今回の「阿部亮のNGO世界一周!」は、岐阜県飛騨市神岡町の山の中からスタート。
1月末の記録的な大雪のすぐ後にだった一面の銀世界の中、訪れたのは鉱山のトンネルを
利用して地下200メートル作られたという日本が誇る「大型低温重力波望遠鏡・KAGRA」。
片側3キロメートルの長さのトンネル2本を腕としたL字型の重力波検出装置で、
2020年2月に国際共同観測網の一員として観測を開始しました。
阿部さんが見学したのは望遠鏡と言ってもレンズがあるわけでもない地下の装置。
検出するのは、巨大質量をもつ天体が光速に近い速度で運動するときに強く発生するとされる重力波。

KAGRAへ続くトンネルの入り口から
KAGRAを案内してくれた大阪公立大学理学部物理学科・大学院理学研究科数物系専攻
重力波物理学・天体物理学研究室の神田展行(かんだ・のぶゆき)教授にスタジオで
更に詳しく話を伺います。

大阪公立大学 神田展行教授
ブラックホール、中性子星、白色矮星などのコンパクトで大きな質量を持つ天体が連星系を
形成すると、重力波によってエネルギーを放出しで最終的に合体すると考えられています。
アインシュタインが100年前に一般相対性理論で予言し、「時空のさざ波」とも言われます。
重力波がやってくると時空が伸び縮みするのですが、その効果はとても小さいため、
検出するには余計なノイズ(雑音)を減らすためのさまざま工夫が必要となるそうです。
KAGRAは地下に設置することで地面の振動による雑音を減らし、また、検出器の
心臓部にあたる鏡を極低温まで冷やすことで熱による雑音も減らしています。
そして、スタジオでは重力波を検出した時の「音」も披露。重い重力波は重い音、
軽い重力波は比較的軽い音と、目に見えない重力波が人間の五感でも感じられることに
どこか不思議な感じがします。
重力波が開く新しい宇宙の姿は一体どのようなものなのか、最先端の科学を紹介しています。
ポッドキャストでもお聞き頂けますので、是非あなたもお聞きください。

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