諏訪中央病院名誉院長で医師の鎌田實氏が、「安東弘樹 DAYS」に電話出演。

「新型コロナウイルス」に関する現在・今後の状況や、予防する方法について解説した。

鎌田氏は、現在の「新型コロナウイルス」に関して、『WHOはパンデミックではないと言っているが、パンデミックに近い。世界流行の兆しが出始めているんじゃないか』と述べた。

ただ、『（日本では、イベントの中止や外出を控えている現状があり）人が集まらなくなると下火になっていく可能性がある』といい、『一時はまだまだ増える。3週間後から4週間後くらいに山の頂上が見えてきて、減りだしてくれたらいい』と、1ヶ月後くらいがピークなのではないかと予測した。

また、休校になっている小中高が多数ある中で、子供達が休みの間どの様に過ごすのがよいかという点では、『（図書館などでは）隣の人との距離を出来るだけ（椅子一つくらい）空けて座る。』『公園に行って遊具などで遊んでもいいけども、遊ぶ前にアルコール消毒出来たらいいし、家に帰ってきたら必ず手洗いをしっかりしてもらえば、出掛けてもいい』と回答。

さらに、WHOが”症状がない人は予防目的でマスクを着用する必要がない”としていることについて、『マスクは自分を防衛する能力はない』と言い、『ドラッグストアを何軒も探し回る必要はない。風邪を引いた人は、（風邪やコロナウイルスを）広げないという意味でマスクをしてもらいたい。』と、予防ではなく、感染を拡大させる可能性のある人へのマスクの着用を求めた。

最後に、鎌田氏は『（新型コロナウイルスの）発生率は（季節性のインフルエンザの）100分の１から1000分の１。全然少ない。阿鼻叫喚みたいになっているが、もう一回落ち着いて欲しい。』と訴え、家で出来ることとして、科学的ではないと付け加えつつ、

『免疫をあげるために、発酵したものを少し食べる』『休養と睡眠をしっかり取る。』『家の中で運動する』『換気をすること』などをあげた。