ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2026.04.26

サンデー早起キネマ『ラプソディ・ラプソディ』

3本目は、高橋一生さん主演。絶対に怒らない男と触れるもの全て壊してしまう女…そんな二人のおかしくて愛おしいハートフルストーリー
『ラプソディ・ラプソディ』

監督と脚本は、『さよならドビュッシー』以来13年ぶりにメガホンを取った利重剛さん。

怒らない男・夏野幹夫は、ある日、パスポートを更新するため取りに行った住民票に、身に覚えのない「続柄:妻」の文字を見つけ、〈繁子〉という名の女性と結婚していたことを知ります。
一体なぜ?そもそも繁子って誰?
正体不明の妻探しに奔走する幹夫は、偶然、小さな花屋さんで繁子を見つけますが、繁子は、触れるものを全て壊してしまう破天荒すぎる女性だったのです!予測不能な繁子に振り回されながらも、懸命に向き合おうとする幹夫。しかし、繁子は何をされても怒らない幹夫に、モヤモヤが募っていきます。
幹夫は、なぜ怒れないのか?繁子は、なぜ見ず知らずの人と勝手に結婚したのか?予想外の出会いからはじまったおかしな関係の行方は!?

怒らない男・幹夫には、映画・ドラマ・舞台に大活躍の高橋一生さん。
優しくつかみどころのない雰囲気が幹夫そのもの、ピッタリでした。
周りを翻弄する謎のヒロイン・繁子には、呉城久美さん。なぜそんなに幹夫を怒らせようとするのか不思議でしたが、繁子の事情がわかるに連れて可愛く思えてきます。
監督の利重さんも、幹夫のおじさんとしてご出演、さらに繁子が転がりこんだ部屋の住人に芹澤興人さん、幹夫に想いを寄せる同僚に池脇千鶴さんなど、脇を固める方々も本当にいい味をだしてるのです。

監督の地元・横浜の絶景を舞台に繰り広げられる不器用な大人たちの物語…知らない間に結婚されていた怒らない男・幹夫と破天荒な繁子がそうなってしまったのには、それぞれに理由があって少しずつ明かされていく過程も面白かったです。
ジャズピアニスト大西順子さんが手掛けるクラリネットを多用した音楽がシーンを彩ります。明るくユーモアがあるその音色には、哀愁も感じられてこの作品にぴったりでした。

「いいことも悪いこともどんなことも、感じた分だけ幸せ」…素晴らしい考え方が作品の根底にあります。だから人は生きていけるのかもしれませんね。
グッときてクスッと笑えて、幸せってなんだろうと考えさせられる小粋な大人の物語を是非、スクリーンでお楽しみ下さい。

『ラプソディ・ラプソディ』
5月1日(金)より、テアトル新宿、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー!

公式サイト:映画『ラプソディ・ラプソディ』公式
高橋一生 呉城久美 
利重 剛 芹澤興人 大方斐紗子 関口和之(友情出演) / 池脇千鶴監督・脚本:利重 剛 
音楽:大西順子
配給:ビターズ・エンド
2026/日本/カラー/DCP/5.1ch/106分/G
©2026 利重 剛

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      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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