あなたは日頃「俳句」を詠みますか?

季語を入れ、五・七・五で表現する「俳句」。
最近はテレビの俳句コーナーが凄い人気。ひょっとしたら、あなたが飲んでいる「お茶」のパッケージに俳句が書いてあったりして…。どうです?皆さんに「おーい」と聞いてみたい。
俳人・正岡子規のふるさと愛媛県松山市では、今年も、高校生を対象にした俳句大会「俳句甲子園」が開催されました。松山市に本社がある「愛媛新聞」では、現在、俳句は俳句でも…「クロヌリハイク」の募集をしています。
「クロヌリハイク」…何でも、新聞記事を黒く塗りつぶして、俳句を浮かび上がらせて作るそうなのですよ…「俳句」というより「黒塗り文書」(笑)
では、その楽しみ方について、「クロヌリハイク」の創案者、愛媛新聞販売店エリアサービス石井南の所長、黒田マキさんにお話しを伺います。
晴の輔 いきなりなのですが、「黒田マキ」さんって本名ですか?
黒田「女性だと思いました?最初。」
晴の輔 パッと見た時に、お名前がカタカナでしたので。
黒田「これはペンネーム、『クロヌリ俳号』ですね。」
晴の輔 俳句のお名前。
黒田「クロヌリハイク』をするときに、黒ペンの『マッキ―』を使っていたので『黒田マッキ―』そして『黒田マキ』」

晴の輔 そういうことだったのですね。僕自身が俳句をたしなんだことがないのですけど、「クロヌリハイク」は難しくはないのですか?
黒田「意外とですね、俳句をやっていない人の方が作りやすいのですよ。ちょっとかじっている方は、どうしても『自分の言葉』で作りたがります。『クロヌリハイク』だと『自分の言葉』はいりません。新聞に掲載されている言葉を使えばいいだけなので。」
晴の輔 そうか、そもそも新聞の記事の言葉から、俳句を浮かび上がらせる。
黒田「そうです。まずは『季語』を探します。その近くに何かビビッときた言葉を探し、五七五っぽくします。あとはそれ以外のところを黒く塗りつぶします。」

晴の輔 黒く塗りつぶすところは多いですよね?
黒田「そうですね。ただ、なるべくコンパクトに作ることを、おススメします。」
晴の輔 新聞記事をかなり「ガン見」するというか。
黒田「中学校などで授業して欲しいという要望があって、うかがいますと子どもたちが真剣に新聞を読むのですよ。」

晴の輔 ははあ~。
黒田「もちろん違った意味ですけど(笑)」
晴の輔 でも新聞だと絶対に言わないような言葉が、いっぱい載っていますからね。やはり子どもたちが選ぶ「好きな言葉」とかあったりするのですか?

黒田「あ~(笑)やっぱり下ネタが多いですね。(笑)中学生がそういうの好きなのですね。」
晴の輔 それがむしろ中学生らしい。
黒田「そうですね。あとはやはり『恋の歌』。自分の言葉だと恥ずかしくて、生み出せないのだけど、人の言葉を借りて作るから恥ずかしくないらしいのですね。」

晴の輔 小学生では?
黒田「直観で、まさに大人の考えでは思い浮かばない言葉のチョイスをするので、面白いです。一文字ずつ抜いていく子もいますね。『あ』とか『い』とか『う』を探して。延々と探すのですよ。(笑)」

晴の輔 大人は「いい言葉」を選ぼうとかするのですか?
黒田「大人はこだわって、『いい言葉』を探そう、探そうとして出来ないのですよ。どうしても自分の作りたいものに寄せようとするから、そこでストップしてしまうのです。」
晴の輔 今回、愛媛新聞で現在募集している「クロヌリハイクコンテスト」なのですけど、今年で2回目。
黒田「『自由部門』と『課題部門』がありまして、『自由部門』は愛媛新聞を使っていただく部門です。」
晴の輔 愛媛新聞に掲載されているものなら、どこを使ってもいいと。
黒田「県外の方や、『愛媛新聞』をご購読でない方のために、『課題部門』を作りました。課題の紙面を2つ用意しましたので、それをダウンロードしていただいて、『クロヌリハイク』に挑戦していただきます。」
晴の輔 締め切り日は?
黒田「あと少しですよ、9月6日・クロ!」
晴の輔 (笑)そういうことですか!
黒田「(笑)必着になっていますけど、当日消印でもいいですよ。」
晴の輔 クロの日を目指して。塗りつぶして!クロヌリハイクの作品はどこかで見ることはできるのですか?
黒田「前回の優秀作品などは愛媛新聞のホームページに載っております。『クロヌリハイク』で検索すると、いろいろと画像も出てきたりします。そして『100年俳句計画』という松山で発行している俳句の雑誌で、毎月私の作品が掲載されています。」


晴の輔 僕も、子ども心をもって、クロヌリハイクにチャレンジしたいなと思います。
黒田「ぜひぜひ、お願いいたします。」
晴の輔 大人の心を捨てないとダメですよね?
黒田「はい、あと諦めが肝心です。ダメだと思ったら次の記事に行くとか。違う言葉探すとか」
晴の輔 なるほど。

