望月智之 イノベーターズ・クロス

2021.08.29

#61 「DINETTE」人気の秘訣とは 「DINETTE(ディネット)株式会社」代表取締役 尾﨑美紀さんをお迎えしました!

毎週金曜日の21時20分からお送りしています「望月智之 イノベーターズ・クロス」

パーソナリティは、株式会社いつも 取締役副社長の望月智之とホリプロアナウンス部の高橋茉奈です!

様々な分野で活躍するプロフェッショナルな方々「イノベーター(革新者)」をゲストにお迎えして、実業家でプロのマーケターでもある望月が、「その分野の未来に向けたお話」を伺う番組です!
イノベーターズクロス

イノベーターゲストは「DINETTE(ディネット)株式会社」代表取締役 尾﨑美紀さんです!

名古屋出身。
大学在学時に芸能活動を行い、美容に触れる機会が増え自身も興味を持つ。

就職活動で大手企業から内定をもらうものの、自分のやりたいことのために起業を選択。

2017年3月大学卒業と共に「DINETTE株式会社」を設立。
2019年プライベートブランド「PHOEBE BEAUTY UP(フィービー・ビューティーアップ)」を立ち上げる。

 

「DINETTE(ディネット)株式会社」の事業内容とは

高橋:今回から2回にわたって色んなお話を伺っていきます。

望月:DINETTE(ディネット)株式会社の事業内容について教えてください。

尾﨑:もともとは美容メディアのDINETTE(ディネット)株式会社を立ち上げ、他のブランドも含めて色んなコスメの紹介をずっと続けてきました。インスタライブを頻繁にやってある程度のフォロワー数が溜まったところで、インスタ・ストーリーなどでユーザーの方に色々とインタビューをしながらデータ集計をし、ユーザーの悩みを元に、うちの化粧品だったら何を作ったら喜んでもらえるだろうといところから、2019年に「PHOEBE BEAUTY UP(フィービー・ビューティーアップ)」というコスメブランドを立ち上げました。

望月:もともと学生時代にタレント活動をされていたと思うんですけど、立ち上げた事業との関係はあるんですか?

尾﨑:高校までメイクに関して全然わかっていなかったんですが、ヘアメイクさんに色んなメイクをしてもらうことで、自分が変わっていくのがすごく楽しくて、起業するには絶対美容がいいと思っていました。いきなりコスメを作るのはまとまったお金が必要なので、インスタなどのSNSの運用だったら時間さえあればできるので、スタートしました。 最初は自撮りで動画を撮ってあげていたのですが、意外とフォロワー数が伸びてきて、今はメンバーにジョインしてもらってクオリティの高いものをあげ続けています。

望月:起業しようというのは高校時代や大学時代に思っていたんですか?

尾﨑:全くなくて。今こうなっているのが結構びっくりなんです。大学4年間ずっと芸能をやっていたので、1度芸能から違うことをしようと思って就活をして、大手の代理店に内定をもらいました。その代理店にOG訪問をした時に、先のことの想像がついてしまって全くワクワクしなかったんです。芸能の世界は常に新しいことをやらせていただける環境だったので、楽しくてワクワクすることをやりたいなと思いました。そこでその大手の内定を蹴って、ベンチャーの代理店で大学4年生の1年間インターンをしながら起業の準備やSNS運用を学び、4年生の卒業式前に起業しました。

「DINETTE」人気の秘訣は?

望月:DINETTEが今の人気を獲得している秘訣をお伺いしたいんですが、今でこそインスタのフォロワーは30万人を突破しているわけなんですが、最初お一人で運営されていてここまで伸びた背景はどういうものでしょうか?

尾﨑:例えば、チークを紹介する動画のサムネイルを作る際には、ブランドかあるいは季節訴求かなど色々な訴求方法でABテストをたくさんしてきたので、ハッシュタグの付け方やサムネイルの作り方、投稿時間などがある程度自分の中で見えてきて、あとはコンテンツを量産するだけでした。

望月:その後に自分でD2Cブランドを立ち上げたんですよね、フォロワーの人達がどういうものを好んで必要としているかがわかっていたんですね。

尾﨑:自分たちが作りたいものを作ったというよりは、メディアでフォロワー数がある程度たまったところで、アンケートを取るなどのデータ集計をしてデータを溜めていった結果、ニッチだけど戦いやすく、かつお客様の需要がありそうなプロダクトが何かが明確になりました。

望月:1番最初に出した商品は何だったんですか?

