あなたが印象に残っている「ことば」って、ありますか?

言葉、「言う」に葉っぱの「葉」と書いて「言葉」。その昔は「言う」に翼の「羽」と書いて「言羽」と表現した時期もあったそうです。葉っぱの「葉」がいいですね。口から言ったことが、「新緑の葉っぱ」のように生き生きしたり、時には枯れたり、時にはそこから花が咲いたり。言葉って奥深い。僕は落語家ですから、言葉の使い方には、かなり敏感。最近はネットの書き込みとかで、心無い言葉が増えちゃったかな…それがちょっと残念です。でもそれ以上に言葉は、相手を喜ばせたり、励ましたり、勇気づけたりできる力があります。人の心を動かせるのも言葉です。そんな中、言葉を通じて、街の魅力を全国へ発信しているのが、愛媛県の松山市。その松山市が10年ぶりに「だから、ことば大募集!」という「ことば」にまつわる作品を全国から募集しているのですって。「ことば」を通じたまちづくりって気になります。

松山市(まつやまし)は、愛媛県の中部に位置する約50万9千人の人口を有する四国最大の都市である。中四国においては、政令指定都市である広島市・岡山市に次ぐ3番目の人口規模を有する。
松山市役所 文化・ことば課の浦川健太さんにお話し伺います。
晴の輔 松山市で「だから、ことば大募集!」とは、どのような内容なのですか?
浦川『ことばを大切にするまち・松山』と名乗らせていただいており。その魅力を高める取り組みとして、「ことば」を全国から広く募集するというものです。20年前の2000年に初めて行いまして、2回目は10年前の2010年。今回が10年ぶり3回目の募集になります」

「だから、ことば大募集」発表会
晴の輔 10年に1度の開催。募集した「ことば」が街にあるのですか?
浦川「寄せられた『ことば』は、松山市内の『路面電車』、『松山城のロープウェイ』、『松山空港』とか、市内の様々な場所に「街はことばのミュージアム」と題して、展示させていただいております。」

伊予鉄道の路面電車

松山城ロープウェイ

松山空港階段

ロープウェイ商店街の街灯下タペストリー

松山観光港
晴の輔 街中に「ことば」が溢れている!今回、募集のテーマはあるのですか。
浦川「『募集のテーマ』は『想』(おもい)です。家族や友人、大切な人、ペットへの想い、世の中に伝えたい想い、思い出に残っていることば、好きなことへの情熱、大好きなことば、何気ない日々のつぶやきなど、あなたの心の中にある想いを自由に、ことばにして送ってほしいと思っています。」


浦川「(笑)ありがとうございます。少しでも明るくなれれば嬉しいです。」
晴の輔 心に思っていることを、「ことば」に出して欲しい。選ばれると?
浦川「賞金をご用意させていただいております。大賞には10万円、優秀賞には5万円。入賞は1万円。」
晴の輔 「ことば」の募集だから、商品は「おめでとう」という言葉で十分なのでは。(笑) 松山市は「ことばの街」なんですね。
浦川「『正岡子規』、『高浜虚子』などの俳人を輩出しています。また『夏目漱石』の『坊ちゃん』、『司馬遼太郎』の『坂の上の雲』などの小説の舞台にもなっておりまして、文化的土壌が豊かな街であり、『ことばの街』と言わせてもらっています。今だと、高校生の俳句全国大会『俳句甲子園』をやっており、市内の90箇所以上に『俳句ポスト』を設置しました。『ことばを活かしたまちづくり』なのです。」
晴の輔 そもそも浦川さんは、松山市役所の「文化・ことば課」。
浦川「全国でも松山市だけの課ではないかと。」

集めた言葉で、印象に残っているものとかあります?
浦川「最初の2000年は『21世紀に残したいことば』で募集して、松山市長賞に輝いた作品『恋し、結婚し、母になったこの街でおばあちゃんになりたい!』です。」

晴の輔 染み入りますね。森高千里さんの私がオバさんになったら♪みたいです。「この街で、私がおばあちゃんになったら」感動です。浦川さんは、ご結婚されていますか?
浦川「はい、子どもが6月に生まれたばかりです。女の子です。」
晴の輔 まさに「恋し、結婚し、母になったこの街でおばあちゃんになりたい!」
浦川「そうですね、そこまで行ってもらいたいです。(笑)」
晴の輔 娘さんも松山市で恋をして、パパは嫉妬するんじゃないですか?(笑) 言葉の力は感じますか?
浦川「『人の心を動かす力』はあると思います。晴の輔さんのように、『人を喜ばせたり、楽しませたりすることもできる』そんな力があると思っています。」

浦川「(笑)」
晴の輔 スベるのを楽しめるようになると、これまた一皮むけるのですけどね。

「どっちだ!?晴の輔」。
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。
私がそれを選ぶというコーナーです。
「晴の輔さんが『だから、ことば大募集』に応募するなら・・・・
・『落語への想をことばにする』
それとも、
・『ラジオへの想をことばにする』
どっちだ!?晴の輔」
ふふっ、今回のテーマが「想」だもんね、あのね、落語とラジオを天秤にかけるようなことはしない。
決めました!
「両方の想をことばにする」
頂いたお仕事というのは、落語であれ、ラジオであれ、ありがたいの。頂いたお仕事を焦らず「一歩一歩やって行く」

今日は、「ことばの町!愛媛県松山市が10年ぶりに「ことば」を大募集!そこに込めた想いとは?」というトピックスでお届けしました。松山いいですね。行ったら、道後温泉に浸かって体がポカポカ。さらに、心に響く言葉にもゆっくり浸かれるわけでしょう。今回の募集でどんな「ことば」が選ばれるのか楽しみです。
そんな「松山市の『だから、ことば大募集!』」に

応募締め切りは10月31日までとなっています。
詳しいことは「だから、ことば大募集!」のホームページをご覧ください。
それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。

-WEB版こぼれ話し1-
晴の輔 「想い」というテーマにしたきっかけは?
浦川「コロナ禍によって、新しい生活様式が求められるなど、日常が大きく様変わりしています。行きたい場所に行けない、会いたい人に会えない、やりたいことができないなど、人や場所、物事への『想い』を募らせている今、その『想い』を『ことば』に託していただきたいです。」
晴の輔 こんな時期だからこそ。それ以外に条件とかは?
浦川「日本語で30文字以内、外国語は12words以内ですが、他は特にはありません。」
-WEB版こぼれ話し2-
晴の輔 浦川さんの好きな言葉は?
浦川「『為せば成る、為さねば成らぬ何事も』。人生これからも、失敗を恐れず色んな事に挑戦していきたいですね。」
晴の輔 家族のためにも。その言葉で応募はしないのですか?
浦川「(笑)さすがに著作権などもありますので。(笑)自分の言葉で応募してみようかと思っています。」

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