古美術永澤 presents ミッツ・ザ・コレクション

2026.10.18

2026年10月18日放送『不倫ソング紅白』

音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、

毎週様々なテーマと共に70年代・80年代・90年代の音楽を

ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第224回目のテーマは『不倫ソング紅白』。

女性・男性、それぞれの視点から見た曲を交互におかけしました。

 

まず1曲目は、岩崎宏美さんで「シンデレラ・ハネムーン」。

「シンデレラ・ハネムーン」とは、シンデレラのように

深夜0時になると、家へ帰らなければいけないという「時間限定の逢瀬」。

どう考えても「不倫」ですよね。

デビューから宏美さんの曲を作詞してきた阿久悠さんは、

「もう宏美も大人なんだから」とこういう詞を書き、

それをサラッと歌いこなしてしまった、

当時まだ19歳の宏美さん。さすがです。

 

2曲目は、西城秀樹さんで「ブルースカイ ブルー」。

歌詞はさまざまな解釈がありますが、

「♪あのひとの指にからんでいた ゴールドの指輪をひきぬき」

という歌詞から、主人公は夫のいる女性を好きになってしまって、

周囲の大人たちから、無理やり仲を引き裂かれたと考えるのが自然でしょう。

「♪ふり向けば あの時の 目にしみる空の青さ思う」という歌詞がとても切ないです。

この青空の「青」は、「ブルーな気持ち」と、

「青春の記憶」の両方に掛けているのかもしれません。

 

3曲目は、今井美樹さんで「半袖」。

主人公の女性は、妻子ある男性と恋に落ちますが、

あるとき、家の庭先で子供と遊ぶ彼の姿を見てしまいます。

 「♪まぶしい陽を浴びて 細く美しい腕が白い半袖からのぞいていた」

という歌詞がこれも切ない。

島津ゆたか「ホテル」にも同じシチュエーションがありますが、

女性が歌うと、よりリアルで、切なく聞こえますね。

 

4曲目は、久保田利伸さんで「Missing」。

この曲、久保田さんの代表曲の1つですが、

意外なことに、シングルではなくアルバムの曲なんですね。

ファーストアルバム『SHAKE  IT  PARADISE』に収録された曲で、

男女問わず多くのアーティストにカバーされていますが、

「♪震える瞳が語りかけてた 出会いがもっと早ければと」

というフレーズは、「不倫あるある」ですね。

 

お別れの曲は、小川知子さん・谷村新司さんで「忘れていいの–愛の幕切れ–」。

最後は男女両方の視点からということで、

「男女デュエット」の不倫ソングで締めました。

小川知子さんといえば『金曜日の妻たちへ』のキャストの1人ですが、

実は、谷村新司さんが『金妻』の熱心なファンだったそうです。

「あの世界を歌にしたい」ということでこの曲を書き下ろして、

小川さんに「ぜひ一緒に歌ってほしい」とオファーしました。

歌番組で、小川さんの胸元が開いた服に谷村さんが手を入れる演出は、

いろいろ物議を醸しましたが、2人で決めたそうです。

番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、

mco@1242.com までお寄せください。

お葉書は、

〒100ー8439 ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。

次回の放送は、2026年10月25日(日)17:30〜です。

どんなテーマでどんなセレクト楽曲が繰り出されるのか、お楽しみに!

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パーソナリティ
  • ミッツ・マングローブ
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    ミッツ・マングローブ

    ドラァグ・クィーン・歌手・タレント。総じて「女装家」。
    1975年 4月10日 神奈川県横浜市生まれ
    10代中盤ををロンドンで過ごす。 慶應義塾大学法学部を卒業後、 英国ウエス卜ミンスター大学に入学。商業音楽全般を学ぶ。帰国後2000年ドラァグ・クイーンとして東京でデビュー。以降、各地のクラブを中心に様々な活動やイベントの主催をする傍ら、05年に星屑スキャットを結成。07年スナック「来夢来人」にて丸の内初の女装ママに。
    09年頃からテレビでも活躍。
    2011年「若いってすばらしい」で歌手デビュー。2012年3人組コーラスグループ“星屑スキャット”のメンバーとして「マグネット・ジョーに気をつけろ」で日本コロムビアよりメジャーデビュー。2018年星屑スキャット1stアルバム「化粧室」をリリース。野外フェスティバルへの出演含め精力的に活動中。
    2019年星屑スキャット初の全国ツアー「あ々喉仏」開催。
    2021年4月中野サンプラザを含む星屑スキャット全国ツアー「色、色々」開催。