高田文夫のおもひでコロコロ

2022.10.17

第46回『生ムギ生ゴメ生ライブ』

数少ないこの連載の読者から「近頃ブログUPしてないんじゃない?」など言われるが もうこっちがアップアップだ。なんせ慌ただしいのだ。いきなり寒くなったり村神様が56本打ったり楽太郎だった圓楽の楽ちゃんが亡くなったり・・・私より1才若いのだ。私が日芸落研の2年の時 楽ちゃんは1年生として青学の落研に入ってきた。それ以来50年以上のつきあいである。楽ちゃんに興味のある方は「週刊ポスト」内の「笑刊ポスト」(10月17日発売号)にて1頁書いているし「月刊Hanada」では「月刊TAKADA」(10月25日発売号)にて4頁も楽ちゃんのことを書いているので そちらをお読みください。下は80年代”漫才ブーム”の真只中落語も何とかしなくちゃとフジTV深夜に私の構成司会で5年程OAした「らくごIN六本木」何本かがDVD化され発売された。

私の名司会ぶりが しのばれるスリーショットだ。こうやって見ると円楽師も松鶴師も楽太郎(当時)も みーんな居なくなっちゃったネ。

やっぱり元気な内にライブで見といてもらった方がいいという訳で近々私がゲストで舞台にあがってふざけるのは・・・

市馬(落語協会会長)の弟子の市弥が真打となり八代目柳亭小燕枝を襲名。帝國ホテルでの立派なパーティは終ったのだが大きな会がある。

「小燕枝真打昇進披露公演」11月24日(木)18時30分 銀座ブロッサム(中央会館)

小燕枝・市馬、喬太郎、昇太、さん遊、文珍、高田文夫

まあなんとも豪華な出演者。多分まだ前売りあると思いますので お越し下さい。何故私がここまで市弥の為にやるかというと あいつは芸界でも珍しい私の中学の後輩なのです。普通の公立の「船橋中学」ですよ。高校や大学なら後輩は山ほど芸能界に居ますが中学というのは珍しい。この中学の卒業生は私と私の同級生だったバーコード役者、「下町ロケット」でも有名な志賀廣太郎(先年亡くなった)、そしてこの度の真打。3人しか有名人を輩出していないアハハ。小田急線千歳船橋下車。

そして暮の風物詩として もう6回もやっている桂雀々の会でのゲストコーナー。私と雀々が人目も気にせず ただイチャイチャするだけの「チュウチュウマウス会」。これを見ないと年を越せないと言う風流なお人も多い。私も雀々もネズミ年なので誰が呼んだか「チュウチュウマウス会」。私のひとまわり下のネズミが雀々。私のひとまわり上のネズミが「ミスター・長嶋茂雄」と立川談志、東八郎。

「桂雀々の会」12月17日(土)19時 国立演芸場

桂雀々、高田文夫

上のDVDは この春 大阪は新歌舞伎座で行われた芸歴45周年記念公演の最新作DVD。明るすぎる雀々が満載。新歌舞伎座客席には松村邦洋らを連れた私も居た。おめあてはゲストの明石家さんまだが。

<ついでのお知らせ>

我が「いち・にの・さんぽ会」リーダー(大塚のガラス屋としてもコラムライターとしてもペンギン集めとしても有名。要するに道楽者。)高野ひろしが私と松村邦洋らが歩いた”平井”の写真展と古本市をやってます。平井なんてなかなか行かないでしょ?早い話が亀戸と新小岩のあいだ。駅のホームから看板「平井の本棚」が見えます。もうやっていて10月15日から23日(日)まで。13時から19時。平井の本棚の2階が会場。

先日5人で歩いたのですが「平井」と言えば落語ファン ニッポン放送マニアなら誰でも知っている「ヨイショッと」の 月の家円鏡(のちの円蔵)。いつも「平井」を連呼していたから知っている人も多いはず。師匠の最後の住まいがそのまま記念館として残り、資料も充実。入館料も無料なので「メガネすっかりクモリなし」、お立ち寄りを。

 

2022年10月17日

高田文夫

  • ビバリーHP導線
筆者
  • 高田 文夫
    高田 文夫
    高田 文夫

    高田 文夫

    1948年渋谷区生まれ、世田谷育ち。日本大学芸術学部放送学科在学中は落語研究会に所属。卒業と同時に放送作家の道を歩む。「ビートたけしのオールナイトニッポン」「オレたちひょうきん族」「気分はパラダイス」など数々のヒット番組を生む。その一方で昭和58年に立川談志の立川流に入門、立川藤志楼を名乗り、'88年に真打昇進をはたす。1989年からスタートした「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」は4半世紀以上経つも全くもって衰えを知らず。