05月02日
街歩き「神田編」
「本の街」として知られる東京・神田神保町。
明治以後、駿河台を中心に大学ができて、
その学生を相手に古書店街を形成され、
今では都内の古書のおよそ3分の1が、ここに集まっていると言われます。
街を歩けば、書店や書房の看板がズラリと並び、
軒先には、うずたかく書籍が積まれています。
「へえ〜、地図だけを扱う本屋さんねぇ
・・・あ、こっちには動物専門の本屋さんもある！
うわ〜、カルタの専門店もあるんだぁ‥」
現在、この辺りの古書店の数は、およそ170軒。
北向きに構える店が多いのは、書籍を日差しから守るため。
私も、映画のパンフレットが一万種類以上並んだお店にお邪魔しました。
「わあ、懐かしい、学生時代に見た映画のパンフレットだ。
うわ、この映画観たけど、あれ誰と見たんだっけ‥」
古書を探し歩けば、新しい発見と懐かしい思い出がいっぱい‥
-----
神田神保町で50年続く喫茶店、「さぼうる」。
丸太とレンガを使った山小屋風の造り、入り口にはトーテムポール。
昭和30年の開店当時から手を加えていないユニークな外観は、
神保町を代表する顔のひとつです。
店内は、ランプの光がほの明るく、あたたかい雰囲気。
壁には一面の落書き。中には有名人のものも・・・
でも落書きは白いペンで統一されているので、
まるでデザインのようでもあります。
中村 メニューは、コーヒーに洋酒、日本酒までOKというクロスオーバーぶり。
まさにカフェバーの元祖といった感じです。
「へぇ〜、アイスコーヒーを頼むと、ピーナツが付いてくるんだぁ」
半球のアイスクリームにウエハースが付いたちょっと懐かしいメニューも。
数々の作家・文化人が繰り返し訪れた空間は、居心地抜群。
日本のカルチェラタンに相応しい、
落ち着いた文化の香りがします。
-----
JR御茶ノ水駅の近く、
駿河台の丘の上にそびえるニコライ堂。
明治時代に作られたキリスト教の教会です。
ビザンチン様式の石造りの建物は、高さ35メートル。
まるでここが日本ではないような、異国情緒を醸し出しています。
現在の建物は、昭和4年に修復されたもの。
青銅色に輝く鐘楼の屋根は、
ドーム型に作りかえられました。
鐘楼には6つの鐘があり、
今は、毎週日曜日と大きな宗教行事の時にだけ鳴らされています。
「何て荘厳な鐘の音なんでしょう‥」
それだけで、厳かな気分になるから不思議です。
-----
江戸総鎮守、神田明神が5月に行う祭事、神田祭。
江戸城内へ参入して徳川将軍も見物するお祭りだったため、
「天下祭り」ともいわれます。
二年ごとに本祭と陰祭が入れ替わり、2010年は陰祭の年。
それでも神輿が街を練り歩き、迫力満点の宮出、宮入など、見どころいっぱいです。
「うわ〜、次々にお神輿が還ってくる。 いよいよクライマックスの宮入ね！」
大神輿はとても大きく随神門をくぐれないため、
右側へ迂回し境内へ。
威勢の良い掛け声と同時に、ご社殿の中に大神輿が近づきます。
担ぎ手衆の熱気に巻き込まれる境内。
人々が作る大海原に、大神輿が船のように運ばれていきます。
拍子木が鳴り、一本締め。
雅楽の厳かな音色が響く中、白装束に身を包んだ神職が
神霊を、大神輿から本社にお還しします。
「天下祭りは江戸の華」‥粋と風格が違います。
-----
＜曲紹介＞
千代田区神田の街歩きと併せてお届けした曲は‥
Ｍ１‥ニルソン、「虹の彼方に」
Ｍ２‥美空ひばり、「ペイパー・ムーン」
Ｍ３‥ヘンリー・マンシーニ・オーケストラ、「ロミオとジュリエット」
Ｍ４‥川村かおり、「君に出会えたこと」
Ｍ５‥ベン・フォールズ、「ゴールデン・スランバー」
そして、
Ｍ６‥フランク・シナトラ、「マイ・ウエイ」でした
-----
＜声の歳時記＞
◇まずは、秋田県。
「秋田のうまいもん、食べねぇが？」
秋田県は「B級グルメ」の宝庫であるのをご存知ですか？ B級ご当地グルメの祭典、
「B-1グランプリ」で、去年優勝した「横手やきそば」に始まり、
由利本荘市の「本荘ハムフライ」、仙北市の「神代カレー」、「能代ふりふりうどん」、
「大曲の納豆汁」、米粉を使ったきしめん風の「田沢湖Bめん」など、他にもたくさん！
春の秋田で、B級グルメ巡りを楽しみませんか？
◇続いては、東京都。
「下町で、一番早い夏祭りです」
5/7（金）から9（日）までの3日間、台東区東上野の下谷神社で、
