01月17日香川県 綾歌郡(あやうたぐん) 綾川町(あやがわちょう)編 

街歩き「綾川町」

菅原道真公をご祭神とし、
948年、天暦2年に創建された「滝宮天満宮」。

菅原道真公は、886年、仁和2年に、
42歳で讃岐の国司に任ぜられます。
その時に住まわれた官舎が、現在、神社がある場所です。

由緒ある山門をくぐり、まっすぐに社殿へと続く参道を歩きます。

参道の左手には、福禄寿の石像。
その奥には、「恋松天神」の社があります。
その謂れは、菅原道真公がこの地に住まわれていた時に、お側でお世話をしていた
女性と恋に落ちた。
2人で散策中、衣をかけた松の木が、いつからか「恋の袖かけ松」と呼ばれるようになった‥そんな伝説によるもの。
恋松天神の社に縁結びの絵馬をかけると、願いが叶うとされています。

1888年、明治21年に再建された拝殿へ。
歴史を感じる外観と、立派な注連縄。何とも言えぬ重厚な趣を感じます。

そして「滝宮天満宮」で、毎年1月25日に行われるのが、「初天神」。
どんと焼きとも呼ばれ、年末年始に持ち寄った古いお札やお守り、しめ縄などの
お焚き上げをする神事です。

名物は、お焚き上げの炎で焼かれた「みかん」と「ぜんざい」。
お参りに来た人たちは冷えた体を温めながら、今年一年の無病息災を祈ります。

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讃岐うどん発祥の地、綾川。
そもそもは804年、延暦23年、
遣唐使として唐に出向いた空海が大陸の文化を携えて帰国。
空海の甥にあたる智泉大徳が、
空海から「うどんの祖」を伝授され、両親をもてなしたのが、
その始まりとされています。

桜の名所、滝宮公園沿いの高台にあり、
風光明媚な府中湖畔にある「道の駅 滝宮(たきのみ」。
中には「うどん会館」、うどん打ち体験室や実演コーナー、
手打ちうどんが味わえるレストランなどもあって、
県内外に香川のうどん文化を発信しています。

さっそく讃岐うどんをいただきます。
「ん〜、さすがは本場の味ね。うどんもコシが強くて美味しいわ」

そして、こちらの隠れた人気メニューが、「うどんアイス」。
カットしたうどんが入った、いりこだしの風味が漂うアイスです。

館内には、うどんの魅力を体感できる施設やメニューがいっぱい。
さすがは讃岐うどん発祥の地に誕生した うどんのテーマパークです。

-----

讃岐うどん発祥の地、綾川は、実は県内で そばの作付け面積が一番広い町。

安心・安全な農産物を新鮮で安く販売する
「ふれあいセンター綾南店」では、
期間限定で、地元のそば粉を使った、しっぽくそばを販売しています。
厨房では、元気そうなおばちゃんとおばあちゃんが、丁寧に注文をさばいています。

オープンキッチン形式で、メニューは、しっぽくそばのみ。
そばのボリュームは、1玉か2玉かを選べます。
お金を払い、そばを受け取り、となりの特設テントへ。

「一つひとつの具が大きい。具材は、鶏肉でしょ、大根でしょ、
  金時人参に里芋、油あげ、手作り豆腐に刻みねぎね。
   ん〜、地元産の野菜がたっぷり入って、とってもヘルシー。
    へえ〜、麺は小麦粉6割、綾川産のそば粉4割の手打ちそばなのね。
     のど越しもしいし、だしもすごく美味しい」

12月から3月までの日曜限定でオープン。
普段はうどんにうるさい人たちも、この時期だけは、そばを求めて行列を作ります。

-----

高松空港の西側、高台に広がる公園、「高山航空公園」。

園内には、本物のジェット機やヘリコプターを展示。
遊具施設が整備された広場は、家族連れに人気です。
そして日曜日には、地元の物産品の販売や、フリーマーケットも開催され、
いっそう多くの人たちで賑わいます。

近くには高松空港の開港にあたり、まつられた「航空神社」も。
航空機の神様だけに、「落ちない神様」として、受験生にも人気です。

見晴らし抜群、360度のパノラマ展望台へ。
眼下には讃岐平野、丸亀港、遠くは志度湾を望み、
さらに一直線に伸びた高松空港の滑走路を一望できます。

「高松空港から真正面の高台に位置しているから、
  離陸した飛行機が旋回する姿や、着陸する航空機の姿も、
   すぐ間近で見ることが出来るのね」

離陸直後の飛行機が頭の上を通過。
なんとも爽快な気分です。


<街歩きパートの曲紹介>

綾川の町歩きと併せてお届けした曲は‥

  M1‥U2、「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」
  M2‥カルチャー・クラブ、「カーマは気まぐれ」
  M3‥スパイス・ガールズ、「ワナビー」
  M4‥ジェイムス・ブラント、「ハイ」
  M5‥アデル、「ハロー」
    そして
  M6‥フレディ・マーキュリー、「アイ・ワズ・ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」でした。