「どっちだ!?晴の輔」
毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。
今、お題が来ました!「晴の輔さんがこの夏の想い出を一句詠むなら・・・
「クロヌリハイクで詠む」 それとも 「普通の俳句で詠む」 どっちだ!?晴の輔」
ンフッフッフッ。今の僕は普通の俳句だと、思い浮かべた言葉を並べちゃいそうだからなあ…。
決めました!
「クロヌリハイクで詠む」
子ども心に返って、黒く塗りつぶしますよ!というかね僕は、立川談志の孫弟子ですよ?ブラックな一門の落語家です。

今日は、「新聞を塗りつぶして、五・七・五…愛媛新聞が募集する『クロヌリハイク』って何!?」というトピックスでお届けしました。いやあ早速やってみたいですね。「課題部門」ダウンロードしてチャレンジしてみますか!皆さんもやってみませんか?「クロヌリハイクコンテスト」締め切りは9月6日・クロの日ですから。ぜひぜひ!宛先をクロヌリしないように!
そんな「クロヌリハイク」に

それでは、次回もお会いしましょう!立川晴の輔でした。

晴の輔 ということで・・・さっそく、愛媛新聞の「課題紙面」をダウンロードして一句詠んでみました。

晴の輔 「ゲンゴロウ」が「ラグビーボール」に見えたので・・・

黒田マキさんにも見てもらい、コメントまで頂きました!
「師匠、流石ですねぇ。2019年ラグビーワールドカップに残念ながら代表に選ばれなかった五郎丸選手が、落ち葉越しにそっと見守っているという句でしょうかね?『ていたの』の所が読みやすいように工夫してクロヌリしていて素晴らしいです。ぜひコンテストにも応募してください!」黒田マキ
-WEB版こぼれ話し1-
晴の輔 クロヌリハイクを思いついた、きっかけ何ですか?
黒田「『新聞で遊べないかな』と考えていた頃にですね、オースティン・クレオンというアメリカのアーティスト・詩人が、同じように英字新聞で黒く塗ってポエム・キャッチコピーのようなものを作っていたのを見て『コレはいける!』と思いました。愛媛県松山市は正岡子規の生まれたところで、これは黒塗りで俳句をしたら面白いのではないか?松山らしさが出るのではないか?と思いクロヌリハイクを始めました。」
晴の輔 正岡子規の松山から、クロヌリハイクが生まれるって、歴史を超えて、時代を超えて!
黒田「正岡子規が今いてもやっていたと思いますね。面白がって。(笑)」
晴の輔 黒田マキさんが、正岡子規の生まれ変わりでは?
黒田「(爆笑)そんなことをいうと松山市民が怒り出します!(笑)」
晴の輔 でも嬉しいでしょうね。俳句の文化があるところから、新しい発想の俳句が生まれてきたわけですから。
黒田「多分、正岡子規さんも喜んでくれていると思うのですけど(笑)」
晴の輔 俳句とは違い、クロヌリハイクは、新聞から、面白い言葉を見つけて、組み合わせることで作り出す。
黒田「そうです。いかに言葉を見つけることができるか!」
晴の輔 宝探し的な部分と、パズル的な感じになるのですよね?
黒田「子どもたちも、新聞の中から言葉を選び出して、恐竜の骨を見つけ出す発掘作業のように楽しんでやっています。(笑)」
-WEB版こぼれ話し2-
黒田「塗り方にも、いろいろ工夫があります。『ベターッ』という塗り方もありますし、『余白を残す』とか『雑に塗る』とか、それぞれクロヌリハイクの印象も変わります。」

晴の輔 塗り方によっては…アートにもなる!
黒田「そうなのです。意外とこれがアートになるのです!同じクロヌリハイクでも塗り方や切り方でも違いがでます。手でちぎったり、丸や四角に切ったりしても印象が変わってきます。」

晴の輔 そうか、新聞記事自体も切っていいのですか?
黒田「そうです。いらないところは切って構いません。俳句さえ浮かび上がればいいので。」
晴の輔 動物の言葉があったら、動物の形に切っていいのですね?
黒田「それはもう紙切りのようにやっていただいて結構です。」
晴の輔 紙切りの要素もあるのですね!
黒田「ありますよ~!額に入れたら、ちょっとしたアートになります。」
晴の輔 ワークショップとかやられていたりしているのですか?
黒田「ワークショップもやっていますし、カルチャー教室で先生もやっています。」
晴の輔 お願いしたいときは、販売店・エリアサービス石井南店に連絡すればよろしいのですか?
黒田「連絡していただいても構いませんし、愛媛新聞社でも大丈夫です。」
晴の輔 聴いていますとやってみたくなりますね。
黒田「やりましょう、ぜひ!」
晴の輔 黒塗りと聞くと、行政の公文書…文書の改ざん…。一瞬それをイメージしてしまいました。
黒田「(笑)私も最初、本社には内緒でやっていました。怒られるのではないかと。」
晴の輔 ある時から認められた?
黒田「そうなのです。これは面白い!ということで。」
晴の輔 9月6日・クロの日までに作品を送らなければ!
黒田「待っていますよ!」

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