使った『オムライス』のレシピが載っているそうです。

牛肉なので『チキンライス』ではありませんが、トマトソースを使っているところがポイントで、

それ以外は現代の『オムライス』の作り方と同じだそうです。

 

そんな『オムライス』ですが、時代とともに進化しています。

定番の“チキンライスを卵で包んだもの”の他に、“チキンライスの上にオムレツをのせたもの”、

“ふわふわ・トロトロの卵をかけたもの“などがあります。

また“かけるもの”もケチャップの他に、ホワイトソースやデミグラスソースなどがあります。

 

【感想】

オムライスも大好き!皆さんはどんなオムライス、好きですか?

私はバターたっぷりの・・・というよりは、ケチャップたっぷりで炒めたチキンライスに、

味付け薄めの卵でくるんで、ケチャップがかかっている、昔っぽいオムライスが一番好きですねぇ。

今日のお昼はオムライス、いかがでしょうか?

 

11/30(木)  『ハヤシライス』

『ハヤシライス』とは、牛肉やタマネギなどを炒めて、

ドミグラスソースやトマトピューレ、赤ワインなどを加えて煮込み、ご飯にかけた料理で、

日本で独自に生み出されたものだそうです。

 

誕生の由来には諸説あり、例えば現在の『丸善雄松堂(まるぜんゆうしょうどう)』さんの創業者、

早矢仕有的(はやし・ゆうてき)さんが考えたとする説です。

早矢仕さんは当時、日本を訪れていた外国人の皆さんと親交があり、西洋料理にもなじみがあったため、

お友達が来ると、お肉や野菜をゴッタ煮にして、ご飯を添えて振る舞っていたそうです。

 

やがてこの料理は、『早矢仕さんのライス』といわれるようになり、評判となって、

『ハヤシライス』の名前で、街の洋食屋さんのメニューになった・・とする説です。

 

他にも、大正から昭和にかけて、“天皇陛下の料理番”と呼ばれた秋山徳蔵さんが考えたとする説。

 

また、スライスした牛肉を、デミグラスソースで煮込んだ『ハッシュドビーフ』にご飯を添えた料理を

『ハッシュドビーフライス』と呼ぶようになり、それが『ハヤシライス』になった・・・という説など、

いくつも説があるそうです。

 

ちなみに、『ハヤシライス』と『ハッシュドビーフ』の違いですが、

『ハヤシライス』はトマトソースがベースで、『ハッシュドビーフ』はデミグラスソースがベース・・・

といった違いがあるそうです。

 

【感想】

ハヤシライスもイイですよネ。

私はホテルのラウンジとか、1階にあるカフェとかで食べたくなることが多いなぁって、今思いました。

名前の由来はやはり、“早矢仕さんが考えたという説”が有力な気がしますよネ。

あの・・・毎日オススメして申し訳ないですが(汗)、

今日のお昼、ハヤシライスはいかがでしょうか?

 

12/1(金)  『タコライス&トルコライス』

『タコライス』とは、味付けしたひき肉『タコミート』と、レタスやトマト、チーズなど、

メキシコ料理の『タコス』の具材をご飯にのせたものです。

 

沖縄県金武町(きんちょう)にあった『パーラー千里(せんり)』さんの創業者、

儀保松三(ぎぼ・まつぞう)さんが考えられ、1984年に誕生しました。

金武町は米軍基地が目の前にあり、儀保さんはお客さんの“若いアメリカ兵の皆さんに、

安くてお腹いっぱい食べてほしい”という思いから、このメニューを考えられたそうです。

 

続いて、『トルコライス』です。

ピラフ、スパゲティ、トンカツなどがひと皿に盛られた、長崎市民の皆さんのソウルフードです。

 

この『トルコライス』という名前ですが、国のトルコとはまったく関係ないそうなんですネ。

そうなると名前の由来ですが、諸説あって、

例えば、『カツ・ピラフ・ナポリタンの3種類を、赤・白・青の3色のトリコロールカラーに重ね合わせ、

“トリコロール”が転じて“トルコ”になった』という説。

 

または昭和の中頃、長崎市内にあったといわれる『レストラン トルコ』に『トルコライス』の原形となる料理があり、

それが流行ったことからお店の名前『トルコ』を付けたとする説など、様々あるそうです。

 

【感想】

沖縄に行くとタコライス、食べますよねぇ。

長崎のトルコライスも定番ですよネ。

海外から伝わった料理のようなネーミングでも、日本で生まれたものなんですよネ。

『○○ライス』、もっとたくさんありそうですし、皆さんの『○○ライス』は何ですか?

良かったら教えてください。

 

【今週の感想】

今週は木曜日まで、最後に“今日のお昼は〇〇ライスはいかがでしょうか?”とオススメしましたら、

本当にそうされた方が何人もいらっしゃったようで、ありがとうございます。

また、“カレーライスはやらないんですか?”という質問をいただきましたが、

2022年9月12日~16日の時に『カレー』というテーマで

お送りさせていただきましたので、そちらをご覧ください。

https://www.1242.com/hada/hada_blog/blog20220916-282584/

 

いよいよ12月になりました。

なにかとあわただしくなりますが、どうぞお体に気を付けてこの年末をお過ごしください。

 

【お知らせ① 次週(12/4~)からのテーマ】

私たちの生命や健康を維持するために欠かすことができない『栄養素』についてです。

【お知らせ② 番組で使用しているBGM】

◆オープニング 

♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ

◆エンディング

♪To Be  /  モントルー

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パーソナリティ
  • 羽田美智子
    羽田美智子
    羽田美智子

    羽田美智子

    茨城県出身。1988年デビュー。女優として映画、ドラマ、CMなどで活躍中。94年、映画『RAMPO』でエランドール賞新人賞などを受賞。95年、映画『人でなしの恋』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。『花嫁のれん』(東海テレビ系列)シリーズ、『特捜9』(テレビ朝日)シリーズ、『おかしな刑事』(テレビ朝日)シリーズ、『ひよっこ』(NHK)など、数々の人気ドラマに出演している。2019年、実家の屋号である”羽田甚”を引き継ぎ、ネットショップ『羽田甚商店』をオープン。自身の五感を通して「本当にイイ!」と思ったものだけを紹介・販売している。
    羽田甚商店:https://hadajinshop.co.jp/