スズキ・ハッピーモーニング 羽田美智子のいってらっしゃい

2023.05.19

2023年5月15日(月)

私たちの体を支えている『骨』についてです。

 

■今週(5/15~5/19)のテーマ:『骨』

 

5/15(月)  『骨の数』

 

私たちの体の中には、たくさんの骨があります。

その数は約200個といわれています。

“約200個”なのは、骨の数はその人の年齢によって

違うからだそうです。

 

例えば子どもの骨の数は、大人よりも多いそうなんですネ。

その理由ですが、子どもの頃は“離れ離れの状態になっている骨”が

大人になるとくっついて、“ひとつの骨”になっているケースが

あるそうなんですネ。

 

具体的には、腰にある『骨盤』ですとか、『胸骨』

そして『手足の骨』・・・などです。

 

こうした骨の数ですが、頭や手足の骨の数というのは、

動物の種類によって、それほど差はないそうなんです。

それでも、脊髄(せきずい)を保護する役割がある

『椎骨(ついこつ)』という骨の数には、大きな差があるそうです。

 

またヘビのように、“細くて長い胴体を持った動物”は、

胸骨の数がたくさんあるそうです。

その数は種類によって違いますが、1000個とも1200個とも

それ以上ともいわれているそうです。

 

そして、哺乳類の首の骨の数は“基本”7本で、首の長いキリンも

人間と同じとされていましたが、その後の研究で、

1本多い8本あることが分かったそうです。

この8本目の骨の働きで、キリンの首の動きの範囲が広がって、

低いところにある水も飲めるようになったそうです。

 

【感想】

私は今年の初めに肋骨を折ってしまって、

とっても痛い思いをしながら1ヶ月過ごしたんですネ。

 

骨を折ってみて初めて、骨の存在に目が行ったんです。

普段、骨を意識して生きていることってなかったなぁ・・・と反省しつつ、

新しい発見となりました。

骨の仕組みってすごいですよネ。

骨は大切です。

 

 

5/16(火) 『骨の役割』

 

骨には大きく分けて、5つの役割があります。

1つめは、『体を支える』です。

約200個もの骨が結び合って、骨格を形成しています。

私たちが立ったり座ったりできるのは、

この骨格が体を支えているからです。

 

2つめは、『体を動けるようする』です。

ふたつの骨がしっかりつながっている部分のことを、

『関節』といいますが、その関節と筋肉によって、

私たちは体を動かすことができます。

“あばら骨”と呼ばれる『肋骨(ろっこつ)』も、

胸を広げたり狭めたりする、呼吸の運動のためにあります。

 

3つめは、『体の中身を保護する』です。

例えば『頭がい骨』は、脳を守るヘルメットのような働きをしています。

また『肋骨』や『胸骨』などは、肺や心臓、

そして『骨盤』は、内臓を守る働きをしています。

 

“骨の役割”、4つめは、『血液を造る』です。

骨の中心部にある『骨髄』で、赤血球や白血球、

血小板といった血液の大事な成分が造られています。

 

そして5つめは、『カルシウムを貯めておく』です。 

私たちの体の中のカルシウムのほとんどは、骨の中にあり、

貯めておく働きがあります。

 

このように骨は、私たちが生きて活動するために、

たくさんの大切な働きしてくれています。

 

【感想】

小学校の理科の教室に、ガイコツってありましたよネ。

自分の体の中にも、あんなガイコツがあることを、

なかなか信じられませんでしたが、

レントゲンを撮ると、私の中にもガイコツあるんだなぁ・・・って

理解できるんですよネ。

 

体って不思議ですよネ。

そして人間って不思議ですよネ。

私たちの計り知れないところで、生かされている気がしますよネ。

 

 

5/17(水)  『骨の豆知識』

 

私たちの骨は成人になり、成長が止まったあとも、

常に新しい骨に生まれ変わっています。

“古い骨を壊しては、その場で新しい骨を作る”というイメージで

それをずっと繰り返しています。

 

いわば“骨の入れ替え作業”みたいなものですが、

これを『骨のリモデリング(骨の代謝)』といいます。

 

『骨のリモデリング』には、『破骨(はこつ)細胞』と

『骨芽(こつが)細胞』の2つの細胞の働きによって行われています。

『破骨細胞』が、古くなった骨を溶かしていきます。

『骨芽細胞』が次々と、新しい骨をつくる・・・

この2つの細胞の共同作業によって、

骨の正常な強度が保たれているそうです。

 

骨折した時、多くの場合、ギプスで固定したあとは、

時間の経過とともに治っていきますが、

これは“骨の再生能力”によるものだそうです。

 

骨折すると、骨の中の血管が切れることで出血し、炎症を起こします。

炎症が消えると、今度は体の中の様々な組織の“細胞の素”となる

細胞が、軟骨や骨をつくる細胞へと成長していきます。

これを『仮骨(かこつ)』といいます。

 

仮骨は未熟な状態の骨ですが、それを先程の『リモデリング』により、

成熟した骨へと変化させる・・・つまり、完治させるそうです。

 

【感想】

骨ってパキッと折れたら、その部分をピタッと何か接着剤のようなもので

くっ付けて、しばらくして治るのかな・・・と思っていたんですけど、

自然に治癒していく・・・っていう様を見て、

骨ってすごいなぁ~と思ったんですネ。

ちょっと感動するお話ですよネ

 

