麦茶のスペシャリスト、三栄興産株式会社、
代表取締役社長の、緒方哲哉さん登場。
麦茶についてはもちろん、そして大麦の産地でもある地元佐賀県の魅力、
麦茶の美味しい飲み方や、海外進出について、
昭和40年から続く老舗企業のリーダーに迫りました。
三栄興産株式会社 コチラ
麦茶のスペシャリスト「三栄興産」
三栄興産株式会社は、
佐賀県で、麦茶の焙煎から販売まで行っている。
佐賀県は麦茶の原料・大麦の産地で、日本一の収穫量を誇る。
三栄興産株式会社の麦茶を、暖かい物と冷たい物を試飲。
暖かい麦茶の方が、香りが高く麦茶の美味しさをより感じられるが、
冷たい麦茶は飽きずにゴクゴク飲める。
美味しい麦茶の淹れ方は、家庭でよく使用するティーバッグの場合、
ポットにティーバッグを先に入れてから、水かお湯を勢い良く注ぐと、
より抽出性が高くなりやすい。おうちで作った麦茶は、防腐剤などがないため、
なるべく早く、出来れば24時間以内に飲み切ると、より美味しく飲む事ができる。
三栄興産株式会社は、自身の祖父が1965年に立ち上げた企業で、
幼少の頃から麦茶をたくさん飲んで育った、
赤ちゃんでも飲める飲料
佐賀県で地元の大麦を使って麦茶を作り続けている。
お茶にはたくさんの種類があり、緑茶や紅茶など、
製法、加工法の違いで様々な風味や味を作り出すことが出来る。
麦茶は他のお茶とは異なり、茶葉を使用しない。
三栄興産株式会社は大麦やハトムギ、黒大豆など、
穀物を原料としたお茶だけを製造している、珍しいメーカー。
麦茶の作り方はコーヒーと似ていて、大麦を焙煎して作る。
麦茶の大きな特徴は、ノンカフェイン・ノンカロリー
世界中のお茶では珍しく、赤ちゃんでも飲む事ができる。
そのほかにもミネラルが豊富で、胃にも優しく、
味だけでなく多くの特徴がある。
麦茶の海外進出
海外に麦茶の輸出を行っていて、現在15の国と地域に輸出している。
各国に自身の足でプロモーションをし、少しずつ取引先が増えていき、
海外進出をしてからもう10年が経過した。
初めての輸出先が香港だった。比較的暑い日が多い香港で
美味しい冷たい麦茶を売る事が出来たら、という思いでなんとか
安定した販売にたどり着いた。麦茶の焙煎の香ばしい風味は
万国共通だと思っているが、各国にそれぞれのお茶の楽しみ方があり、
麦茶を理解してもらうまでに、苦労した国も多かった。
徐々に海外にも広まってきたという実感はあるが、まだ新しい国に
行った時、『麦茶』という言葉が理解してもらえず、現地の言葉で
表現する事も多い、世界の誰もが「麦茶」という言葉を理解できるよう尽力したい
世界のお茶の楽しみ方
輸出する国に合わせて、麦茶をアレンジしている。
例えば、ベトナムなどのアジア地方は、コーヒーに練乳を入れる文化があり
試しに濃く出した麦茶に練乳を入れてみたが、賛否のある結果に終わった。
中国や韓国ではすでに麦茶が浸透しているが、まだまだだと感じている。
シンガポールでは、富裕層が多いため、成人病が深刻な問題となっているため、
ノンカロリーで美味しい麦茶に注目が集まった。
また、長寿の国というイメージがある日本人がいつも飲んでいる飲み物
というだけで、海外でのイメージはとても良いものになる事が多い。
ただ、海外では日本の一般家庭にあるような、お茶の冷水ポットがなく、
過去には麦茶そのものとポットを、セットにして販売するという工夫もあった。
売れすぎて品切れ寸前に・・・
自身は昭和40年から続く老舗企業の三代目社長で、
社長になってから6年が経過した。
会社に入るときの先代社長・父の言葉
「中途半端な気持ちなら入社しないで良い」という言葉を胸に、
ずっとここまで走り続けてきた。これまでに多くの苦労があったが、
常に「NO」とは言わず、ポジティブに前に進んできた。
10年ほど前に、国内で麦茶が売れすぎて、品切れ寸前になる事があった。
嬉しい事ではあったが、日頃から良くしてくれている顧客への、
販売が滞ってしまうほどだった。客に商品を届ける事が出来なくなる、
ということは一番信用を失う事で、それを教訓に、お客様第一の精神で、
なんとかここまで長く企業が続けることが出来たと感じている。
良い商品、そして良いサービスが両立して初めて良い企業だと思っていて、
なんとか会社の評価を落とさないよう、今後も麦茶の良さを広めていきたい。
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