スズキ・ハッピーモーニング 羽田美智子のいってらっしゃい

2023.07.07

2023年7月3日(月)

“夏を代表する食べ物”のひとつ、『枝豆』についてです。

 

■今週(7/3~7/7)のテーマ:『枝豆』

 

7/3(月)  『枝豆とは』

 

枝豆とは、“成熟していない、未成熟の大豆”のことです。 

『枝豆』という種類の豆ではないんですネ。

 

ですので“枝豆と大豆の違い”というのは、“収穫時期の違い”で、

“成熟していない早い段階”で収穫すると、『枝豆』、

“成熟した状態”で収穫すると、『大豆』というわけなんです。

それでも現在では、品種改良によって、

“枝豆に適した専用の品種”というのも開発されています。

 

また植物の分類学上、大豆は『豆類』ですが、

枝豆は『野菜類』に属するそうです。

 

この『枝豆』という名前の由来ですが、

“枝が付いた状態で茹でて食べていた”ということから、

“枝付きの豆=枝豆”と呼ばれるようになったといわれています。

 

かつては、田んぼと田んぼの間の道、畔道(あぜみち)で

栽培されていたことから、地方によっては『畔豆(あぜまめ)』とも

呼ばれているそうです。

 

大豆の栽培の歴史はとても古く、日本にも紀元前の時代から、

栽培が行われていたと考えられています。

 

そんな大豆を、いつ頃から枝豆として食べ始めたのかといいますと、

ハッキリしたことは分かっていないそうです。

一説には奈良時代、あるいは平安時代ともいわれているそうです。

 

【感想】

成熟しきったら大豆で、未成熟は枝豆なんですネ。

そして、ここまでは野菜扱いなんですネ。

 

枝豆って、おいしいですよネ。

ビールのおつまみに枝豆サイコー!といわれていますが、

私はビールではなくても、枝豆どんぶり一杯食べちゃうくらい大好きです。

 

 

7/4(火) 『枝豆の種類』

 

“枝豆”として栽培されているものは、皮やサヤの産毛の色の違いから、

大きく3つの種類に分けられます。

 

1つめは、『白毛豆(しろげまめ)』です。

鮮やかな緑色のサヤのところに、白い産毛が生えていることから、

この名前が付いたとされています。

またの名を『青豆』ともいいます。

白毛豆はクセがなくて食べやすい、一般的な種類の枝豆で、

日本で最も流通している枝豆が、この白毛豆です。

 

2つめは、『茶豆』です。

見た目は白毛豆の枝豆とほとんど変わりませんが、

よく見ると豆の部分の薄い皮や、サヤの産毛の色が

少し茶色っぽいです。

また甘味と香りが強くて、風味が良いことから人気です。

 

そして3つめは、『黒豆』です。

おせち料理に『黒豆』ってありますよネ。

本来ですと煮豆として使う黒大豆を、熟成の途中に収穫したものが

黒豆の枝豆です。

 

その中でも、兵庫県丹波篠山市の『丹波篠山黒枝豆』は、

10月の2、3週間ほどしか食べることができないため、

“幻の枝豆”と呼ばれています。

 

【感想】

普段いただいている枝豆は白毛豆なんですネ。

産毛の色かぁ。なるほど。

 

茶豆も甘味が豊かで、ほんのりクセがあって、

それこそクセになるおいしさですよネ。

 

そしてそして、丹波の黒豆!

これ、最高においしいですよネ!

 

いや~、話しているだけで枝豆が食べたくなりました。

もう今夜は絶対、枝豆買って帰ろうと思います。

どれもこれも大好きです。

 

 

7/5(水)  『枝豆の豆知識』

 

日本には特定の地域で、昔から栽培されてきた枝豆があります。

それは地域の農家の方によって、代々受け継がれてきた品種で、

希少価値が高く、『ブランド枝豆』とも呼ばれています。

 

そのひとつが、『だだちゃ豆』です。

茶豆を代表する品種で、山形県鶴岡市周辺の限られた地域で、

江戸時代から、地元農家の方が大切に守って

生産されてきた枝豆です。

 

この『だだちゃ』とは、方言で『お父さん』とか『親父』といった意味が

あるそうなんです。

江戸時代、この地域のお殿様に、この枝豆を差し上げたところ、

その美味しさにとても感動されたそうです。

 

そして、“この枝豆は、どごのだだちゃの作った豆だ?”

“あのだだちゃが作った豆が食べたい”と言ったことから、

“お父さん・親父の豆=だだちゃ豆”になったとする説が

通説とされています。

 

この『だだちゃ豆』と並んで、『ブランド枝豆』の代表のひとつが

新潟県の『くろさき茶豆』です。

現在の新潟市西区黒崎地区で栽培されていることから、

この名前が付いたとされています。

 

くろさき茶豆の最大の特徴は、“独特の香り”です。

その香りは”ポップコーンの香り”にも例えられ、

茹でると美味しい香りが広がるそうです。

 

【感想】

だだちゃ豆、もう大好き!

甘味がクセになりますよネ。

“だだちゃ”って、“お父さん”っていう意味なんですネ。

イイ名前ですネ。

 

くろさき茶豆は、ポップコーンの香り・・・。

どんな味なんでしょう?

