リスナーのみなさんから届いた「はたらく」についてのお悩みにお答えしているこの番組。今回は、上原さん自身の「働く」について考えるきっかけとなったエピソードについてお話ししました。

上原さん個人の「働く」を語る上で欠かせないエピソードとは？

最初にレコード会社に入社された上原さんですが、その後、当時テレビ番組で募集されていた「ドミノ倒し200万個の世界記録に挑戦！」という企画に参加されました。

ちょうど今と同じ２月中旬から１ヶ月間、青森県の雪の中のマイナス６度の体育館の中でひたすらドミノを立て続けるという日々を過ごされたそうです。番組のオーディションで勝ち残った上原さんを含むメンバーは、性格も家庭環境も、それまでの人生の背景もバラバラ。そんな個性あふれる人たちが集まると、喧嘩は日常茶飯事、リゾート恋愛のような恋愛が生まれたり、脱走者が出たり、それはそれは色々なことがあったようです。

その時の経験から学ばれたことが、その後の人生においてかけがえのない経験だったそうで、そのエピソードをお話しいただきました。
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上原：一個一個のドミノを立てていく中で、時に倒してしまうことがあります。最初は倒してしまっても数が少ないのでリカバリーできますが、１週間２週間と立てていくと、この目の前の一個の並べ方を失敗してしまうことで100個どころか何千個ものドミノが音を立てて倒れていくわけです。これが１日に何度も起きることがありました。不思議なことに、ドミノが倒れる音が聞こえると連鎖反応のように他の人もなかなかドミノが置けなくなってしまいます。やはり、無心で取り組むということは素晴らしいことで、無心で一個一個立てているときは倒さないのに、誰かが倒す音や悲鳴が聞こえた瞬間に一斉にメンタルが高揚してしまうのです。そのような葛藤の連続の中で、チームが徐々にバラバラになっていきました。僕はリーダーだったのでチームをまとめるためにメンバー全員が胸の内で何を思っているのかを一人ずつ聞いていき、最終的に全員で話し合いました。すると、全員がドミノ世界挑戦に際し、「自分を変えたい！」と思って参加しているという共通点が見つかったのです。その瞬間、僕らのチームとしての目的が決まりました。「ドミノを倒したぐらいで喧嘩をしている場合でない。世界記録を達成して全員で嬉し涙を流そう！」みんなの目的が１つにまとまってからはチームが一致団結し、本番を迎えるまで全員ほぼ徹夜状態でドミノを立て続けました。
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上原：ドミノを立てるというのはすごく単純な作業です。一個一個のコマを並べる際、そこには特に何の意味もなく、「いったい何をやっているのだろう」と時に思いながら何時間も、そして何日も立て続けるわけです。しかし、それが何千個にも繋がってくると大きな絵ができてきていることに気づかされます。自分が大切に立ててきた一個一個のドミノのコマが意味を持ち始め、最終的には大きなメッセージを生み出すことになるのです。これと人生って結構似ていると思っています。１日１日はあまり大したことのない日々に見えるかもしれませんが、その１日１日を大切に前に向かって過ごしていくことで、何年か経った時にそれは大きく花開く日を迎えるかもしれません。同時に自分の強みや人生の方向性が見えてくることに繋がってくると思うのです。
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他にも、今、仕事でお悩みをお持ちの方へ上原さんからエールを送りました。

続きは下記のradikoで視聴いただけます！
http://radiko.jp/#!/ts/LFR/20190218203000

※2019年2月24日 23:59まで

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