音楽への造詣が深いミッツ・マングローブが、

毎週様々なテーマと共に７０年代・８０年代・９０年代の音楽を

ミッツ・マングローブ自身の解釈でお届けしていく番組『ミッツ・ザ・コレクション』。

第８１回目のテーマは『清涼飲料水のコマーシャルソング』。

まず１曲目は、Hi-Fi Setで「I feel  Coke’８７」。

コカ・コーラには、「スカッとさわやかコカ・コーラ」

「Yes Coke Yes」「Coke is it!」など、年代によって、

キャンペーンに合わせたキャッチコピーが変わりますが、

今回お聴きいただいたのは、８７年からの「I　FEEL　COKE」という

キャンペーンの曲としてつくられた楽曲です。

コマーシャルは、

ローラースケートや弓道といったスポーツバージョン、

街角バージョン、オフィスバージョンなどがあり、

どれも若者たちの笑顔が爽やかに弾けまくっています。

当時このまぶしすぎる笑顔がちょっと苦手・・と

感じる人もいたかもしれませんが、

多くの若者が共感を抱き、キャンペーンとしては大成功したようです。

続いての曲は、織田哲郎さんで「いつまでも変わらぬ愛を」。

織田さんのデビューは、１９７９年。

最初に注目されたのは、TUBEに

「シーズン・イン・ザ・サン」を提供した８６年だったそうです。

その後９０年に、同じく楽曲提供をしたB.B.クィーンズの

「おどるポンポコリン」がミリオンセラーを記録。

ポカリスエットのコマーシャルソングの起用は、

それらをふまえてのものだったと思われますが、

オンエアーされるやいなや、大ヒットしました。

コマーシャルには、宮沢りえさんの後を継ぎ、

当時１５歳だった一色紗英さんが出演。

その初々しさがポカリスエットの人気を爆押し。

その後も、織田さんが楽曲を提供した

ZARDの「揺れる想い」、DEENの「瞳そらさないで」など、

いわゆるビーイング系と呼ばれるアーティストの曲が起用され、

ポカリスエットはコマーシャルとともに人気を高めました。

３曲目は、竹内まりやさんで「ドリーム・オブ・ユー　〜レモンライムの青い風」。

こちらは「キリンレモン」コマーシャルソング。

この曲は、まりやさんにとっては２枚目のシングルで、

当時はまだ、竹内まりやの名前は有名ではなかったようですが、

曲はコマーシャルを通じて、子供たちにも認識されていたそうです。

お別れの曲は、米米CLUBで「Paradise」でした。

コカ・コーラ、ポカリスエット、キリンレモン。

どの曲も、共通した爽快感があったかと思いますが、

みなさんは、８０年代後半に

「Teens'(ティーンズ)」という炭酸飲料があったのを覚えていますか。

味の素から発売され、その時の曲がこの「Paradise」でした。

ティーンズという名前の通り、

コマーシャルは１０代の青春を意識したものだったそうです。

番組に関する感想・ご意見・ご要望などありましたら、

mco@１２４２.com までお寄せください。

お葉書は、

〒１００ー８４３９　ニッポン放送「ミッツ・ザ ・コレクション」まで。