あなたは、地元の新聞を読んでいますか?
あなたは新聞をとっていますか?もちろん取っているというお家、電子版に切り替えたよという人、止めちゃったという方、様々だと思います。新聞は、政治・経済・社会の動き、国際情勢からスポーツ、文化まで、世の中の出来事を、まとめて知ることができるのですから、ありがたいですよね。ただ残念ながら、近年新聞を読む人が減っていると言われています。一般社団法人日本新聞協会の調査データを見ると、新聞の発行部数は、2000年がおよそ5,370万部。その20年後、去年2020年はおよそ3,509万部…。今、欲しい情報はスマホやパソコンで、すぐ調べられますからね。でも新聞の、特に地域面は、ネットを探しても出てこないような、独自の記事、地域の身近な出来事・生活に密着した、情報が掲載されています。これが新聞のいいところ。今回は、そんな新聞が「ふるさと納税の返礼品」になっちゃったというお話。舞台は、鳥取県にある、湯梨浜町。ここの新しい「ふるさと納税の返礼品」に地方紙の「日本海新聞」が新しく加わったのですって!返礼品に新聞。聞いたことないような。一体どんな意図があるのか?
湯梨浜町(ゆりはまちょう)は、鳥取県の中央に位置する日本海に面した町である。東伯郡に属する。
企画した「湯梨浜まちづくり株式会社」の鹿島えりさんにお話し伺います。
-日本のハワイ?-
晴の輔 湯梨浜町ってどんな街ですか?
鹿島「鳥取県の中央に位置して、人口約1万6千人の街です。湯梨浜町は泊村、東郷町と合併して出来たのですが、旧地名で羽合町(はわいちょう)という地名がありまして、そのご縁で『日本のハワイ』と言われております」
晴の輔 有名ですよね。観光名所は?
鹿島「湯梨浜町の中心の湯梨浜町を象徴する東郷湖があります。山陰八景にも数えられていますし、東郷湖周囲12㎞のコースが、全日本ノルディックウオーキング協会の全国 第一号にも認定されています。
東郷湖
また、全国的にも珍しい、湖底から湧き出る『高温の温泉』を利用した羽合温泉、東郷温泉という2つの温泉地が有名です。」
晴の輔 海にも面していて、山の恵みから海の恵みまで。
鹿島「鳥取県内では『初の取り組み』です。以前から湯梨浜町では、ふるさと納税をしていただいた方の中から、ご希望の方に『湯梨浜町の広報誌』『紹介文』などをお送りしました。その縁で『地元紙である日本海新聞を返礼品に加えたら』と思い付きました。」
日本海新聞
-僕のこと取材して!-
晴の輔 それぞれの地元には新聞はあります。「日本海新聞」の特徴は?
鹿島「県内の普及率70%圧倒的な、シェアを誇っています」
晴の輔 鳥取県内で70%!凄いです。
鹿島「そうですね」
鹿島「(笑)お伝えしておきます。地元紙は、世界や日本の情報のみならず、地域の暮らしに役立つ『コミュニケーションツール』としての役割もあり、生活の中に密着している、大きな存在だと思います」
晴の輔 鹿島さんが新聞を見る時に「ここだけはいつも見ている」と所はあります?
鹿島「『我が家の宝』というコーナーがありまして『誕生日を迎える子どもの写真』が掲載されています。それをチェックしています。同級生の子が載っていますので。」
晴の輔 鹿島さんは応募するのですか?
鹿島「下の子の誕生日が6月ですので手配しています。(笑)毎年やらせていただいています。」
鹿島「はい、毎年(笑)」
-美味しいものいっぱい-
晴の輔 いいですね、地元紙ならではです。湯梨浜町『ふるさと納税の返礼品』は他にどんなものがあるのでしょう。
鹿島「梨だと『東郷名産二十世紀梨』『新甘泉』やぶどう、イチゴなどの果物や、特A評価を得た『お米』『夏輝ブランド天然岩ガキ』『甘くて美味しい白いか』そして『松葉ガニ』など日本海の海産物などがあります。また東郷湖で採れる『大粒の蜆』や、完全陸上養殖の『湯梨浜ヒラメ』など、美味しい特産品がたくさんあります。」
二十世紀梨
夏輝ブランド天然岩ガキ
晴の輔 鳥取県は新幹線が通ってないけど「新甘泉」はあるよっていうネーミング。特産品は「故郷の物」なのですけど、地方新聞を「返礼品」に選んだのは
鹿島「そうですね。(笑)」
「どっちだ!?晴の輔」。
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。
「晴の輔さんが、湯梨浜町にふるさと納税をします。あ、そうなの?返礼品は日本海新聞です。これも決まっているんだ?で、もう1つ選ぶとしたら・・・
梨のブランド『新甘泉』
それとも
岩ガキのブランド『夏輝』 どっちだ!?晴の輔」
なるほどね。新聞で地元の情報知った上で、特産品を食べると、美味しさが増すってことね…
決めました!
「梨のブランド『新甘泉』」
なぜ「新甘泉」を選んだか?
今日は「鳥取県湯梨浜町のふるさと納税、返礼品に追加されたのは…地方新聞?」というトピックスでお届けしました。返礼品は「地元の食べ物」のイメージが強いですが、考えてみたら地方新聞は「活字から地元を味わえる」のですね。まさに地元の味じゃないですか。今回、お話を聞いて、気づきましたよ。
そんな「湯梨浜町のふるさと納税の返礼品」に
それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。
-WEB版こぼれ話し1-
晴の輔 返礼品は物以外にもあるのですか?
鹿島「温泉地ならではの温泉旅館の宿泊券や、日本海でのサーフィン体験ツアー、湯梨浜町内をめぐるツアーなど湯梨浜町内を、存分に楽しめる返礼品もご用意しています。」
晴の輔 盛りだくさん。
鹿島「湯梨浜町を知っていただく、いい機会だと思います。たくさんご用意していますので、コチラをご覧ください。」
-WEB版こぼれ話し2-
晴の輔 返礼品に新聞を取り入れたのはいつ頃から?
鹿島「5月中旬ぐらいから受付を始めています。初めての試みですので、どうなるのか(笑)。」
晴の輔 新聞社の方の反応は?
鹿島「『返礼品ですか?』と少し驚かれていました。」
晴の輔 決定にいたるまでの会議の中では、どのような意見が出た?
鹿島「ポジティブな意見が多かったです。寄付金額に応じて、購読を1ヶ月、3か月、6ヶ月、12ヶ月と選んでいただけます。どのようなスパンだと喜ばれるかな?も含めて検討しました。」
晴の輔 なるほどね。どのような反応なのか知りたいですね。
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