観音温泉 るんるんタイム

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2021.12.09

【第56回】観音温泉と南伊豆・弓ヶ浜「青木さざえ店」!そのご縁とは?

鈴木会長・青木さん・上柳アナ

伊豆・奥下田「観音温泉」の魅力をお伝えする「観音温泉るんるんタイム」。観音温泉・鈴木和江会長に、上柳昌彦アナウンサーがたっぷりとお話を伺っています。鈴木会長と上柳アナは、下田・南伊豆にある観音温泉ゆかりのお店を訪問しています。今回は、観音温泉がある下田市を飛び出し、お隣・南伊豆町の弓ヶ浜にある「青木さざえ店」にお邪魔しました。

弓ヶ浜海岸

―伊豆急下田駅前から車で約20分、南伊豆町の弓ヶ浜海岸にやって来ました。まるで弓のように、きれいな弧を描いた海岸で、沖には静岡県の最南端・神子元島(みこもとしま)の灯台が見え、その向こうにうっすらと神津島が見えるという絶景です。今回はこの海岸の目の前にある「青木さざえ店」の二代目・青木孝秀(あおき・たかひで)さんにお話を伺いますが、体が筋肉質でお元気ですね?

青木:79歳になりました。いまでも毎朝1㎞、この海岸を泳いでいます。いまはウェットスーツがありますので、真冬でも見た目よりも温かいんですよ。観音温泉さんとは、もう40年ほどのお付き合いとなります。まだ、この店にいけすも無くて販路もあまりなかった頃、観音温泉に伺って、取引をお願いしたのが始まりです。いわゆる「営業」ですね。

鈴木:まだ、私の子供が小さい頃ですね。この海岸で泳がせてもらったりしました。

青木さんの話を聞く鈴木会長

―この場所で「青木さざえ店」を始めたのは、いつ頃のことですか?

青木:元々は弓ヶ浜海岸の「海の家」で、店もよしず張りでした。店を出したのは、東京からの電車が通る前(注)で、昭和30年代の観光ブームになる直前のことです。ちょこちょこ東京方面からのお客さまがお越しになるようになって、昼間にラーメンやカレー、親子丼をお出しする食堂を始めたのが最初ですね。

(注)伊豆急行線(伊東~伊豆急下田間)の開業は昭和36(1961)年12月10日。今年が60周年。

さざえのお造り

―今回、昼食として大変美味しいさざえやあわびをいただいたんですが、海産物を販売するようになったのは、いつ頃ですか?

青木:最初は品数の少ない食堂でも大丈夫だったんですが、次第に食堂を手掛けるお店も増えてまいりましたので、ほかのお店との差別化を図る意味で地元の海産物を取り扱うようになりました。この海岸でもさざえは獲れますよ。普通は(漁業権を持った)海女さんが素潜りで獲っています。約1kgあるの大きなさざえは、ここの沖合8kmくらいの所にある神子元島灯台のほぼ直下、水深20mくらいまで潜って獲ります。さすがに素潜りではいけないですけどね。

鈴木:海の話になると、青木さんの目が輝いていますね!

弓ヶ浜から見える神子元島の灯台

―青木さんから見て、観音温泉はどういうところが魅力ですか?

青木:常識的に考えれば、立地としては決して恵まれた所ではないと思うんです。普通ならそれをハンデと捉えてしまうところを、次から次へアイディアと発想で乗り越えられて、(新たな付加価値を見出し、)いまの観音温泉があると思うんです。そのパワーたるや、私にはちょっと想像できないレベルだと感じています。

鈴木:(そう仰っていただいて)とても嬉しいです。とはいえ、(地域の)皆さんに支えられて、いまがあるんだと思います。人は1人で生きていけないわけですから。普通なら、昨今のように、魚介類の価格が上がったら、それに合わせて「値上げします」と一言、言ってくれればいいと思うんです。でも、青木さんは、観音さんも大変だろうから、出来るだけ原価ギリギリのところで・・・と仰って下さるんです。その必死さが嬉しいんです。

青木:そこを仰っていただけたのは嬉しいですね。人間の基本としての「徳」があるかどうかの話ですから。信頼があるか、そうでないか。最大の称賛の言葉をいただいたような気がします。

(観音温泉・鈴木会長×青木さざえ店・青木孝秀さん×上柳アナのトーク、つづく)

南伊豆・弓ヶ浜「青木さざえ店」 (aokisazae.com)

観音温泉の夕食で出される伊勢海老

伊豆・奥下田の地に湧き出す超軟水・ph9.5の天然温泉「観音温泉」。お聴きのアナタからは、引き続き、鈴木会長への“人生相談”も、「上柳昌彦 あさぼらけ」の番組メール(ue@1242. com)で受け付けています。ユニークな発想力で、様々な苦難を乗り越えている鈴木会長。癒しのお声で語る、その“哲学”に、アナタも“生きるヒント”を感じてみませんか?

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パーソナリティ
  • 上柳 昌彦
    上柳 昌彦
    上柳 昌彦

    上柳 昌彦

    ■生年月日:1957年8月1日
    ■星座:しし座
    ■血液型:B型
    ■出身地:生まれは大阪、以降父の仕事の関係で各地を転々。
    ■最終学歴:立教大学 法学部
    ■趣味:
    ジョギング、ジム、トレッキングの後の一杯。
    鶴瓶さんの番組におじゃましてさりげなく出演すること。
    「ブラタモリ」を観ながら「そうなんだ」「そうなんですよ」と相槌を打つこと。
    商品開発担当者の方に開発秘話を伺うこと。