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9/14の1本目は、沖縄がアメリカだった激動の時代を懸命に生き抜いた若者たちの
衝撃と感動のエンターテインメント超大作
『宝島』

原作は、直木賞、山田風太郎賞、沖縄書店大賞と3冠に輝いた真藤順丈氏の小説「宝島」。

舞台は1952年アメリカ統治下の沖縄。当時、米軍基地から命懸けで物資を奪い、住民らに分け与える“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちがいました。その中には、3人の幼馴染…グスク、ヤマコ、レイ、そして、誰もが頼りにしているリーダーのオンがいます。
すべてをかけて臨んだある襲撃の夜、オンは“予定外の戦果”を手に入れ、突然消息を絶ってしまいます。
その6年後、グスクはオンを探す手掛かりを探るため刑事に、オンの恋人ヤマコはオンと約束した教師に、そして、レイはオンの情報を集めるため刑務所に入り、出所後ヤクザになりました。3人はオンを探し求め、別々の人生を歩み始めます。
しかし、アメリカに支配され、本土からも見捨てられ、理不尽さを強いられる現実に、やり場のない怒りを募らせ、ある事件をきっかけに彼らの抑えていた感情が爆発。混沌と暴力に満ちた時代の沖縄で、やがてオンの失踪の謎にたどり着く3人、その衝撃の真実とは?

メガホンを取ったのは、『るろうに剣心』シリーズや『レジェンド&バタフライ』などの大友啓史監督。
小学校への米軍戦闘機墜落事故やコザ暴動など、歴史的な事実をベースに、1952〜1970年にかけての限りなくリアルな沖縄を再現。原作小説のエネルギーと世界観を映画として見事に昇華させています。

191分という長尺なのに、ひと時も目を離すことができない展開で見応えがありました。当時の沖縄のことは歴史として頭ではわかっていても、空気感や人々が実際どう感じてどう行動したのか、実感がありませんでした。でも、作品を観ているうちに、スクリーンの中に入り込んで自分もその時代を共に生きているような臨場感がありました。
日本の歴史を描けるのはやはり日本だけで、改めて邦画の底力を実感しました。

そして、それを体現された役者さんたちが素晴らしかったです。
主演のグスク、妻夫木聡さんの怒りと辛さを内包した繊細な演技、ヤマコを演じた広瀬すずさんの太陽のような力強さと涙、レイ役の窪田正孝さんの危うさを孕んだ不思議な魅力。そして、失踪したオン役の永山瑛太さんの全てを包み込むような大らかさがたまらなくカッコよかったです。
まさか、あんな“戦果”があったとは…全てがつながった時、号泣です。
原作者の真藤さんが仰るように「あらゆる近現代の物語は沖縄に通じている」からこそ、胸に刺さります。

『宝島』
9月19日(金)より全国公開
公式サイト:映画『宝島』公式サイト | 2025年9月19日(金)公開!
妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太
塚本晋也、中村蒼、瀧内公美、栄莉弥、尚玄、ピエール瀧、木幡竜、奥野瑛太、村田秀亮、デリック・ドーバー
監督:大友啓史
原作:真藤順丈『宝島』(講談社文庫)
配給: 東映/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
©真藤順丈/講談社 ©2025「宝島」製作委員会

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