<旬彩季候〜味の歳時記>

四季、時とともに移りゆく春夏秋冬。
そして、美しい気候風土から生まれる味覚。彩季
日本の旬のお話を、季節の歌とともにお届けする『旬候〜味の歳時記〜』。
今回、注目する旬は…『アンコウ』

日本は古来より、海の幸、山の幸に恵まれています。
そして、季節の節目ごとに、ささやかな御馳走をしつらえて、
年中行事を営んできました。
私たちは、食べることによって健康を維持し、成長していきますが、
その原点は旬の食材を知り、上手に摂ることにあります。
出始めの「走り」、最盛期の「盛り」、そろそろ終わりになる「名残り」。
三つの旬は、初物を喜び、旨みを味わい、
移りゆく季節の名残りを惜しむ…という、日本人の心の表われ。
季節にそった“食の知恵”を知ることで、食生活を豊かなものにしたいですね。
今回、ご紹介する旬彩気候は、『アンコウ』。

平たいカラダに大きな頭、巨大な口には鋭い歯が並ぶ個性的な風貌の深海魚で、
産地は茨城県大洗。
「アンコウの吊るし切り」は冬の風物詩です。
インパクトのある風貌とは裏腹に、味は淡白で、
身は脂肪分が少なくコラーゲンたっぷり。
鍋に最適で「東のアンコウ、西のフグ」と並び称されます。
「骨以外は捨てるところが無い」と言われ、身、皮、胃袋、肝、
卵巣、エラ、ヒレ、これらの部位は「7つ道具」と呼ばれています。
お馴染みの鍋は「7つ道具」と野菜などをダシで煮込んで、
肝が溶け出した濃厚なスープが魅力です。
その肝は「海のフォアグラ」などといわれ、
肝が大きくなる2月頃までが、アンコウの最も美味しい時期とも。
肝は塩ゆでにして水にさらしてから、薄切りにしてポン酢やわさび醤油で食べたり、
味噌和えも美味。
栄養面はお肌トラブルや風邪などに効果的なビタミンAやB、
活性酸素を抑える働きがあるビタミンEも豊富です。

   M1‥globe、「DEPARTURES」
   M2‥松たか子、「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」

01月17日香川県 綾歌郡 綾川町

街歩き「綾川町」

菅原道真公をご祭神とし、
948年、天暦2年に創建された「滝宮天満宮」。

菅原道真公は、886年、仁和2年に、
42歳で讃岐の国司に任ぜられます。
その時に住まわれた官舎が、現在、神社がある場所です。

由緒ある山門をくぐり、まっすぐに社殿へと続く参道を歩きます。

参道の左手には、福禄寿の石像。
その奥には、「恋松天神」の社があります。
その謂れは、菅原道真公がこの地に住まわれていた時に、お側でお世話をしていた
女性と恋に落ちた。
2人で散策中、衣をかけた松の木が、いつからか「恋の袖かけ松」と呼ばれるようになった‥そんな伝説によるもの。
恋松天神の社に縁結びの絵馬をかけると、願いが叶うとされています。

1888年、明治21年に再建された拝殿へ。
歴史を感じる外観と、立派な注連縄。何とも言えぬ重厚な趣を感じます。

そして「滝宮天満宮」で、毎年1月25日に行われるのが、「初天神」。
どんと焼きとも呼ばれ、年末年始に持ち寄った古いお札やお守り、しめ縄などの
お焚き上げをする神事です。

名物は、お焚き上げの炎で焼かれた「みかん」と「ぜんざい」。
お参りに来た人たちは冷えた体を温めながら、今年一年の無病息災を祈ります。

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讃岐うどん発祥の地、綾川。
そもそもは804年、延暦23年、
遣唐使として唐に出向いた空海が大陸の文化を携えて帰国。
空海の甥にあたる智泉大徳が、
空海から「うどんの祖」を伝授され、両親をもてなしたのが、
その始まりとされています。

桜の名所、滝宮公園沿いの高台にあり、
風光明媚な府中湖畔にある「道の駅 滝宮(たきのみ」。
中には「うどん会館」、うどん打ち体験室や実演コーナー、
手打ちうどんが味わえるレストランなどもあって、
県内外に香川のうどん文化を発信しています。

さっそく讃岐うどんをいただきます。
「ん〜、さすがは本場の味ね。うどんもコシが強くて美味しいわ」

そして、こちらの隠れた人気メニューが、「うどんアイス」。
カットしたうどんが入った、いりこだしの風味が漂うアイスです。

館内には、うどんの魅力を体感できる施設やメニューがいっぱい。
さすがは讃岐うどん発祥の地に誕生した うどんのテーマパークです。

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讃岐うどん発祥の地、綾川は、実は県内で そばの作付け面積が一番広い町。