1000年の歴史を持つ「大祭」が行われます。本社神輿の渡御がある「本祭り」、
町会神輿だけの「陰祭り」が年次交代で執り行われ、今年は「本祭り」の年。
最終日には、神輿が7千人の若衆によって担がれ、朝6時過ぎから夕方まで練り歩きます。
◇お次は、岐阜県。
「360年の伝統です」
5/8,9の（土）（日）、大垣市の八幡神社を中心にして「大垣まつり」が行われます。
これは、11両の“やま”が華麗な元禄絵巻を繰り広げる、初夏の祭り。
特徴は、およそ8.8kmの“やま巡行”。 「東回り」と「西回り」の年次交代で行われます。
今年は「西回り」の年。
◇そして、大阪府。
「オシャレ女子へ」
女性のアナタ！JR大阪駅の2階にある、「アンジェルブ」というスペースをご存知ですか？
そこは、朝6時から夜10時までオープンしている、女性専用のパウダールーム。
受付カウンターで300円を払えば、�．屮薀鵐疋瓮ぅ�用品のお試し、
�∈膿携�容家電が一時間借りられる、��ヘアケア用品も使い放題、�ぅ侫蝓璽疋螢鵐�、という
お得なサービスです。 お出掛けの時に、持参するメイク道具が少なくて済みますね！
◇続いて、和歌山県。
「海と温泉、Ｗでいかがですか？」
南紀白浜は、海と温泉のリゾート地。
まず海にスポットをあてると、ハワイのワイキキビーチと姉妹提携を結ぶ海水浴場
「白良浜」が、5/3にオープンしました！
そして、温泉は、有馬、道後と並ぶ「日本三古湯」のひとつであり、
熱海、別府と「三大温泉地」にも数えられる、お湯処。
心地良い季節、海と温泉をＷで楽しみませんか？
◇おしまいは、長崎県。
「歴史ある、初夏の行事です」
今年も、佐世保市の早岐瀬戸海岸通り一帯で、
「早岐茶市」が始まります。この茶市は400年の歴史を持ち、お茶を始め、
特産物のワカメや干物、野菜、陶磁器類の物々交換が行われます。
日程は、末広がりの「8」を中日とする計12日間。
5/7〜9の「初市」、5/17〜19の「中市」、5/27〜29の「後市」、6/7〜9の「梅市」です。
「本の街」として知られる東京・神田神保町。
明治以後、駿河台を中心に大学ができて、
その学生を相手に古書店街を形成され、
今では都内の古書のおよそ3分の1が、ここに集まっていると言われます。
街を歩けば、書店や書房の看板がズラリと並び、
軒先には、うずたかく書籍が積まれています。
「へえ〜、地図だけを扱う本屋さんねぇ
・・・あ、こっちには動物専門の本屋さんもある！
うわ〜、カルタの専門店もあるんだぁ‥」
現在、この辺りの古書店の数は、およそ170軒。
北向きに構える店が多いのは、書籍を日差しから守るため。
私も、映画のパンフレットが一万種類以上並んだお店にお邪魔しました。
「わあ、懐かしい、学生時代に見た映画のパンフレットだ。
うわ、この映画観たけど、あれ誰と見たんだっけ‥」
古書を探し歩けば、新しい発見と懐かしい思い出がいっぱい‥
-----
神田神保町で50年続く喫茶店、「さぼうる」。
丸太とレンガを使った山小屋風の造り、入り口にはトーテムポール。
昭和30年の開店当時から手を加えていないユニークな外観は、
神保町を代表する顔のひとつです。
店内は、ランプの光がほの明るく、あたたかい雰囲気。
壁には一面の落書き。中には有名人のものも・・・
でも落書きは白いペンで統一されているので、
まるでデザインのようでもあります。
中村 メニューは、コーヒーに洋酒、日本酒までOKというクロスオーバーぶり。
まさにカフェバーの元祖といった感じです。
「へぇ〜、アイスコーヒーを頼むと、ピーナツが付いてくるんだぁ」
半球のアイスクリームにウエハースが付いたちょっと懐かしいメニューも。
数々の作家・文化人が繰り返し訪れた空間は、居心地抜群。
日本のカルチェラタンに相応しい、
落ち着いた文化の香りがします。
-----
JR御茶ノ水駅の近く、
駿河台の丘の上にそびえるニコライ堂。
明治時代に作られたキリスト教の教会です。
ビザンチン様式の石造りの建物は、高さ35メートル。
まるでここが日本ではないような、異国情緒を醸し出しています。
現在の建物は、昭和4年に修復されたもの。
青銅色に輝く鐘楼の屋根は、
ドーム型に作りかえられました。
鐘楼には6つの鐘があり、
今は、毎週日曜日と大きな宗教行事の時にだけ鳴らされています。
