ひろたみゆ紀のサンデー早起き有楽町

2026.05.10

サンデー早起キネマ『スマッシング・マシーン』

おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”

5/10の2本目は、“霊長類ヒト科最強の男”の、再起をかけた魂の一歩に心震える感動の実話
『スマッシング・マシーン』

格闘技好きの方には懐かしい呼び名でしょう。
総合格闘技が隆盛を極めた1990年代後半、圧倒的な破壊力から〈スマッシング・マシーン=壊し屋〉と呼ばれたマーク・ケアー。
しかし、その栄光の裏には、勝利への重圧と依存症にもがき苦しむ男の真実があったのです。

1997年の総合格闘技デビュー以降、無敗のまま頂点へと駆け上がったマーク・ケアー。
アメリカの総合格闘技大会UFCでの連覇を経て、日本が世界に誇る総合格闘技の祭典【PRIDE】でも快進撃を見せると、「霊長類ヒト科最強の男」の異名で恐れられる存在となります。
しかし、勝利を重ねるほどに、その重圧は彼の心を静かに浸食。同棲する恋人ドーンとの関係も次第に悪化していき、ケアーは鎮痛剤に依存していくようになります。
やがて初めて敗北した“最強の男”は、ついに自らの弱さに向き合い、人生の再起をかけもう一度リングに挑むことを決意します!

主人公のケアー役は、プロレスラー“ザ・ロック”として人気を博した後、ハリウッドのトップスターに上り詰めたドウェイン・ジョンソン。
『ワイルド・スピード』や『ジュマンジ』シリーズなどのイメージを覆し、内面を深掘りした脆く繊細な演技を披露。最強の身体には、あまりに繊細な心…筋肉隆々の背中にまで苦悩が現れているようでした。

恋人のドーンには実力派のエミリー・ブラント。(先週はプラダを着た悪魔2もご紹介しましたが)全身全霊で「私を見て!」的な自己主張には圧倒されましたが、そうせずにはいられないドーンの心が切なく、離れた方がいいのに離れられない、共依存の関係に胸が痛くなります。
本人にしか見えない二人の圧倒的な演技と、リングのすぐそばにいるような試合の迫力と臨場感にまるでドキュメンタリーを見ているような感覚になります。
日本で撮影されたシーンも多く、1990年代当時にタイムスリップした気分です。

監督は、これまで“サフディ兄弟”として『アンカット・ダイヤモンド』などを手掛けてきたベニー・サフディ。
人間がもつ「脆さと再生力」を鮮明に映し出し、単独・初監督作品にして、ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞しました。最強と呼ぶにはあまりにも繊細だった男の物語を是非、大スクリーンで!

『スマッシング・マシーン』
 5 月 15 日(金)より TOHO シネマズ 日比谷ほか全国公開

公式サイト:5/15(金)公開『スマッシング・マシーン』公式サイト
監督・脚本:ベニー・サフディ
出演:ドウェイン・ジョンソン、エミリー・ブラント、ライアン・ベイダー、バス・ルッテン、オレクサンドル・ウシク/
大沢たかお、石井慧、光浦靖子、布袋寅泰 ほか
製作年:2025 年/製作国:アメリカ/原題:The Smashing Machine/上映時間:123 分/字幕翻訳:佐藤恵子/映倫区分:G
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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