#18 ワークマンプラスのインフルエンサーとの商品開発について。

毎週金曜日の21時20分からお送りしています「望月智之イノベーターズ・クロス」

パーソナリティは、株式会社いつも取締役副社長の望月智之とホリプロアナウンス部の高橋茉奈です！

様々な分野で活躍するプロフェッショナルな方々「イノベーター(革新者)」をゲストにお迎えして、実業家でプロのマーケターでもある望月が、「その分野の未来に向けたお話」を伺う番組です！

イノベーターズクロス

先週に引き続きイノベーターゲストはワークマン専務取締役土屋哲雄さんです！

1952年生まれ。東京大学経済学部卒業後、三井物産に入社。
海外留学、経営企画室次長、エレクトロニクス製品開発部長、関連会社役員を経て、2012年からワークマン常務取締役、現在は専務取締役に。
2018年9月、東京都立川市のショッピングモールに、土屋さんが手がけた新業態『ワークマンプラス』を出店。現在、ワークマンとワークマンプラスの店舗数は870店以上に拡大。

ワークマンプラスの人気マスク商品

高橋：先週に引き続き、ワークマン専務取締役土屋哲雄さんをお迎えしています。宜しくお願いいたします！ワークマンプラスでは、マスクも各種商品展開されているということなのですが、どのようなものがありますか。

土屋：マスクは、本格的な防毒マスクといったものもあるのですが、今一番売れているものは、ネックゲイターです。ジョギング用に首が日焼けしないように巻くものなのですが、それを口まで装着し、マスクのように使用するということが流行しています。

望月：既存の商品で機能が良いけれど、今まであまり知られていなかったものが、アフターコロナの時代背景によって広まり、流行しているということですね。

土屋：弊社の社員が考えていた機能ではなかったのですが、お客様が見いだした機能でヒットしているということですね！

インフルエンサーとの商品開発について

高橋：ワークマンの商品開発には、ブロガーやYouTuberやインスタグラマーなど、インフルエンサーとコラボして開発しているものがあるとお聞きしました。

土屋：キャンプ用品の商品開発を例にすると、毎週キャンプに行っている社員は弊社ではいないわけですが、ブロガーの方で毎週キャンプに行っていらっしゃる方はいます。そういう方はやはり深い見識をもっていて、我々が少しかじっただけでは到底見識は追いつきません。そこで、ブロガーの方に開発会議に参加していただき、弊社が意見を取り入れ、商品開発を行っています。実際作ると、やはりとても売れました！

もう一つ良い点は、開発アイディアをいただいたインフルエンサーの方が、自分の商品として弊社社員よりも商品について熱く語っていただける点です。

望月：提案の中には、そうはいってもデータでみると受けないのではないか…と感じるものもあるかと思うのですが、いかがですか？

土屋：専門家の意見としてうかがっているので、全面的に否定はできません。弊社とインフルエンサーの方が合意する形で仕様を決めているようです。

望月：言葉をしっかり受け止めていらっしゃるのですね。インフルエンサーの方々はプロの消費者とも言える側面もありますし。