「何て荘厳な鐘の音なんでしょう‥」
それだけで、厳かな気分になるから不思議です。
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江戸総鎮守、神田明神が5月に行う祭事、神田祭。
江戸城内へ参入して徳川将軍も見物するお祭りだったため、
「天下祭り」ともいわれます。
二年ごとに本祭と陰祭が入れ替わり、2010年は陰祭の年。
それでも神輿が街を練り歩き、迫力満点の宮出、宮入など、見どころいっぱいです。
「うわ〜、次々にお神輿が還ってくる。 いよいよクライマックスの宮入ね！」
大神輿はとても大きく随神門をくぐれないため、
右側へ迂回し境内へ。
威勢の良い掛け声と同時に、ご社殿の中に大神輿が近づきます。
担ぎ手衆の熱気に巻き込まれる境内。
人々が作る大海原に、大神輿が船のように運ばれていきます。
拍子木が鳴り、一本締め。
雅楽の厳かな音色が響く中、白装束に身を包んだ神職が
神霊を、大神輿から本社にお還しします。
「天下祭りは江戸の華」‥粋と風格が違います。
-----
＜曲紹介＞
千代田区神田の街歩きと併せてお届けした曲は‥
Ｍ１‥ニルソン、「虹の彼方に」
Ｍ２‥美空ひばり、「ペイパー・ムーン」
Ｍ３‥ヘンリー・マンシーニ・オーケストラ、「ロミオとジュリエット」
Ｍ４‥川村かおり、「君に出会えたこと」
Ｍ５‥ベン・フォールズ、「ゴールデン・スランバー」
そして、
Ｍ６‥フランク・シナトラ、「マイ・ウエイ」でした
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＜声の歳時記＞
◇まずは、秋田県。
「秋田のうまいもん、食べねぇが？」
秋田県は「B級グルメ」の宝庫であるのをご存知ですか？ B級ご当地グルメの祭典、
「B-1グランプリ」で、去年優勝した「横手やきそば」に始まり、
由利本荘市の「本荘ハムフライ」、仙北市の「神代カレー」、「能代ふりふりうどん」、
「大曲の納豆汁」、米粉を使ったきしめん風の「田沢湖Bめん」など、他にもたくさん！
春の秋田で、B級グルメ巡りを楽しみませんか？
◇続いては、東京都。
「下町で、一番早い夏祭りです」
5/7（金）から9（日）までの3日間、台東区東上野の下谷神社で、
1000年の歴史を持つ「大祭」が行われます。本社神輿の渡御がある「本祭り」、
町会神輿だけの「陰祭り」が年次交代で執り行われ、今年は「本祭り」の年。
最終日には、神輿が7千人の若衆によって担がれ、朝6時過ぎから夕方まで練り歩きます。
◇お次は、岐阜県。
「360年の伝統です」
5/8,9の（土）（日）、大垣市の八幡神社を中心にして「大垣まつり」が行われます。
これは、11両の“やま”が華麗な元禄絵巻を繰り広げる、初夏の祭り。
特徴は、およそ8.8kmの“やま巡行”。 「東回り」と「西回り」の年次交代で行われます。
今年は「西回り」の年。
◇そして、大阪府。
「オシャレ女子へ」
女性のアナタ！JR大阪駅の2階にある、「アンジェルブ」というスペースをご存知ですか？
そこは、朝6時から夜10時までオープンしている、女性専用のパウダールーム。
受付カウンターで300円を払えば、�．屮薀鵐疋瓮ぅ�用品のお試し、
�∈膿携�容家電が一時間借りられる、��ヘアケア用品も使い放題、�ぅ侫蝓璽疋螢鵐�、という
お得なサービスです。 お出掛けの時に、持参するメイク道具が少なくて済みますね！
◇続いて、和歌山県。
「海と温泉、Ｗでいかがですか？」
南紀白浜は、海と温泉のリゾート地。
まず海にスポットをあてると、ハワイのワイキキビーチと姉妹提携を結ぶ海水浴場
「白良浜」が、5/3にオープンしました！
そして、温泉は、有馬、道後と並ぶ「日本三古湯」のひとつであり、
熱海、別府と「三大温泉地」にも数えられる、お湯処。
心地良い季節、海と温泉をＷで楽しみませんか？
◇おしまいは、長崎県。
「歴史ある、初夏の行事です」
今年も、佐世保市の早岐瀬戸海岸通り一帯で、
「早岐茶市」が始まります。この茶市は400年の歴史を持ち、お茶を始め、
特産物のワカメや干物、野菜、陶磁器類の物々交換が行われます。
日程は、末広がりの「8」を中日とする計12日間。
5/7〜9の「初市」、5/17〜19の「中市」、5/27〜29の「後市」、6/7〜9の「梅市」です。