 

5/18(木)  『骨の豆知識②』

 

骨に含まれるカルシウムなど、ミネラルの量のことを

『骨量(こつりょう)』といいます。

そして、1本の骨の中にどれくらいの骨量があるのか?を

割合で示したものを、『骨密度』といいます。

 

骨量は成長とともに増えていき、20歳前後で最大になります。

これを『ピークボーンマス(最大骨量)』といいます。

その後、20代から40代半ば頃まで、ほぼその状態が

保たれていきますが、40代後半頃から次第に減少していきます。

 

そして、骨量が一定量を下回ってしまうと、

骨がスカスカの状態になってしまい、

ちょっとしたことで骨折しやすくなります。

この状態のことを『骨粗鬆症(こつそしょうしょう)』といいます。

 

骨粗鬆症は、男性よりも女性のほうが多いといわれています。

女性の場合、骨量とホルモンの量が関係していて、閉経を迎えると

ホルモンバランスが崩れやすく、急激に骨量が減少していくことが

分かっているそうです。

 

さらに女性の場合、妊娠や授乳期に、たくさんのカルシウムを

必要とすることも、要因と考えられています。

 

骨粗鬆症は転倒による骨折の危険性を高め、

寝たきりの原因にもなりかねません。

それを防ぐためには、カルシウムの摂取に加えて、日光浴や、

ウォーキングなど“適度な運動”が大事だそうです。

 

【感想】

骨粗鬆症、これ他人事ではありませんよネ。

男性の方でも、なる人はなるんですよネ。

 

小魚を食べたり日光浴をしたり、

かかとに刺激を与えるようなウォーキングをしたり・・・など、

若いうちから骨量をためておくことをオススメします。

 

私も少し骨量が足りないから、気をつけるようにはしているんですけども、

一緒に頑張りましょう。

 

 

5/19(金)  『骨の豆知識③』

 

“あばら骨”と呼ばれる『肋骨』ですが、

心臓や肺などを守る働きをしています。

そんな肋骨ですが、他の骨と比べると厚みが薄くなっています。

厚みが薄いということは、その分、折れやすくなっているんですネ。

そのため、咳やクシャミで折れてしまうことも珍しくありません。

実は咳やクシャミというのは、自分で思う以上の力が肋骨にかかって

負担をかけているそうなんです。

 

それによって若い人でも、繰り返し咳をしたことで、

骨折してしまうことがあるそうです。

また年齢とともに、『骨粗鬆症』で骨が弱くなっていると、

軽い咳でも骨折してしまうことがあるそうです。

 

実は肋骨が折れやすいのは、内臓に衝撃が直接行くのを防ぐため・・・

ともいわれています。

特に心臓の場合、衝撃が直接行くと、命にもかかわりますので、

肋骨が折れることによって衝撃を逃がしているそうです。

 

いずれにしましても、胸の痛みが長く続く時は、

早めにお医者さんに診ていただくことが大切だそうです。

 

【感想】

今年の冬に、私も肋骨を折ってしまいまして・・・

その原因はおそらく咳だったと思うんですネ。

それかクシャミ。

 

お医者さんからは“疲労骨折”と言われました。

“たぶん寒さで骨が固まっていて、そこに衝撃が加わったことで、

パキッ!といってしまったのかな?“と言われました。

 

“まさか私が・・・”と、どこかで自分の骨を過信していたので

ショックでしたが、折れたら1ヶ月は不自由ですから、

皆さんも骨折しないように、食生活と運動に気をつけて、

骨の健康を守ってくださいネ。

 

 

【今週の感想】

番組でもお話しましたように、私は肋骨を折ってしまいまして・・・

それをキッカケに、“骨について勉強しませんか?”ということで

『骨』がテーマになりました。

 

私たちが生きていくうえで、とても大切なものなんですが、

知らないことばかりですよネ。

私たちが知らないところで、新しい骨がつくられたり、

体を支える以外にもたくさんの大事な役割があったり・・・。

本当に骨には感謝です。

 

そして肋骨って、本当に折れやすいんですよ。

今回身をもって知りました(涙)

皆さんもくれぐれも気をつけてくださいネ。

経験者は語る・・・です(汗)

 

【お知らせ① 次週(5/22~)からのテーマ】

お出かけの際、お持ちになる方も多いのでは・・・

『水筒』についてです。

 

【お知らせ② 番組で使用しているBGM】

 

◆オープニング 

♪ALL OF YOU / コルビー・キャレイ

 

◆エンディング

♪To Be  /  モントルー

 

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パーソナリティ
  • 羽田美智子
    羽田美智子
    羽田美智子

    羽田美智子

    茨城県出身。1988年デビュー。女優として映画、ドラマ、CMなどで活躍中。94年、映画『RAMPO』でエランドール賞新人賞などを受賞。95年、映画『人でなしの恋』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。『花嫁のれん』(東海テレビ系列)シリーズ、『特捜9』(テレビ朝日)シリーズ、『おかしな刑事』(テレビ朝日)シリーズ、『ひよっこ』(NHK)など、数々の人気ドラマに出演している。2019年、実家の屋号である”羽田甚”を引き継ぎ、ネットショップ『羽田甚商店』をオープン。自身の五感を通して「本当にイイ!」と思ったものだけを紹介・販売している。
    羽田甚商店:https://hadajinshop.co.jp/