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1/18の1本目は、ついにお別れの時。彼らと共に過ごした日々を思い起こすと涙が溢れるイギリスドラマの大傑作
『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』

テレビシリーズのスタートから15年、全世界で深く長く愛され続けてきた大ヒットシリーズがついに完結です。
物語の始まりは1912年。舞台はイギリス・ヨークシャーの壮麗な大邸宅ダウントン・アビー。
そこで暮らすクローリー家と使用人たちが織りなす人間模様と時代の変化が、歴史上の出来事を織り交ぜながら描かれてきました。

完結編の時は1930年の夏。王族も集う舞踏会や晩餐会、アスコット競馬などが開催されるイギリス社交界の頂点“ロンドン・シーズン”が幕をあけ、クローリー家と使用人たちも心ウキウキ。
しかし、長女メアリーの離婚のスキャンダルが新聞に載ると、世間はたちまち大騒ぎに。時代は離婚した女性に冷たく、メアリーは社交界から締め出されてしまいます。
そんな中、メアリーの母コーラの弟ハロルドがアメリカからやってきて、亡き母から引き継いだ遺産の大半を投資で失ってしまったと告白。
コーラが貰えるはずの遺産を当てにしていたダウントン・アビーも財政破綻の危機に瀕し、父ロバートが隠居してメアリーが当主になるという継承話にも暗雲が立ち込めます。
変わりゆく時代、果たして彼らは最後にどんな決断を下すのでしょうか…。

相変わらずのダウントン・アビーの面々に懐かしさを感じると同時に、今回もまた大騒動が襲いかかります。
テーマは、変わりゆく時代に揺らぐ階級社会と次世代へのバトンタッチ。ヨーロッパからアメリカへと世の中もそうですし、ダウントンの住人達も新旧交代の時期になりました。

当時は許されない離婚をしたメアリーが、長女としてクローリー家をどう率いていくのか。古い考えが残るロバートが、次世代に何を残そうとするのか。そして、いろいろな問題を乗り越えてきたダウントン・アビーの面々がどう落ち着くのか。見どころがありすぎて…何度でも見返したくなります。

映画2作目(前作)で死を迎えたお婆様バイオレット役のマギー・スミスが、3作目が作られる前に実際にも亡くなってしまったことで、ダウントン・アビーにおけるバイオレットの存在の大きさと、現実の悲しみが重なります。

私もドラマの第一話から彼らを見守ってきたので、もはや親戚のおばさんような気持ち!
未来を見据えた誇り高い彼らの決断に、ラストシーンは涙でスクリーンがぼやけました。
「やめるのやめて〜!」と心の中で叫んでしまいました( ノД`)シクシク…

『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』
1月16日(金)TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー
公式サイト:映画『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』公式サイト
監督:サイモン・カーティス
脚本:ジュリアン・フェローズ
プロデューサー:ギャレス・ニーム、リズ・トルブリッジ
プロダクションデザイン:ドナル・ウッズ
衣装デザイン:アンナ・メアリー・スコット・ロビンス
メイク・ヘアデザイン:アン・ノシュ・オールダム
原題:Downton Abbey: The Grand Finale
2025|イギリス|124 分|カラー|シネスコ|字幕翻訳:牧野琴子|G
配給: ギャガ
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