安心・安全な農産物を新鮮で安く販売する
「ふれあいセンター綾南店」では、
期間限定で、地元のそば粉を使った、しっぽくそばを販売しています。
厨房では、元気そうなおばちゃんとおばあちゃんが、丁寧に注文をさばいています。

オープンキッチン形式で、メニューは、しっぽくそばのみ。
そばのボリュームは、1玉か2玉かを選べます。
お金を払い、そばを受け取り、となりの特設テントへ。

「一つひとつの具が大きい。具材は、鶏肉でしょ、大根でしょ、
  金時人参に里芋、油あげ、手作り豆腐に刻みねぎね。
    ん〜、地元産の野菜がたっぷり入って、とってもヘルシー。
    へえ〜、麺は小麦粉6割、綾川産のそば粉4割の手打ちそばなのね。
     のど越しもしいし、だしもすごく美味しい」

12月から3月までの日曜限定でオープン。
普段はうどんにうるさい人たちも、この時期だけは、そばを求めて行列を作ります。

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高松空港の西側、高台に広がる公園、「高山航空公園」。

園内には、本物のジェット機やヘリコプターを展示。
遊具施設が整備された広場は、家族連れに人気です。
そして日曜日には、地元の物産品の販売や、フリーマーケットも開催され、
いっそう多くの人たちで賑わいます。

近くには高松空港の開港にあたり、まつられた「航空神社」も。
航空機の神様だけに、「落ちない神様」として、受験生にも人気です。

見晴らし抜群、360度のパノラマ展望台へ。
眼下には讃岐平野、丸亀港、遠くは志度湾を望み、
さらに一直線に伸びた高松空港の滑走路を一望できます。

「高松空港から真正面の高台に位置しているから、
  離陸した飛行機が旋回する姿や、着陸する航空機の姿も、
   すぐ間近で見ることが出来るのね」

離陸直後の飛行機が頭の上を通過。
なんとも爽快な気分です。


<街歩きパートの曲紹介>

綾川の町歩きと併せてお届けした曲は‥

  M1‥U2、「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」
  M2‥カルチャー・クラブ、「カーマは気まぐれ」
  M3‥スパイス・ガールズ、「ワナビー」
  M4‥ジェイムス・ブラント、「ハイ」
  M5‥アデル、「ハロー」
    そして
  M6‥フレディ・マーキュリー、
     「アイ・ワズ・ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」でした。


<旬彩季候〜味の歳時記>

四季、時とともに移りゆく春夏秋冬。
そして、美しい気候風土から生まれる味覚。彩季
日本の旬のお話を、季節の歌とともにお届けする『旬候〜味の歳時記〜』。
今回、注目する旬は…『アンコウ』

日本は古来より、海の幸、山の幸に恵まれています。
そして、季節の節目ごとに、ささやかな御馳走をしつらえて、
年中行事を営んできました。
私たちは、食べることによって健康を維持し、成長していきますが、
その原点は旬の食材を知り、上手に摂ることにあります。
出始めの「走り」、最盛期の「盛り」、そろそろ終わりになる「名残り」。
三つの旬は、初物を喜び、旨みを味わい、
移りゆく季節の名残りを惜しむ…という、日本人の心の表われ。
季節にそった“食の知恵”を知ることで、食生活を豊かなものにしたいですね。
今回、ご紹介する旬彩気候は、『アンコウ』。

平たいカラダに大きな頭、巨大な口には鋭い歯が並ぶ個性的な風貌の深海魚で、
産地は茨城県大洗。
「アンコウの吊るし切り」は冬の風物詩です。
インパクトのある風貌とは裏腹に、味は淡白で、
身は脂肪分が少なくコラーゲンたっぷり。
鍋に最適で「東のアンコウ、西のフグ」と並び称されます。
「骨以外は捨てるところが無い」と言われ、身、皮、胃袋、肝、
卵巣、エラ、ヒレ、これらの部位は「7つ道具」と呼ばれています。
お馴染みの鍋は「7つ道具」と野菜などをダシで煮込んで、
肝が溶け出した濃厚なスープが魅力です。
その肝は「海のフォアグラ」などといわれ、
肝が大きくなる2月頃までが、アンコウの最も美味しい時期とも。
肝は塩ゆでにして水にさらしてから、薄切りにしてポン酢やわさび醤油で食べたり、
味噌和えも美味。
栄養面はお肌トラブルや風邪などに効果的なビタミンAやB、
活性酸素を抑える働きがあるビタミンEも豊富です。

  M1‥globe、「DEPARTURES」
  M2‥松たか子、「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」