食べたことあるのかぁ・・・。

なんかハッキリしないので、今年もし手に入ったら

食べてみたいなと思います。

 

枝豆、私、ホントにテンション上がります。(笑)

 

 

7/6(木)  『枝豆の栄養』

 

大豆は“畑の肉”と呼ばれるほど、栄養価が高いですが、

枝豆も同じように栄養が豊富です。

 

良質のタンパク質や脂質の他、カルシウムやビタミン類、食物繊維、

さらには鉄やカリウムなど、ミネラルを豊富に含んでいます。

まさに“大豆のイイところ”と“緑黄色野菜のイイところ”の

両方を兼ね備えています。

 

枝豆には、皮膚や粘膜の健康を維持する働きがある

ビタミンAやビタミンCが含まれていますが、

実はこれは成熟した大豆には、含まれていないそうなんですネ。

 

また、枝豆に豊富に含まれるビタミンB1は糖質をエネルギーに変え、

新陳代謝を促す働きがあることから、

疲労回復や夏バテ防止に役立つとされています。

 

さらに枝豆に含まれる、必須アミノ酸のひとつ『メチオニン』には、

アルコールの分解を助け、肝臓の負担を和らげる働きがあるそうです。

ですから“ビールに枝豆”というのは、

とても“理にかなった組み合わせ”なんだそうです。

 

そして枝豆はサヤに守られているため、茹でても

あまり栄養価が失われにくい・・・という利点があるそうです。

 

【感想】

枝豆って、イイことずくめの食材なんですネ。

私、茹で上がった時の香りも大好きで、

そのあとザルにあげて、塩を振って混ぜるじゃないですか。

あの時のキレイな色とあの香りが大好き!

 

サヤから飛び出してくる元気な枝豆。

ピンピンって出てくるじゃないですか。

あんな元気ハツラツの可愛いお豆を、

今年もたくさんいただけたら嬉しいなぁ~。

 

栄養価も高いし、皆さんも今夜いかがでしょうか。

 

 

7/7(金)  『枝豆の雑学』

 

2021年の枝豆の全国の収穫量を見ますと、

一番多いのが北海道で、全体の約14%を占めています。

2番目に多いのが群馬県、そして3番目に多いのは千葉県。

以下、山形県、埼玉県、秋田県、新潟県・・・と続きます。

参考までに、その前の年2020年は、1位が群馬県で、

2位が北海道、3位が千葉県でした。

 

そんな枝豆ですが、海外でも“日本食ブーム”とともに、

注目が集まっています。

名前もアルファベット表記で、『EDAMAME(エダマメ)』です。

枝豆は大豆ですから、ヘルシーで栄養も豊富で、

さらにベジタリアンやヴィーガンの方でもいただくことができます。

 

食べ方も日本のように塩茹でしたり、またはサヤから取り出して、

サラダやスープといったお料理に使ったりしているそうです。

 

宮城県などの郷土料理に、枝豆を使った『ずんだ』があります。

塩茹でしたあと、サヤから豆を取り出し、薄い皮をむいて、

すり鉢でよくすり潰して、お砂糖とお塩、お水を加えたものです。

 

海外でもこの『ずんだ』のように、枝豆をディップにして

クラッカーや生野菜につけて、いただいたりしているところもあるそうです。

 

【感想】

枝豆、やっぱり海外でも大人気なんですネ。

ずんだ餅もおいしいし、おいしいものは世界共通ですネ。

 

でも、こんなおいしい素敵な食材、枝豆・大豆を

私たちは昔からいただけている・・・。

本当に幸福なことですよネ。

 

【今週の感想】

本当に私は枝豆が好きで・・・。

今週はクチの中が思いっきり枝豆になりました。(笑)

 

同じ枝豆でも、いろんな種類があることが分かりましたので、

この夏は食べ比べてみたいです。

できれば全部。(笑)

 

今年の夏も暑さが厳しいですから、栄養たっぷりの枝豆を食べて、

元気に乗り切りたいですネ。

 

【お知らせ① 次週(7/10~)からのテーマ】

暑い日は食べたくなりますよネ。『かき氷』についてです。

 

【お知らせ② 番組で使用しているBGM】

 

◆オープニング 

♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ

 

◆エンディング

♪To Be  /  モントルー

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パーソナリティ
  • 羽田美智子
    羽田美智子
    羽田美智子

    羽田美智子

    茨城県出身。1988年デビュー。女優として映画、ドラマ、CMなどで活躍中。94年、映画『RAMPO』でエランドール賞新人賞などを受賞。95年、映画『人でなしの恋』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。『花嫁のれん』(東海テレビ系列)シリーズ、『特捜9』(テレビ朝日)シリーズ、『おかしな刑事』(テレビ朝日)シリーズ、『ひよっこ』(NHK)など、数々の人気ドラマに出演している。2019年、実家の屋号である”羽田甚”を引き継ぎ、ネットショップ『羽田甚商店』をオープン。自身の五感を通して「本当にイイ!」と思ったものだけを紹介・販売している。
    羽田甚商店:https://hadajinshop.co.jp/