尾﨑:まつげ美容液です。

望月:主力の商品ですね、それもアンケートや競合分析の結果で出されたんですか?

尾﨑:アンケート集計をした際に、肌や髪よりも目で悩んでいる人の方が多かったんです。例えばすっぴんで彼氏といる時に可愛く見せたい、目を大きく見せたいなど、素の状態でも可愛くいたいから目がやっぱり重要ということでした。素の目のアイケアということなので、アイクリームとまつ毛美容液、それぞれのプロダクトの市場の大きさや競合調査をした時に、まつげ美容液は5〜60億の市場だったので、ベンチャーでも数パーセント取れたら数億取れるなということで、ここでチャレンジしよう!と参入しました。 しかも今はコロナ禍でマスクをするから、より目元のケアをするので、去年と今年はまつげ美容液の市場自体も伸びて、DINETTEも一緒に売り上げが伸びました。

「DINETTE」の顧客層は?

望月:DINETTEの顧客層について教えていただけますか。

尾﨑:今メディアの1番多い顧客層は20代後半と30代前半で、PHOEBE BEAUTY UP(フィービー・ビューティーアップ)のお客様もそこが1番多い顧客層です。20代前半や30代後半の方は次に多い顧客層ですが、40代以降の方にどうしたらもっと気になって貰えるかを今考えています。

望月:なるほど、じゃあ今の製品のパッケージデザインなども20代後半から30代前半までの人が好きなデザインなんですね。

尾﨑:好きですか?

高橋:好きです、もう本当にドンピシャです。一言でピンクって言っても、薄いピンクとビビッドなピンクと全然違うんですけど、そこがすごいお上手。

尾﨑:嬉しいです!

望月:40代の女性が好きなデザインもあるし、10代の方はまた違うデザインがあるんですね。

尾﨑:そうだと思います。

高橋:昨年は有楽町マルイでブランドのポップアップショップを期間限定で出されたんですね。

尾﨑:そうですね。コロナ禍だったので、お客様は来られないと思って不安だったんですけど、反響がすごくあり、結果的には売上目標に対して300%でした。

望月:既存のお客様が来られたのか、それとも新規のお客様だったのでしょうか?

尾﨑:既存の方が約5割、新規の方が残りの約5割といった感じでした。それから、インフルエンサーを呼んでインスタライブをしていたのでそれをご覧になって来てくれた方もいました。

望月:インスタライブは結構活用してるんですね。

尾﨑:すごく活用していますしお勧めです!

番組へのメッセージやご質問をお待ちしています!

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 メールアドレス:  mochi@1242.com 

この日の放送は、期間限定でradikoタイムフリーサービスで聴くことができます。

<9月3日(金)までの期間限定!radikoタイムフリーで聴く>

番組名:「望月智之 イノベーターズ・クロス」

放送日時:2021年8月27日(金)21時20分~21時40分

パーソナリティ:望月智之、高橋茉奈

 

 

 

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      望月智之

      株式会社いつも 取締役副社長
      東証1部の経営コンサルティング会社を経て、株式会社いつも を共同創業。
      同社は中小・大手メーカーに向けてのECの総合支援企業として、数多くの企業に戦略とマーケティング支援を提供している。自らはデジタル先進国である米国・中国を定期的に訪れ、最前線の情報を収集。
      デジタル消費の専門家として、消費財・ファッション・食品・化粧品のライフスタイル領域を中心に、ブランド企業に対するデジタルシフトやEコマース戦略などのコンサルティングを手掛ける。
      2019年に『2025年、人は「買い物」をしなくなる』、2021年に『買い物ゼロ秒時代の未来地図』を上梓。

    アシスタント
    • 高橋茉奈
      高橋茉奈
      高橋茉奈

      高橋茉奈

      生年月日:1992年12月4日
      出身校:法政大学経営学部市場経営学科卒業
      所属:ホリプロ アナウンス室(アナウンサーズ・ルーム)
      趣味:フェレット育成、坂道アイドル研究、温泉巡り、ギター
      資格:温泉観光士