#10 家電ブランド「amadana」の代表取締役社長熊本浩志さんをお迎えしました！

毎週金曜日の21時20分からお送りしています「望月智之イノベーターズ・クロス」

パーソナリティは、株式会社いつも取締役副社長の望月智之とホリプロアナウンス部の高橋茉奈です！

様々な分野で活躍するプロフェッショナルな方々「イノベーター(革新者)」をゲストにお迎えして、実業家でプロのマーケターでもある望月が、「その分野の未来に向けたお話」を伺う番組です！

amadana

今週のイノベーターは家電ブランド「amadana」の代表取締役社長
熊本浩志さんです！

1975年　宮崎県生まれ。「名古屋商科大学」を卒業後、「東芝」に入社。家電商品の販促企画、商品企画を担当。26歳で退社。

2002年　株式会社リアル・フリート（現amadana株式会社）を設立。
ユニバーサル・ミュージックとの「AmadanaMusic」や、サントリービールとのビールサーバー開発など、家電の枠を超え、様々な企業とのコラボレーション。新たな事業を、次々と展開。
現在は、「東京ヴェルディ　クリエイティブセンター長」そして「東京ヴェルディベースボールチーム　ゼネラルマネージャー」としても活躍。

「ヒット商品」の定義とは

望月：熊本社長が考えるヒット商品についての話をうかがいたいと思います。amadanaの商品は、どれもオシャレで洗練されているように感じますが、商品開発をするうえで、どのようなことを大切にされていますか？

熊本：ヒット商品というとどうしても数が売れた商品として捉えがちなのですが、短期間で売れたもの、長期で売れたものや後から売れたものなど、商品のヒットの定義はそれぞれ違うと考えています。僕の中でヒット商品とは、業界を変えた、何か社会的な意味を作った、変えたものはヒットと言えるのかなと思っています。特にアフターコロナの時代は、社会的にどういう意味を作ったかという点がとても大切になるのではないかなと思います。

コーヒーブランド「beastycoffee」の立ち上げ

高橋：amadanaとして、コーヒーブランド「beastycoffee」を立ち上げられたということで、そちらについてもお伺いしていきたいと思います。私たちもいただきましたが、すごく美味しいです！なぜ、コーヒーブランドを始められたのですか？

望月：デザインもとてもおしゃれですよね。

熊本：デザインは本業なのでこだわりますし、作り方もこだわりました。コーヒー事業をやるという時に、一人の熱狂的なコーヒー好きの社員から、器具を作ることから、豆、ドリップの方法まで全てのことにこだわったスペシャリティコーヒーを作りたいという声が上がりました。

店ではなく、コーヒー事業のブランドとして、商品からサービスまで全てを行うということで、これがかなり大変なことなのですが(笑)

望月：GOサインを出したのですね。

熊本：成熟した市場になった今、これから残る事業というのは、愛情がある事業ということがすごく大切だと考えています。事業を行う中で、気合いと根性というものがあると思うのですが、それはどこから生まれてくるかというと、その事象に熱狂しているかどうかということだと思います。珈琲がどうしても好きだという情熱が彼にはあり、それならば大丈夫かなと思いました。

高橋：この「beastycoffee」は店舗が代々木上原にあるということですが、オンラインショップでも販売はされているということですね。

熊本：そうですね。新型コロナ感染拡大の影響もあり、美味しいコーヒーをお家で嗜むということから、オンラインショップでも売れています。ちょうどお店が東急本店通りという「奥渋谷」と言われるエリアなのですが、日本一のコーヒー激戦区です！あえてその場所を選び、コーヒーショップを展開しました。コーヒーで盛り上がっているのであれば仲間入りさせていただこうと。僕も周りのお店のコーヒーを購入することもあるのですが、あの辺りを歩くと毎日違うコーヒーが飲めて楽しいですよ。