あなたは、「公園の中にあるもの」と聞いて、何をイメージしますか?
あなたは近所の公園へ行きますか。「公園の前は、いつも通るのだけど」、という方が多いのでは。公園の定義は幅広い。瀬戸内海国立公園、何て言うと、あれはもう瀬戸内海まるまるが公園ですから。その目的は自然保護のため、国がちゃんと管理していますよってこと。一般的な公園と言えば、地域にある公園です。「都市公園」なんて言い方します。地域のコミュニケーションの場であり、今は「防災」の面でも、大切な場所。その「都市公園」全国にどれくらいあると思います?国土交通省の都市公園のデータベースによると、平成30年度末までで、11万279ヶ所。そんなにあるのですね!11万279ヶ所って、何か「デーモン閣下」の10万24歳みたいですけど。僕は小さい頃、近所の公園で友達と集まって、かくれんぼしました。大人になった今は、時々東京の「井の頭恩賜公園」や、「砧公園」など、やや大きめの公園に行ったりします。
今回は、その公園をピックアップ。先月、長野県の空の玄関口「信州まつもと空港」に隣接する、「信州スカイパーク」という県内最大規模の公園があるのですが、その公園に「信州まつもと空港」にある滑走路と、そっくりの「ミニ滑走路」ができて注目を集めています。飛行場の滑走路。普段は足を踏み入れることがありませんから、どのようなものなのか。
松本市(まつもとし)は、長野県中信地方に位置する市。国際会議観光都市に指定されている。特例市制度廃止に伴う2021年の中核市移行を予定している。なお、ミニ滑走路は塩尻市に位置しています。市境は入り組んでいることも、一般的にはあり知られていません。
この「ミニ滑走路」を手掛けた、松本建設事務所・公園管理係の伴野光彦さんにお話しを伺います。
晴の輔 「ミニ滑走路」それは全国で初めてなのでは?
伴野「私の知る限りで『ミニ滑走路』は日本初では無いのですけど。本物の滑走路の、すぐ脇で、かつ平行に設置しているのは、ここだけだと思います。」
晴の輔 平行とは、同じ角度で設置しているのは初めて。日本初。大きさは?
伴野「本物の『信州まつもと空港』滑走路は、長さ2,000mで幅45mです。『ミニ滑走路』は1/80、長さは25m、 幅は1/11の4メートルの大きさとなっています。ちょうど小学校の25mプール、1.5レーンぶんぐらいの大きさです。」
晴の輔 いかに、本物の滑走路がでかいか!自慢できるものは?
伴野「ちょっとした自慢ですが、標高は日本一『日本で一番空に近い』ミニ滑走路です。」
伴野「『信州まつもと空港』が日本で一番標高が高いので、『ミニ滑走路』もそうなります。」
晴の輔 標高は?
伴野「657mです。」
伴野「(笑)とても空が綺麗に映える空港です。」
晴の輔 作るにあたっての、こだわりの部分は?
伴野「飛行機が着陸するための、『目標点』、滑走路にある目印ですね、できるだけ忠実にペイントをしようということで、滑走路の両端には、その方角を示す数字が書かれているのですが、ここでは『北側18南側36』とあります。そのフォントについても同じように再現しています。色も同じオレンジ色に塗っています。できるだけリアルになるよう頑張ってみました。」
晴の輔 限りなく本物に近いということ。ミニ滑走路は、いつ頃から計画されたのでしょう。
伴野「構想は昨年の4月、実際に作ろうとなったのは今年の4月です。」
晴の輔 完成までに、どれくらいかかったのですか?
伴野「実際の製作期間は一週間。」
晴の輔 構想一年、作るのに一週間!飛行機並みの早さではないですか!(笑)
伴野「自由に、誰が入ってもいいです。」
晴の輔 寝転んでもいいわけですか?
伴野「OKです。そういうことをやっていただきたいです。」
晴の輔 (笑) 滑走路で寝転ぶっていうことが絶対にできないです。
伴野「できないです。本物の方に入ってしまいますと『罰金』となります。それだけは止めてもらいたいですし、模型飛行機とか、ドローンとかを飛ばすのも禁止になっています。航空法違反になります。」
晴の輔 隣の本物があればあるほど、ちょっとワクワク感が増します。
伴野「とてもキレイな機体の飛行機が、日々違うのが飛んでまいります。」
晴の輔 ファミリー層とかがお見えになるのが多いですか。
伴野「ファミリー層が多いです。あとカメラを持って飛行機を撮りに来る方。お子様方は大喜びです。飛び立つ飛行機に手を振ったりします。するとパイロットさんが手を振ってくれるのです。」
晴の輔 それは堪らない。
伴野「身近にある空港ですね。」
晴の輔 滑走路は魅力あります。伴野さんは、飛行機でどこか行くことは、あるのですか。
伴野「昨年初めて、松本から札幌丘珠便に乗りました。信州松本平の美しさと、自宅が見えたので『おおっ』と思いました。(笑)」
晴の輔 (笑) 見つけて嬉しいでしょ。
伴野「嬉しかったですね。」
晴の輔 「信州まつもと空港」降りる時に、その「ミニ滑走路」見つけられたら嬉しいでしょうね。
伴野「今度、『ミニ滑走路』がどういう風に見えるのかなーって、それちょっと楽しみしたいなと思っています。」
「どっちだ!?晴の輔」。
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーでございます。
「晴の輔さんが、信州スカイパークのミニ滑走路へ行ったら・・・
『ピースをして写真を撮る』
それとも
『ジャンプして写真を撮る』
どっちだ!?晴の輔」
ンふぅ、これはね…
決めました!
「ジャンプして写真を撮る」
その時ね、僕はテンション上がって言うよ!
今日は「長野県松本市の信州スカイパークに新スポットが誕生!公園の中に滑走路?!」というトピックスでお届けしました。本物の空港の、すぐ脇に並行して作られた「ミニ滑走路」ミニと言っても、小学校の25mプール級ですからね、そこを駆け抜けて、人生のさらなるステージへ羽ばたきたい!ナンチャッテ。
そんな「信州スカイパークのミニ滑走路」に
それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。
-WEB版こぼれ話し1-
晴の輔 何故、滑走路を作ろうと思ったのですか。
伴野「きっかけはですね、公園の指定管理者『トイボックス』さんと『松本空港管理事務所』の担当者との間で、『信州スカイパークの名にふさわしいスポットってあるかな?』という会話がありました。『スカイロード10(信州スカイパーク自慢の空港を1周できる10kmランニングコース)はあるが、他にはないなあ。スカイパークらしいスポットが欲しいよね』、となりました。そこで、『歩道に空港の滑走路を似せてペイントしたらどうか?』という案があがり、もともと飛行機を見にくる方がたくさんいますので、『これはインスタ映えするのではないか!やるなら、リアルに作ろう!』ということになりました。」
晴の輔 「インスタ映え」は重要なのですね。写真撮るところがないと寂しいですからね。
伴野「多くの方に来ていただきたいです。」
-WEB版こぼれ話し2-
晴の輔 反響はどうでしょう。
伴野「ツイッターでもたくさん反応があり、とても驚いています。9月5日に『ミニ滑走路』の開港式を行いまして、そこでの反応が凄かったです。やってよかったと思います。」
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