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2026.05.10

サンデー早起キネマ・番外編『旅立ちのラストダンス』

毎週おススメの最新映画をご紹介している“サンデー早起キネマ”
今回は番外編。オンエアとは別に、是非ご覧頂きたい作品をご紹介します。

香港が誇る伝説的コメディアン、マイケル・ホイとダヨ・ウォン32年ぶりの共演
『旅立ちのラストダンス』

マイケル・ホイは、監督・主演を務めた『Mr. Boo!ミスター・ブー』シリーズでコメディ黄金期を築き、ダヨ・ウォンは鋭い社会風刺と語りの技で観客を魅了するスタンダップコメディの第一人者。今回二人が演じるのは直接的な笑いではなく深い人間ドラマです。
ホイは、道教の伝統的な葬祭儀式「破地獄(葬儀で道士が舞い死者を地獄から救う儀式)」を司どる厳格で孤独な道士、ウォンはコロナ禍の影響でウェディングプランナーから葬祭業に転職を余儀なくされた中年男性。その物語とは?

ウェディングプランナーのトウサンは、コロナ禍で多額の負債を抱 え、葬儀業者へ転身することに。しかし結婚式と葬式は大きく違い、様々な困難に直面します。
最大の難関は、共に葬儀を取り仕切る「葬儀道士」であるマン師匠に認められること。利益の追求が第一のトウサンと伝統を重んじるマン師匠は、考え方の違いから絶えず衝突し二人の関係は最悪ですが、マン師匠一家と関わるうちにトウサンのわだかまりは徐々に消え、葬儀で行う儀式「破地獄」の真の意味に気づいていくのです…。

マイケル・ホイとダヨ・ウォンはもちろん、彼らを取り巻く役者さんたちの演技が素晴らしいのです。
最初は最悪だったトウサンとマン師匠が、紆余曲折を経て本当のパートナーになっていく過程に感動。
そして、マン師匠の息子・娘との関係…道教の家にキリスト教が入り込んでしまったり、親子の関係がうまくいかなかったり、道士の家庭でさえ色々あるのです。
多かれ少なかれ何か問題があるのが家庭なのかもしれませんね。いえ、人間が集まると問題が起きるものなのです。それでも、うまく折り合いをつけて受け入れ、人生という旅を楽しもうという前向きな気持ちになれました。

「道士は死者の魂を、葬儀屋は生きた人の魂を救う」というセリフがありましたが、それを実感できる素晴らしいヒューマンドラマでした。後半は泣きポイントがいくつもあって、ティッシュが手放せません。
ご家族を看取ったことがある方には特に胸につまされるシーンがたくさんあります。国によって地域によって見送り方は違いますが、その気持ちは一緒なんですよね。
香港の破地獄の舞は見惚れてしまうほど圧巻!劇場の大スクリーンでご覧頂きたいです。



『旅立ちのラストダンス』

5月8日(金) TOHO シネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー

公式サイト:https://lastdance-movie.com
監督:アンセルム・チャン
出演:ダヨ・ウォン、マイケル・ホイ、ミシェル・ワイ、チュー・パクホン、キャサリン・チャウ
2024|香港|広東語|140分|カラー|シネマスコープ|5.1ch|原題:破・地獄(The Last Dance)|日本語|映倫:G
配給:ツイン
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      ひろたみゆ紀

      ひろたみゆ紀

      6月25日生まれ 栃木県出身 特技:韓国語 趣味:DIY
      元NHK宇都宮放送局のキャスター レディオベリー(エフエム栃木)アナウンサー  2001年からフリーに。
      以降、ニッポン放送でアシスタントやリポーターを務めるなどフリーアナウンサーとして活動。

      2009年、語学留学のため、渡韓。
      卒業後は現地で日本語を教える傍ら、2011年4月より翌年6月まで
      レディオベリーの韓国情報番組『K-ONECT』のパーソナリティを務めていた。
      韓国語と韓国の生活文化を身につけ、2012年9月に帰国。

      現在はニッポン放送アナウンス部に所属。

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