あなたは、「佐賀県」と聞いて、何を思い浮かべますか?
佐賀県(さがけん)は、日本の九州地方に位置する県。県庁所在地及び最大の都市は佐賀市。
唐津・伊万里・有田などは古くから陶磁器の産地として有名で、令制国の肥前国東部に相当する
今回は、佐賀県。福岡県と長崎県にはさまれて、北は玄界灘、南は有明海に接しています。有名なのは、社会の授業で習った「吉野ヶ里遺跡」。弥生時代、日本最大級の「環濠集落跡」。それから焼き物。「有田焼」「伊万里焼」「唐津焼」。でも正直一番ピンと来るのは、あれでしょ?お笑い芸人の「はなわ」さんが歌ったS・A・G・A佐賀♪の「佐賀県」。あと「島田洋七」師匠の佐賀の「がばいばあちゃん」。そんなイメージが強いかな。2007年、夏の甲子園「佐賀北高校」の「がばい旋風」なんてのもありました。そんな佐賀県ですが、今、県を盛り上げるために「あること」で地域活性化を目指す、ユニークな会が発足しました。その会とは「佐賀をプリン県に実行委員会」!「プリン県」って、香川県の「うどん県」が有名ですが、佐賀県はプリンが有名なのでしょうか?気になります。
「佐賀をプリン県に実行委員会」の代表、大富藍子さんにお話し伺います。
大富藍子さん
晴の輔 「佐賀をプリン県に実行委員会」とは面白い会を作りましたね。
大富「面白がっていただけるのが、ありがたいです。『佐賀をプリン県にする』ために集まったメンバーですね。大体10代の大学生から、50歳ぐらいまでのメンバーがいます。」
晴の輔 どんな活動をしてきたのですか?
大富「プリンの掘り起こしのために、マップづくりからスタートしました。そのためにはプリンの試食をしないとだめだよね、とプリンを並べて、糖度計で『糖度を計ったり』、『弾力を計ったり』とか『硬め』『柔らかめ』とか。」
大富「実験室みたいな勢いで調べました。」
晴の輔 プリンで佐賀県を盛り上げようとしたきっかけは?
大富「私自身もプリンを作っているのですよ。お客さんが『あそこのプリン美味しいよー』とか『このプリン食べてみて』とか持ってきてくれて、いろんな『プリン情報』を教えてもらい、佐賀ってものすごくいっぱいプリンあるやんと思って。」
大富「有名なプリンもありますけど、佐賀県がプリンっていう感じではないのです。ただ、多くの『面白いプリン』はすごくいっぱいあるのですよ。お寿司屋さんが作る『人妻プリン』っていうのがあります。お寿司屋さんも作れば、ハンバーグ屋さんが作る『独身プリン』もあります。
晴の輔 お寿司屋さんは出来れば「茶碗蒸し」作って欲しいです。(笑)しかも「人妻プリン」?
大富「人妻が作っているのでしょうね。」
晴の輔 (笑)「独身プリン」は独身の方が作られている。何か分からないですけど、独身だから柔らかめで、人妻は『身を固めた』から、ちょっと固めのプリン。
大富「(笑)いや、ぶりぶりしているのかも。(笑) 『人妻プリン』さんは、1番人気の『真由美のカスタード』。『クレメンティ』というみかんが佐賀にあるのですけど、それを使った『陽子のクレメンティン』。プリンの一つ一つに名前が書いてあり、箱には『佐賀人妻が冷たくされると喜びます』と書いてあるのですよ(笑)」
晴の輔 冷たくされると「佐賀の人妻は喜びます。」
大富「冷たくしないと。(笑) 冷やして食べると美味しいのですよね。」
晴の輔 訳が分からなくなってまいりました。(笑) 他にはどんなプリンがあるのですか。
大富「有田焼の陶器に入ったプリン。これは焼き物を売っているのか、プリンを売っているのか…(笑)。パティシエさんが作られた美味しいプリンも、もちろんあります。メンバーの中にはプリンを愛する『プリン王子』がいますけど、それだと面白くないので『プリンス』と言っています。」
大富「いえいえ、わたしは『プリンおばさん』ぐらいで、子供たちに『プリンさん』って呼ばれています。」
晴の輔 今後はどのような活動していきたいですか?
大富「今後は『MAP』を完成させて、佐賀県をアピールします。そしてプリンが大集合して、プリン1位を決める『P-1グランプリ』の開催。『プリンダンス』『プリン体操』とか作ったら面白いですよね。」
晴の輔 このお話だけで明るくなりますよ。佐賀県の人は、そんなにプリンを食べるのですか?
大富「佐賀県は2018年にプリンの『消費個数』『支出金額』共に全国1位というデータが見つかったのですよ。もの凄く食べています。」
晴の輔 それは説得力あるじゃないですか!それを先に言ってくれたら!
大富「(笑)さすが~(笑)」
晴の輔 ありがとうございます
「どっちだ!?晴の輔」。
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。
「晴の輔さんが今、食べたい佐賀のプリンは・・・
『人妻プリン』
それとも
『有田焼プリン』
どっちだ!?晴の輔」
ああ「人妻プリン」のインパクトはすごいからね…お寿司屋さんが作っているのでしょ?どうするかね、これは…
決めました!
「有田焼プリン」
プリンの PR には、こっちかなと思って。
今日は「佐賀県の地域活性化を目指すユニークな会が発足!目指すは・・・プリン県??」というトピックスでお届けしました。佐賀県はプリンの消費個数・支出金額が、1位だったことがあるのですね。大富さんは、自らプリンを作っているからこそ、プリンの話に勢いがあって、何よりも楽しそう。このままいくと佐賀県といえば、「はなわさん」「がばいばあちゃん」そして「プリン」と言われる日が来るかもしれません
そんな「佐賀をプリン県に実行委員会」に
それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。
-WEB版こぼれ話し1-
晴の輔 他にも何かプリンありますか?
大富「私が食べたのは『佐賀の農産物・みかんプリン』数年前にイベントで発売されていて、今は見当たらない『有明海の海苔プリン』カラメルの代わりに『海苔の佃煮』が入っているものです。佐賀は日本酒が有名で『日本酒プリン』、いちご農家が作る『いちごプリン』嬉野茶を使った『抹茶プリン』有田焼の器に入った『有田焼プリン』『プリンおじさん』というメニューなのか、『プリンおじさん』という人がいるのか今調査中のところもあります。
-WEB版こぼれ話し2-
晴の輔 大富さんプリンを作られているのですよね。
大富「私は酪農と肥育牛の牧場に嫁ぎまして、『日本初の熟成で味が変化する牧場プリン』をキャッチフレーズで【牧場プリン3】というプリンを作っています。味が徐々に変わるのです。作りたてや、1日目・2日目とかは『たまごの味が強く、甘みが感じられる味』なのですが、3日目からは『ミルク感』が出てきて、徐々に上部のクリーム層がバターっぽくなります。」
晴の輔 ワインが熟成するように。それは魅力的。旦那さんは、大富さんがプリンに夢中になっていることを、どう思われているのでしょう。
大富「『好きなことしていいよ』と言ってもらえています。」
晴の輔 いい旦那さんじゃないですか。
大富「そうなんですよ。ものすごく出来た旦那さんです。」
晴の輔 柔らかいプリンで包んであげたいです。
大富「(笑)」
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