バタバタしてからボヤボヤしてたら1ヶ月間も この連載の原稿を書いてないことに気がついた。すまん。
いま文春新書の近田春夫著を読みながら いくつも持っているGS(グループサウンズ)のBOXをかけながら これを書いているので頭の中はジャガーズで進むペンはタイガースからオックスへとザ・サベージだ。(もう ほとんどよくわからない)
2月8日(水)は浅草東洋館にて「第5回 ビートたけし杯 お笑い日本一」。審査委員長にビートたけし(本名 鬼瓦権造)審査員が私とナイツという盤石でもない態勢。上の写真は表彰状を読んでボケる北野氏と左に不安そうな私。ナイツのふたり。右側のハンジロウが優勝。
7時開演なので5時半頃 自分の楽屋へ行ったら すぐにコマネチ氏入って来て一気に開演までの1時間半 近況を語り込む。どうやら すごい所へ引っ越したらしい。「今度泊まりに来てよ」と言われるが行けるかっつーの。ナイツは ずっと正座して小きざみに笑っていた。
2月12日は銀座SIXの地下にできた立派な能楽堂。玉川奈々福独演会のトークゲストに呼ばれた。前もって連絡があり「白足袋を用意して下さい」とのこと。その業務連絡だけで緊張してしまう。急いで福助足袋を買う。これが能楽堂の全景。立派なものだ。
トークも もう終わりに近づいたなと思ったら突然 奈々福が「ひとっ節(ぷし)うなって下さい」とムチャ振り。いきなりのアドリブに強心臓をほこる私もびっくり。すべての芸能が身に入ってる私ですよ。こんな処で ひるんではいられない。ガキの頃から身体にしみ込んだ虎造節だ。今の70歳以上の人間なら日本人だったら誰でも うなれる虎造節。浪曲「清水次郎長伝」より「石松代参」のくだりを能楽堂で うなってやりましたよ。お客様は本当に本当にびっくりしていた。
昔の放送作家は皆な「作家というのは芸ごと すべて入っていなくちゃ。タレントに なめられるからね。落語でも歌でも芝居でも浪曲でも やってみせてあげられなきゃセンセーとは言われない」とはよく言われたものだ。今の放送作家なんて何の芸もないでしょ。
これが白足袋の証拠写真。何やら休日にお出掛けをする鳶(とび)の頭(かしら)みたいだ。
写真は奈々福さんを撮っているカメラマンの御堂義乗さんによるもの。
ニッポン放送的には2月は号外が配られる程の大さわぎ。「オールナイトニッポン」55周年で55時間の大型特番。ひとり(ひと組)2時間ずつ。テレ東をやめたばかりの佐久間が5番組に出たらしい。あれ程たけしと10年間LFにつくしたのに私は一切出番なし。これが秋元康のエグゼクティブプロデュースのやり方らしい。
「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」の方は おみごととしか言いようのない おやじだらけの大行進。どこに出しても恥ずかしくない爺いおやじのWBC前祝い。これ程濃いおやじばかり毎週出てくる番組なんて他に成立するだろうか。今年に入ってからのゲストを並べても 。
1月9日(月)イッセー尾形
イッセーの書き下しラジオドラマを演じる。
1月13日(金)山田雅人
加山雄三の「かたり」も できたとか
1月16日(月)みうらじゅん
まだ「マドロスブーム」が来ると言っている
1月20日(金)レッツゴーよしまさ
「素の志村けん」という とんでもない芸を持つ半分サラリーマン
1月23日(月)峰竜太
「根岸のおかみさんが とても元気だ」と弱っていた
1月30日(月)ますだおかだ おかだ
「開店ガラガラ」に変わりそうな元気の良さ
2月6日(月)なぎら健壱
下町の吟遊詩人 健在。
2月13日(月)阿部サダヲ
グループ魂で「高田文夫」を絶唱する男である
2月17日(金)モグライダー
リーゼントの芝が格好いい
2月20日(月)松尾貴史
週刊朝日「似顔絵塾」二代目塾長も残りあとわずか。
2月24日(金)ビートきよし
「あーいぼうは 今日来ないの?」
2月24日(月)火野正平
「高田さんが このラジオやめない限りオレもNHKの自転車やめないから」
3月3日(金)林家ペー・パー子
「余談ですけど“誕生日覚えろ”というヒント、高田先生に もらったの。おかげで「芸」になったの」
「キャー ヤダーッ アハー」
どうですか?みごとに つながったおやじダイナマイト打線。
日刊スポーツで連載していた「オトナのラジオ暮らし」。「いよいよ終るのでトリを飾ってくれませんか」とおだてられ取材に応じる。3月4日(土)の紙面が下のもの。
2023年3月4日
高田文夫
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